2挺
「ビル、通信機耳つけたか〜?お前が一番死にやすそうだからな、死んだりしたら俺に敵さんが押し付けられんじゃねーかよ。わかったか?」
ケッ!!!
思いっきりそっぽを向きながら耳に通信機をはめ込む。
そのまま、トンネル方面に歩き出した。ジェガーのほうはみねぇ。
多分あいつも崖側に歩き出してるだろうから、見なくてもそんなもんわかる。
あいつとは腐れ縁なげーからな。
でも、時々思う、俺らはビジネスパートナーだ、だからこそビジネスが終わった後
そして、リオンのねーちゃんから解雇を言い渡されたら、、、、。
もしもの話だ。もしも、あいつが敵に回ったら、もし敵だったら。多分俺はこの場で打ち抜かれる。1発だ。
こういう仕事をしたことがないなんて事はない。
裏切って、撃ち殺す。もしくは捕虜を歩かせて相手が数歩でも歩いたら滅多撃ち。
それを一瞬思ってちらりと後ろを振り返る、ジェガーはあっさりと崖側に歩いてる。
ほっと息をつく。味方が敵じゃないなんて絶対いえないもんさ、俺らは金で生きてんだ。
リオンより高い報酬、地位を確実に与えてくれるつうんなら下手したら、動く。
仲間だと信じた瞬間、頭に弾丸が数発。
いっぱい居るぜそういう奴。情報作戦ってところだ、そういうのは酷くハートにヘビーだ。
異常に傷つくんだ。はんぱねぇぐらいに、傷ついて絶望して恐怖に慄いた瞬間に頭んなかが血と脳みそでスパークしやがる。
まあ、ジェガーには不向きだろな、俺も金がよくなきゃ無理。まあ今日も金の為にあー頑張ろうと思う
おっと、海のかなたにはお船が一艘ぷーかぷーかとっくるか。
早めに準備だな。弾丸と、あんのおっさんが俺の銃に細工やらなんかつめたりしてないか確かめなきゃな。
仲間だけど信頼は出来ない、でも仲間だから目の前で調べて疑うわけにも行かないそんなもんさ。
船の速度から見て10分、上陸はボートなんてアホはしねーだろうから、突っ込んでくるだろうなー。
あの船結構な大きさ。何人つれてくんだ?30とか40人とかだったら俺ら死ぬぜ?
まあ早めに準備とするか。
とりあえず地雷は埋めた。手榴弾もったし。後はイエローモンキーの大野君にもらったバクチク玩具、ロケット花火。なんで俺こんなもん持ってんだか。
まあ脅しには使えンだろ。
ライトマシンガンかなんか装備してると思われるだろうし。
ロケット花火なら、味方に援護を頼んでるって見られるかもしれないから一旦引く可能性もある。
まあ、何ていうかいいように俺が思ってるって意味にもなるがな。
まあ、あの船はグレネード・ランチャーでもねー限り俺らの持ってる銃と手榴弾じゃ駄目だな。
まー、それ様にやっては、、、、あるがな。大丈夫か?アレ?
後来るのは5分後か、まあ見たところ中身も何もないとりあえず、暴発って事は薄そうだな。
暴発して俺の指ごと吹っ飛ぶなんてごめんだぜ。
俺の手の中で、ハンドガンが重々しくガチャリとトンネルの中で何十にも響く。
後、2分。
後1分。
後、30秒。
後、1秒。
砂を裂く音がザガザガと進んできやがる。まるで、軍隊だ。
でも人間が歩く音じゃねー、船が浅瀬に乗り上げてくる音だ。
あー、もう少し、、、もう少し、乗り上げろ。
俺はそっと船の甲板を見つめた、スナイパーは、、、居ないだろうかと。
隠れつつ俺は様子を伺う。
下手にゲームに浮かれて、いきなりゲームオーバーじゃ最悪だぜ。
派手な地響きが起きて、一瞬置いてから、爆音が響く。
かかったらしい。
浜辺の先っちょに、戦車用の地雷何個か埋めたんだよねー。
あー、ジェガーの無事を祈るだけだな。
キンキンと俺の顔元近くで銃がはじける。俺はトンネルの奥に下がる。
スナイパー様が気づいたようで。もう少し後1センチずれてたら俺の脳みそはお外の地面の栄養になっちまうところだった。
アッブネー。
それからさっきより小さい爆音が響く、ああ、2つ目のトラップ茂みの地雷に引っ掛かったらしいな。
トンネル来る途中にも少し埋めといたから、足止めにはなるだろうか。
あーこの島、地雷撤去は大変そうだよな〜まあ無人島見たいなもんだからいいか。
ライフルにはライフルか、、、俺のは基本は短距離タイプだけどね。
でも、結構遠くまで飛ばせるんだぜ?長距離にも大変身ライフルだからさ
ボルトアクションじゃないのがこういうとき惜しまれるよねー、、やっぱ上司と後ろ盾の差かねぇ?
つうかしょっぱなからライフルかよ、ハンドガンの予定だったのにさぁ
まぁ肩にかけられるし、ハンドガンより反動は軽いけど、初めの予定と変わるな。。。はぁ
半分吹き飛んだ船の甲板、オッサンがジェガーを狙っているらしく崖側を向いている。
もう一人は俺に銃を向けてる。
つうか船壊して俺ら書類持ってこれんのかなー???
不安だぜ、、±0って感じにならなきゃいいよなー金ほしいし。
とりあえず、ジェガー狙ってるほうをやるか、あいつは俺ほど隠れられない、だから死んだら残ってる15人ぐらいの奴ら俺が、面倒なんてごめんだ。野垂れ死んで、かわいいおねーちゃんといちゃつけねーなんて人生最悪。
狙いを付けて撃つまでに4秒、それ以上は撃ってこられる。向こうさんはずっと俺らを狙ってた
んだ。それ以上は、死ぬ。
あすこまで、何メートルあるそれを思いながら、レンズをしぼる。
トンネルの中から大体絞ってソコから少しぼやける人に向けて3発
俺を狙ってる奴に5発。
ジェガーを狙って方は、頭がフラッシュしたと見える。
俺を狙ってんのはかろうじて生きてるらしい。まだ銃持ってるよ。
でも、銃の傷って、出血止まりにくいんだビビってくれてればいいなー。あわよけばショック死してくれ。何せ貫通しちゃってるからさ、血管から血がたれ放題なんだって。
甲板からはもう居ない。まあある意味逃げ場がない甲板から狙ってるなんてある意味
馬鹿?というか、ライフルでもレンズ付だと思わなかったんだろうな遠距離両用だしな。
いきなり耳元から連絡が入った、おいおいさっきまで音沙汰なしだったのになんだよ。
「よぉ!甲板の連中よくやったな〜!助かったぜ真っ白い脳みそだと思ったらやるじゃねーかよ。」
「うっせー、ジェガー!お前も役に立てよ!」
おれは憎まれ口を叩きながら、ライフルをおこうとした瞬間
「そっちに4人行ったぜ?銃を休めようなんてと思うなよ」
マジかよ。そう思った瞬間に肩にまるでやけどの様な痛みが走る。ッチ!腕を撃たれた。
「忠告ありがとうさん、撃たれましたよ!糞じじぃ」
そういいつつライフルを向けるックッソ!お客さんがた超笑ってんだけど!ニタニタ笑いやがってファックと中指を立てやがるムカついぜ糞ったれ糞糞糞糞糞糞ばっかだ糞!!!
「ジェガー、聞こえたか、まあ俺はもしかしてもしかするとバットラッグだ。後はガンバレー」
そういいつつ俺はライフルを構える。野垂れ死にか。
俺運が悪いのかもな。
銃を向けるのは抵抗なんかじゃない、負け惜しみでもねえ恐怖で馬鹿みたいに撃ってる訳でもねえ少しでもお客さんを減らすためだ。
命?知ってるか、命なんて軽いもんさ
自分も上の連中も天才も神様だって簡単に死ぬいや、死んだんだぜ?人もネズミも価値は同じなんだ、昨日殺したゴキブリとも同等の価値なんだ、争い事と上の連中が動かす金の前にはな。
ここはビジネスという戦場だ、人生ってのは悔い悔いの連続だから死ぬ最後まで撃つのが悔いを残さない術だ。
最後だからさっぱり死ねるように仕事する
例え可愛いおねぇちゃんと最後にやれなくてもだ。そして任務を成功して一時の金を得るか、今の俺みたいに無駄死にするかどっちかしかねぇ仲間を許せる、そして俺の簡単な命を次に託せるって話だ
まぁまだ死んでねえがな、でも俺のライフルの弾が無くなりそうだ。
天国に飛べるほど俺は軽くネェぜ?神様よぉ。ネズミもゴキブリも昔の仲間も親もそのほかの顔も覚えてねぇ殺した人間のゴミみたいな命があんまりにも重すぎんだ。
だからヘイトまみれのヘルに行くか撃つかしか選択なんてないんだ。
ヴォゴーーーン!!!!
その一瞬の音、振動、砂埃の意味が俺はわからなかった
右の鼓膜が破れて右耳からは水の中みたいな音しか聞こえなくなる。
目に砂は入るし、口ん中まで泥まみれ俺はマジに地獄にまっさかさまに落ちたのかと思ったがどうやら違ったらしい、
ヘイトでヘルな世界に落ちたのはお客さんのうち2人、足止めついでにおいてった地雷にヒットしたらしい。
玉を滅多撃ちにあいつらが居た場所に撃ち込んだ。
ヒキガエルの声と肺が裂ける瞬間に喉から意思とは向かってにひりだされた声。
そしてオーマイゴットそう聞こえた。そういえば、うちのリオンの部下のイエローモンキー大野君がオーマイガー!!ってなんかアホくさいっすねなんて酔っ払って偉そうにbarのカウンターでかぬかしてたのを思い出す。
ほんっとにアホ臭ぇな。本当によ、ゴッドそう神様にすがろうっていうのは、ニタニタ笑って拳銃もってる奴が言っていい言葉じゃねえ。
争いの最中には絶対口にすべきじゃねえ。ここは、おき楽な私生活と休憩時間の息抜き最中じゃねーって事。
そういうのは、戦争中に瓦礫の下でガタガタ震えて兵隊に見つかったら撃ち殺されるだけの幼児兵や、レイプされて子供を生んで産めなくなったら銃殺される子供、平民だけが争いの最中に言っていい言葉なんだよ。
俺らチンピラは、一時も喋っちゃイケねーンだよ。使ったら最後神様が一気にヘルに叩き落すだけさ。しらみのようにゴミとして殺してきた奴らの命が喰らいついてくるのさ、掻いても掻いても収まらない地獄にな。
後、何匹残ってる?
「おいジェガー?お前何匹しとめた?」
「ハロー白パン野郎〜俺は5匹だ。」
おっさんは白人差別に用語に拍車がかかってる。
後、4人って所か?まあそれより少ないだろうが。
でもデータ付近に残された連中も居るはずだろうな、オイそれとドンちゃん騒ぎにお付き合い願えるほどお客さんがたも暇じゃねえ。
応援要請はもうすんでるだろうな、個人1人にはまわってなくても中に残る奴には本部直通通信機が出されて当然だ。
表に出てきた奴は大体吹っ飛ばした。次は中だ、中にデータ管理者2,3人、大きいっていってもしょぼい船でしかねえ、ソコまで中に人間は入れられない。
データ管理兼復旧作業師兼ハンターって所か。
データって言ってもたいしたものじゃねー。人員編成の簡単な書類数枚と本部連絡用回線の断定。それだけのことに11人。まあ地雷に引っ掛かってんだろうけど、十数人殺した。
しらみレベルにブチブチと安易に俺らは潰してるって訳さ。
リオンのオネーチャンの命令、でもリオンより上の依頼人、それは軍部か、政府か、企業か。
11人の価値は、100枚にも満たない可能性を含む、書類より、紙とインク代より安いって事さ。
いや言い過ぎか、そうだな、あいつらの価値は、体にめり込んでいる玉と書類のインクと紙、ホチキスかクリップか、はたまた冊子式になってりゃ糊代と同等レベルって事さ。
かかっても9ドルかいや印刷代があるだろうから10ドルってとこかもな。
そして、それは俺らも同じ、下手したら明日そうなっても同じって訳だな。
明日寝首をかかれるか、それとも来週か、再来週か、来月か、来年かそれは分からない。
そして1ドルで買ったような安物のナイフで首を刺されて死ぬかもしれないって訳だ。
たった1ドルでも人は死ぬんだ。
政治家や一般中流家庭の奴らは裁判だ保険金だ何だといって金が下りる、だがな、下流家庭やチンピラ育ちの俺らはそんな要求すら出来ずに1ドルで死ぬのさ。
そんな白パン野郎でも、頭はジェガーの倍は働くんだよっケ!!。
おれは1人チェっとつぶやいて、船周辺に行くことにした。
ただ生き残りが居ることを考えて、ハンドガンを持っていく。サブマシンガンは個人的に無理だけど、もって行きはする、服の背中に隠す。気が付かれると一気に撃ってこられる。
ハンドガンは正直滅多撃ちにされない可能性があるだけの話だ。
サブマシンガンを持とうがハンドガンを持とうが同じなのかもしれないがな。
頼むぜ〜綺麗なオネーチャンといちゃつける為の金なんだ。そして食う為の金さ。
「ジェガー俺はお船に向かうぜ?とりあえず、生き残ってそうな茂みの地雷踏んじゃった奴ら、お前も潰しながらこいよ。船に入ったら言うから回線繋ぎっ放しにしとけ、大体の様子をつかめるだけじゃないし書類が存在しなかった場合、相手がライトマシンガンじゃなくヘビーなのまで持ってたら入ったお前も二の舞だ。じゃあいく。幸福に仕事が終わらんことを。」
やっとハンドガンに切り替えられる。俺の特注品だ、名前はない。
イタリア製の名前はなんって言ったか忘れたがハンドで15発撃てる銃があっただろ、あれのパクリバージョンさ。
チャイニー式じゃないアメリカ式さ暴発しないだけましって所か。
前、チャイニーの売ってきた銃はくそったれだった、使い古しの使い古しに唾付けたもん売りやがって商売ばっかりうまくなりやがったあいつら。
机に置いたら暴発ときやがった。実にファックなしろもんだった材料費安くして粗悪品売りやがって軍力ばっかり大きくしやがった割には粗悪が多い。
リオンに頼んで作り直した。リオンはチャイニーズをなめんじゃないわよとかいって殴りかかってきたっけ。あいつもアメリカ系ではあるがチャイニーズだからな。
まあどうでもいいか。
まっすぐまっすぐ行けば船、船の何処かに隠れてる奴が居るのも考えられる。
ジェガーとダブルで潰していく、それが一番だ、でもぶっ飛ばした船下に隠れたのはジェガーのマシンガンで穴だらけ、の予定だ。
アクシデントも考えられる。だから全ては慎重なんだ。
まずったのは俺の腕だ、コレより疲れがたまってきたら銃の反動に負ける、起動がぶれる。
最悪だ、そう最悪になるってことさ、相手に隙を見せてあげるようなもんさ。バットエンドになりかねぇさ。
茂み側を撃つ音が聞こえる、ジェガーだ。
俺も茂みに少しでもピクっとでもした奴を打ち抜いていく、途中途中で弾丸を詰めながら。
回線にジェガーの声が入り込んだ
「おいビル、マシンガン撃つからどいてろ、ただし茂みに入り込んで自分で自分のわなに嵌まり込むなよ。まあその方が俺の報酬が高まるがな、やるなら仕事が終わってからにしてくれよ」
今あの黒人野郎に、鼻の穴をほかにも4つぐらい開けてやり気分だ。
そう思いながら、茂みに銃口を向けながら確認をこめて近づいていく。
後ろからけたたましく弾丸の音が聞こえる。
船底にでも隠れてた奴が居たとしたら、コレでお陀仏ってことさ。
まあ、こっちにも生きてそうな奴は居ない、ジェガー担当地の死体は1人3発は入ってるだろうな、ずいぶん頭が軽くなった奴ばっかりその分ヘルじゃなくてヘブンにいけるといいな、まあ無理だろうケドな。
確認は済んでジェガーのそばに行く。
「ビル、お前は上から行くか?下から行くか?」
「俺は上で行く、ただ、俺が行く前にしたからマシンガンで撃ってくれ、少しは敵が減る。」
「OK,わかった。」
そういってジェガーは先に入っていく、少したつと銃声が鳴り響く。
それを聞いてから、俺は甲板に向かうはしごを伝うただし、さっきのスナイパーが生きてる可能性もあるから片手に銃は欠かせない。
すばやくはしごを使って、かすかに息がある程度のスナイパーの片割れに一発。
死んだほうは確認したがやっぱり死んでる。
後は内部だ。
壁に張り付きながら、下につながる階段をみた。
ハンドガンの玉を補充して思いっきり撃ちまくる、その後で音を立てないように俺は階段を下りる。
ジェガーは声をかけない、そう内部に居る時は出来るだけ喋らないほうが得策さ、音がしたらばれる可能性がある。
船ってのは厄介さ、書類がある分下手に手榴弾をつかねぇ。
催涙弾はあいにく持ってない。それは支給されなかった、催涙弾を持たせたら俺らにも装備が必要になるのを避けたかったんだろう、金には目ざとい雇い主さんだこと。
絶対に1人は居るはずだ、死人でもなんでもな。
俺は壁伝いにゆっくりと歩みを続ける。ただ、打つ前にはジェガーに事前連絡が必要さ、撃ったら大変だからな。まああいつはどうか知らんがな。
2部屋か、、どっちかだろうな。
「ヘイジェガー?お前は今どこに居る」
出来るだけ声を抑えて俺は喋った。
「お前の右方面に居るぜ」
その通りにいつの間にかジェガーが居る。
俺はジェスチャーで左部屋に行くジェスチャーをする。
ジェガーは右部屋どっちかがあたりさ。
ジェガーがカウントを指で始める。1、2、3。
ドアを片腕でそっと開け一気に銃を叩き込んだ。そしてドア付近の壁にも十分に撃ちはなつ。
向こうはマシンガンでずたずたに打ち込む。派手だなおっさんは。
その後に一気に入る込んだ。
オイオイ、なかなかヘビーな感じだぜ?
ガキが3人、2人は血まみれでうずくまって、1人はガタガタ震えてションベンでも漏らしかねねぇ始末だ。
歳は見かけ的には5,6歳2種類の東南、東洋アジア系の顔って事は密売されたガキを使ってたって事か仕事が済んだら撃ち殺せばいいだけ簡単って訳か。タイかフィリピンか、、後は中国か朝鮮かモンゴルって所だな。ジャポンはねーなあの国は子供をよく買う国だがこういうことには使わない、SEXに使うんだ。
ヘビーな仕事だぜ死にかけのわめく2人に、俺は銃を打ち込むこんな所で苦しんで死ぬよりましさ。じわじわと激痛と血が足らずにショック死してく絶望の中より幾分はましって所さ。
生きてるもう1人は一丁前に俺に銃を向けてる。
そう、さモンスターはモンスターになる為に、誰であっても銃を向けるんだ。生きる為にな。
俺も坊主の頭に銃口を向ける
「ヘイBABY?お前おっさんたちからなーんか紙っきれもらってねーか?書類でも本でもいいさ。いいな」
冷たい口調でおれは優しく言い放った。
「し、しらない。」
そうガキは喋った。片言の英語。頭ン中で翻訳するのが大変そうだ。
知らないんじゃない。意味がわからないんだ。
黒髪のイエローモンキー大野君似の坊主はガタガタ震えて銃口を向けてる。
俺は思い切って大野似坊主の腕を蹴り上げて、銃を落とす。




