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VRゲームで花を育てるゲーム妖精していたら、そのまま異世界に転生してました。(なろう版)  作者: 無限飛行
第三章

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第443話 神社ワールド17(熟成?)

◆神社ワールド

カーナ視点



ズズズズズズッ

ゴバァアァァーッ



ちょい悪イケオジ「むっ」

イケメン予備軍「「「「「!?」」」」」

アルタクス「これは?」

元黒子女子「あ、不味い⋯⋯」

カーナ「ほえ?!」

レオナルド『何だ?』



えー、私が黒子女子に尋問しようとしたところ、何かが弾けるようにバックグラウンドと化していたはずの赤い鳥居群?が揺らぎ波打ちを始めました。

全く理由分かりませんが、何か生き物みたいな動きはハッキリ言って気持ち悪いです。

ほら、有るじゃないですか。

長く見続けると気持ち悪くなるヤツ。

あんな何とも言えない動きが目の前の景色全体に広がっているんです。



「うっぷ?!気持ち悪くて吐き気催してきたわ」

『止めろ!タダでさえ貴様の臭いで気分が悪いのに更に酸っぱくするんじゃねぇ』

「ああん?!誰のせいで私が酸っぱくなってると思ってんじゃい!」

しゅぱっガキンッ

「な?痛っ!???」



腹が立ったのでくそペンギンのトンガリ頭に蹴り一つ!と思ったらガキンッて痛いって、ああーん??!



「頭のトンガリ羽根がガッチガッチ?!」

『馬鹿女め。毎日しっかり整髪剤塗ってセットしてんだ。簡単に崩せるモンじゃねぇ』

「まさかのそのトンガリ、ずっと整髪剤上塗りで固めて洗ってもいないとか?一体何時からのリーゼントよ!?」

『フッ、ペンギンのオレ様にそれを聞くのか?』

「ケダモノがたった今、《不潔上等》で風呂上りを無駄にしやがった?!!」



不条理を具現化したようなレオナルドが意味不明な勝ち誇りでバックグラウンドの異常自体が色褪せてどーでもよくなりました。

レオナルドの頭の方がトンデモなく不潔だった不都合な真実。

勘弁して下さい。



「ふぁーっ、よく眠れたのです。ありゃゃ?皆んな集まってどーしたんです?」

「あ、タマネギ当たって倒れて寝てたララちゃん君が復活したわ」



ハムスターのくせにタマネギ入りマック食って泡吹いて倒れたララちゃん君。

何事も無かった如く復活しました。

あ、私ララちゃん君に聞きたい事があった!



「ララちゃん君、その、さっき食べたマック、何処で手に入れたの?私も欲しいんだけど」

「まっく??ああ、ハンバーガーの事なのです?」

「そう、そのハンバーガーよ」

「これはこのヘルメスバックを弄ると時折手にできるレアアイテムなのです」



そー言って、肩から下げてるヘルメス??ってブランドの中学肩掛け布製バック(淡いグリーン)風をポンポン叩くララちゃん君。

いや何だ?そのバック???



「いつも掛けてたけど?もしかしてそのバック、マジックバックとか???」



マジックバックなら見た目の大きさと違い大容量。◯◯エモンの4次元バックと変わりません。

時間停止で色んな食品が永久保存の優れもの?

ただ残念なのはバックもララちゃん君も表面が酸っぱい⋯⋯⋯。

嫌だな、あのバッグから食品出すの。



「因みにハンバーガーは《がってんリア》で十年前に購入した覚えがあったのです」

「マックでなくロッテリアでもゼッテリアでもなく《がってんリア》って何?回り寿司っぽくて生臭いとか??あと入れた年数が微妙でハムスターのくせに寿命がおかしい???」



いくら時間停止でも十年前に入れたハンバーガーとか、さすがに食欲萎えて最悪です。

それと魚臭いハンバーガーを食べる矜持は私にはありません。



「それで味はアジの味で」

「ララちゃん君、食レポいいから」



とにかくララちゃん君がメンバーに加わり無意味な盛り上がりの中、背後の背景は更にうねりを増し船酔い気分が食欲を凌駕しだして何か吐きそう?!

アルタクスさん達も警戒してるけど背景全体の波打ち現象は直視に耐えられない事象。

今だ気絶中の黒装束5人組以外は船酔いがかなりキツい。

イケメン予備軍の中には膝ついてる人も出だしてる。

元黒子女子は真っ先にグロッキーだし、マトモに見据えられてるのはアルタクスさんとちょい悪イケオジくらいか。



「ヤバい、うねってる鳥居見たら酸っぱいものが出そう⋯⋯うっぷっ、ララちゃん君が加わり臭いも更にアップした?」

『それを言うなら熟成されて《酸っぱい仲間クラブ》の妖精とハムスターコンビの誕生だな』

「不潔リーゼントで痛いペンギンが上から目線で勝手に人を熟成コンビにするなや」



どこまでも上から目線で失礼なレオナルド。

トンガリ不潔リーゼントで男前でも上がってると錯覚する非常識ペンギンです。

これで聖獣とか、ふざけんじゃねーや。




ピカッ

「!?」



その時でした。

伏見稲荷大社並みに終わりの見えない鳥居の先、そこに輝く光が見えたのでした。


うん、何か出て来そう。

鬼が出るか蛇が出るか、待ってるしかありませんか。


うっぷっ


その前に私も何か出そう。


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