表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道楽草  作者: 十三岡繁
PR
396/433

普遍的意識フィールド理論

 表題に書いた理論が話題になっていますね。物理学をベースにして哲学や心理学を統合しようという考え方です。この理論の仮定では、ビッグバン以前から意識の場が存在していて、今現在の我々が自分の意識だと思っているものは、この意識の場に起きたさざ波のようなものだとしています。

 つまりヒンドゥー教のブラフマンと一緒で、宇宙に存在する絶対的な意識は一つしかないという事です。私もそれなら、これを読んでいるあなたもそれなわけです。


 例えばシミュレーション仮説が正しいとして、この世界がゲームのような物だとしてみましょう。そこにはA,B,Cという三人のキャラクターがいたとします。プレイヤーである私は、三人から自分がプレイするキャラを選べるのでAになるとします。ゲームが終わったら次はBでその次はCでやってみるとします。それで現在自分はCだとして、AもBもゲームには登場します。では自分がCをやっている時はAとBは誰がプレイしているのか? 実はそれも自分自身なわけです。


 実際にこの世界でやるゲームだとそうはいきません。時間の流れはひとつだと感じているので同時に複数キャラではプレイできません。自分は一人しかいないからです。しかし物理を勉強した事のある人なら、時間なんてものは全く定まったものでは無い、とても不確かなものである事は理解していると思います。

 高次元では時間の流れなんて意味を為しません。そうです。この世界における自分の存在はキャラだと思いがちですが、後ろにいるプレーヤーが本当の自分です。AもBもCもその自分が演じているわけです。つまり数十億人いる地球上の人間は(もっと広く言えば宇宙全体に存在する意識)全て自分自身なわけです。


 だからどうだと言われそうですが、もしあなたにどうしても腹が立ってしょうがない嫌な人間がいたとします。それもまた自分自身であって、その役回りを演じているだけだと思えば、そんなに腹も立たなくなりませんか? とても成功している人を見て妬ましく思ったり、成功しない自分を情けなく思う必要もないわけです。なぜならそのすべては自分だからです。


 そうは言っても、今現在確かに辛くて苦しいから、何とかしてくれという人もいるかもしれません。どうすればいいのか? この世界で自分ができる事と言えば、現在自分だと思っているこのキャラで、いかに今の人生を楽しく過ごすかという事だけす。苦しい事ですら楽しむしかないんじゃないでしょうか?

 ゲームの目的はいつだって楽しむ事です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ