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電車でウニイクラ丼

昨日乗った電車での出来事である。


目の前の座席に男性が座った。ボロそうな作業着を着て、ボロそうなビニールが剥がれかかっているスポーツバッグとボロそうな大きい黒いリュックを持って、ドサっと荷物を床に置いて座った。




すると、白いビニール袋からお弁当を取り出した。




ちょっと待って、電車で食べるの? こぼさないかな?と、心配になった私でした。ジロジロと見るのも失礼かと思ったので、携帯を見るふりをしながらチラリチラリとその男性を観察していました。




男性は、やはりお弁当を食べようとしていました。パックのセロハンテープを剥がし、蓋を開けました。




やっぱり開けたー。食べる気やー。絶対こぼすやろー。臭い大丈夫なやつかよー。と、私は心配マックスでした。




男性のお弁当を見てみると、なんと、超豪華なお弁当。


ウニ、いくら、カニ、ホタテ、とびっこなどの海鮮丼のような正方形の形をした超豪華なお弁当なのでした。




そんな豪華なお弁当、家でゆっくり座って食べた方が絶対いいじゃん! なぜに今食べはるの!? と、私の心の中の叫びは続きました。




そんな心の叫びは聞こえることもなく、男性はせっせせっせとお弁当を食べる準備をしていました。


大葉が嫌いなのか、ホタテの下敷きになっていた大葉を綺麗に剥がして蓋にのせていました。そして、その蓋をどこに置こうか迷う迷う。膝の上にお弁当があるものですから、太ももの横に置いてみたり、ビニール袋に戻してみたい、でも結局はお弁当の下に重ねていました。


その後、男性はお醤油を取り出しました。




でたーーー!!!お醤油ーーー!!! これ、こぼす確実やろーーー!!! 私はここで、こぼすを確信しました。




しかし、お醤油は嫌いだったのか、諦めたのか、かけずに食べ始めました。


むしゃむしゃとかきこみ、集中して食べていました。




が、途中で動きが止まり、お弁当の具が乗っている上の層を食べ尽くしたところで食べるのをやめてしまいました。つまり、お弁当には下に薄っすらとご飯だけ残された状態でした。その状態のまま、お弁当はビニール袋の中に戻されてしまいました。




おいおい!食べないんカーーイ! 中途半端に残すーーーぅ! なんでやねーーーん! と、ツッコミどころ満載の数分間でした。




ふと、その男性の横に立っていた男性を見ると、ドーンとした体格が良い姿が目に入って来ました。しかも服装は、黄緑色のパーカーに黄色のズボンと靴。カバンと携帯には、お化けのような紫色の丸々としたキャラクターの大きなキーホルダーが付いていました。




こんなにキャラが濃い人2人に出会うなんて。久しぶりに人間観察をした数分間でした。




そんな2人を物珍しそうに眼力強めで観察する私も、きっと誰かに見られていたことでしょう。


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