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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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ハルの過去:坂雪シノ視線

体育祭の最中に河瀬が倒れてしまった。唖然してしまった中で、すぐさま篠原(由々の事)が河瀬を診た。


「汗が少ない事から、熱中症ね。保健室に連れて行かないと、坂雪頼める?」

「あ、あぁ。袖中、俺の出るヤツ頼んでいいか?」

「かまわへんで、クラスの連中にも言っておくわ」


ふざけるけど、いいヤツだよ、袖中は。

まぁ、ここでどう河瀬を運ぶかだな。横抱き(この場合お姫様抱っこ)はパス…恥ずかしい、俺と河瀬が恥ずかしいと言う意味。


「坂雪、ちょっとお願いがあるわ」

「どうした篠原」

「ハルを運ぶは、お姫様抱っこで!」


いい笑顔で言う事じゃないだろ。あとその携帯で何を撮るつもりなんだ。


「お姫様抱っこ、女の子が憧れるよね!」


いや、その、あの…田口、女の子の憧れでも恥ずかしいぞ……あっ、断れないな。河瀬が気が失ってる最中に運ぶか。

横抱きをして思った。河瀬、軽いなそれに柔らかい。って、何考えているんだ!

たけど、河瀬はメガネで分からないけど、顔つきはいいんだよな。なんでメガネをしてるだ?目が悪いのら仕方がないな。

保健室に着き中に入った。女性保健医がいたので、一旦ベットに置き診てもらった。


「あ~、典型的な熱中症だね。まぁ、軽症だから寝かせて置けばいいわ」


熱中症とかは分かっていたが、軽症でよかった。


「先生、ここにいていいですか?」

「ん?あぁ、保健体育の実践するのか?」

「しませんよ」

「何かあったら呼べ」


随分、変わった保健医だ。さておき、カーテンを閉めて河瀬が寝ているベットの横に置いてある丸椅子に座った。

メガネを着けたままだったので、危ないから外した。メガネを外した河瀬はやっぱり可愛く綺麗だと思う。

そう言えば、河瀬と初めて会ったのは高校入学の一週間前だったな。

ナンパから助けた子を見て、メガネで容姿は地味に見えるけど…俺は不意に可愛いと思ったな。

河瀬が自分の容姿に気がついたなら、オシャレしたら恋人くらい作れるのにな。


「全く持ったないよな、お前」


運動音痴でおっちょこちょいで自分の事を僕って言い変なヤツだけど、優しくて真面目で臆病な所もあるけど、魅力的な女の子だよ。

本人の前では絶対に言えないな。

河瀬って目が悪いだな。メガネを覗き込み気付いた…これ度が入ってない伊達だ。目が悪くないならなんで掛けてるだ?

河瀬が目覚めるまでいた。うめき声と共に目を開ける河瀬に少し安心した。軽症とは言えやっぱり不安になるからな。


「さ…坂雪く…ん?」

「河瀬、目が醒めたか。まだベットで寝ておけ」

「ううん、大丈夫だから」


ゆっくり上半身を起こした河瀬に寝ておけと更に言うのも、あれだから、まぁ本人も大丈夫だと言っているし。


「坂雪くん、ここは保健室?」

「あぁ、倒れたお前を閉めて運んで来たんだ。所で河瀬」

「どうしたの?」

「お前メガネが無くても見えるのか?」

「えっ?」


この後、俺が言った事を後悔してしまった。河瀬がなんで伊達メガネを掛けていたのかを知っていたなら、絶対に言わなかった。

次回予告

柚葉「どうも、今回は私と作者でするッス」

作者「一応、みんなとしている訳だしね」

柚葉「ハルのお母さんとしたッスか?」

作者「………した覚えない。ヤバイヤバイ!あの母親苦手なんだよ!」

柚葉「自業自得ッス。次回予告『ハルの過去:ハル視線』。なんで視線といれるッスか?」

作者「その内容の主人公の為。と言うか助けてくれ!」

柚葉「無理ッス。作者の後ろにいるッス」

作者「嘘!?いや、忘れてた訳ではないです。次になるだけでして、その目が笑ってないですけど。話し合いなら右手の竹刀を置いて欲しいですけど、こっちに来いと…いや…あの………はい」

柚葉「作者が舞台裏に連れて行かれたので、終了するッス。絶叫が聞こえるけど、幻聴ッス」

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