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プロローグ……?

いつも通りの部活終の帰り道。

俺はもう高校生にもなってるのにちょっとした夢があった。



異世界でヒーローのように活躍してみたい……



周りの友達に言ったらそれこそ学校生活の友人関係が音を立てて崩れさるようなことではあるが、数々の異世界物語を読み続けてその夢は大きく膨らんでいた。

馬鹿みたいに帰り道に美少女と出会ってすごい力を得るとか。エルフの女の子が俺を異世界へ連れ去るとか。


そんなちょっと……いや、かなり間抜けなことを考えていたせいか足元に全く注意を払っていなかった。


「お兄さん、危ないよー……工事中だからね」


その声も右から左へと聞き流していたのだ。

そんな俺はまだ乾ききっていないコンクリートに足を滑らせて……


「え゛っ!?」


何故か開けられていたマンホールの穴に頭から突っ込んでいった。


「しっ……死にたくない死にたくないし゛に゛た゛く゛な゛い゛ぃいいいい!」


ここまでの恐怖心、俺は生きていて感じたことがなかったと思う。そこからの記憶はない。











目が覚めると……巨大な目を持った人間を有に超える体長の気色悪い蛾がいた。


「……」


夢見ていた異世界はこうして実現した。



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