7.尋問
「それで、これからどうする?」
「もちろん、冤罪だってわからせる!そもそも、なんで私たちがこんなことになってんのか、調べる。」
「…そうだね。そうしよう。まず、僕たちができることを整理しよう。て言うか、紹介してなかったね。僕の使い魔、カゲだよ。」
ザックのまわりの影が個体になり、だんだん生き物のような形が作られる。当にトカゲのような姿だ。
「グルルルア。」
か、かわいいいいいいいいいい!!!!
「な、なでてもいいすか」
「いいよ。」
あーーかわいいいいいなでなでよしよしよしよし
「…ちなみにソイツ、厄災級魔獣だよ。」
「厄災級…?」
きくまでもなくやばそうだな。
「どんくらいやばいの?」
「世界で三種厄災級の魔獣がいて、世界を滅ぼす可能性があるものがそう呼ばれるよ」
「…え?」
こ、このかわいいのが?せかいをほろぼす?
てか、めっちゃ撫でちゃったけど、大丈夫?
「…グルル」
「ヒウッ!!!スミマセン!!!」
「はは、だいじょうぶ。そいつは優しいやつだから。カゲは影を自在に操れる。影の質を変えることもできる。」
…なんか、なんでもできちゃうな。わたしいなくてもひとりでにげられちゃうんじゃない?
「それで、きみは?」
「え、えーとね、剣術と、き、気迫」
「気迫?」
「私が気合いを込めて叫ぶと、相手が動けなくなるんだ。」
「それはすごいね、使えるよ!血を流さずに解決できるかも。」
ふぃー。存在意義がみつかってよかった
「それじゃ、作戦はこう。…」
1人の兵士が、街を巡回していた。
「…!カァーーーー!!カァーーーーー!!」
使い魔の警備鳥が、いきなり興奮し出した
「なっ!!おいまて、どこへいく!!!」
手綱をもっているが、あまりの力に引っ張られる。路地裏へはいると…
「……へ?」
ズボンッとカゲヘ落ちてしまった。
頭だけがでている状態。
「よし、かかった」
奥から物陰があらわれる
「誰だ!きさまらのしわざか!ただですむと…お前らは!」
「衛兵さん、今からあなたに質問します。僕たちはなぜ、冤罪をかけられてるんですか?」
「ふんっ!しったことか…ぶぐっ!!!」
衛兵が質問に答えなかった瞬間、ザックが衛兵の頭を掴み、影に押し込んだ。
いわるゆ水責め尋問、ウォーターボーディングだ
「てめえどーユー状況かわかってんのか!?あ!?!?」
え、ザックさん?
顔を覗き込むと、にやにやわらってた。
「え、へへ、ひひ」
うわ、やばいわこのひと。好青年かと思ってたら、変態やろうだったみたいだ。この状況を楽しんでいる。
衛兵を押さえ込む力が緩み、衛兵の頭がまた影からでてきた。
「ぶはっ!!!はぁ、はぁ、お、お前ら、絶対に殺して…ぶふっ!?」
「てめえがはくまで終わらねえんだよ!さっさとしってることはけや!!カスが!!!」
……泣。
「ぶはぁ、はぁ、わかった!わかったから!!やめてください!!おねがいします!!!!!」
「ちぇっ、根性ないな」
ザックが残念そうな顔をした。怖い。
「さあ、話してください。」
「はぁ、はぁ、詳しいことはしらないんだよ!!
王家直属に、国家衛兵隊に依頼がきたんだ!!タノベコトミってやつを連れてこいって、!仲間の男も邪魔だから、始末しろって!!!」
「王家直属の依頼?本当ですか?」
「ほ、ほんとうだ!!」
「…なぜ?」
「だからしらないんだよ!!詳しいことは上の連中しかしらないんだ!!!」
「……この怯えようから、たぶん嘘はついていないようですよ。どうします?コトミ」
「…あたしが大人しくついてけば、ザックは解放される?」
「わからない!!かもしれない!!」
「…いや、それはだめです。危険すぎる。こいつが嘘をついているだけかもしれないし。」
「だ…だから嘘じゃないって…」
「…こういうのはどうでしょう。衛兵本部に潜入しましょう」
「え!?」
「もしこの人がいってることが本当だったら、衛兵隊の上の方たちは、なぜ僕たちが狙われているのかしっていると思います。僕のカゲと、あなたのスキルがあれば、たぶん大丈夫です。」
「…やってみるか~」
こうして、私たちは敵の本拠地に乗り込むことを決めた。
「よ、よし、もういいだろ?解放してくれよ~」
「?だめにきまってるでしょう。あなたにはついてきてもらいます。」
「…へ!?!?!?」
ザックが悪魔のように笑っていた。




