表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でも貴女と研究だけを愛する  作者: 香宮 浩幸
第十章 俺、この戦争が終わったら結婚するんだ
254/255

登場人物紹介10

*ネタバレ多数です。最新話を未読の方はご注意ください。

*年齢・身体データ・魔力階位等は第百七十八話終了時点でのもの

*新規登場人物はep.228「第百六十五話 戦場に向かって」から、ep253「湊崎雅也の回顧録 ~絶~」までの範囲です。

*例外的に王女編の登場人物はep.224「 王女編 シルヴィアside ~私は、王女~」からとなっています。


~~本編~~


アズール・フォン・リーディア 54歳

リーディア子爵家の現当主。

リーディア子爵領はレードライン帝国、フォレスティア王国との国境沿いにある領地であり、常に戦争の最前線となる土地柄である。領軍は精鋭であり、それを指揮する領主にも軍才が求められる。そのため、継ぐ者は最も軍才に長けた者である。

彼は次男であったが、王国軍内で司令官として頭角を現し、その後領地を継ぐこととなった。人格面も優れており、あの前国王とは徹底的に距離を置いていた。そもそも帝国との最前線に対して扱いが悪かったので、それは彼の人格を標榜するに適切ではないかもしれないが。

先刻の政変で、彼の溺愛する一人娘の結婚が破談となった。ただ、その嫁ぎ先が前国王に連なる腐敗貴族であり、領地のための苦渋の決断であったため、彼は喜びで男泣きをしたという。

がっしりとした体つきと濃い髭を蓄えた領主然とした人物。後、声が大きい。


ララフローリア・ヘーゼル・レードライン 19歳

絶世の美少女。その剣の腕前は、王国最強の一人であるフィルシード軍務卿と打ち合えるほど。

その生まれはかつて、小国同士で長い間紛争を続けていた現帝国領を統一したレードライン家の娘。しかし軍才はともかく、政治能力には長けていなかった初代皇帝である父が謀殺され、彼女は帝国統一の英雄の娘から一転して、命を狙われることとなる。

逃亡の果て、ミツルギと出会い、彼に師事しながら十数年を過ごすこととなった。果たして彼女の恋は成就するのか。

両親譲りの美しい銀の髪と青い瞳の、高身長美少女。見た目は深窓の令嬢でしかないが、幼い頃のトラウマから貴族令嬢らしいドレスは苦手。


コウスケ・ミツルギ 34歳

武神。

レードライン帝国と、荒廃した大陸中央部を越えた先、大陸東岸に位置する国の出身。西方の国では一般的に東国と呼ばれるその国の字で充てるなら御劔浩輔。

魔術の才はないが、身体に異常なほどの魔力を有する特異体質で、それによって自信も気づかない内に身体を強化していた。貧しい生まれから、その体質を生かして戦場を転々として日銭を稼いでいた。

様々な武具を扱えるが、最も得意とするのは刀で、その一刀で帝国統一戦争の際に、暴れまわり武神と恐れられるようになった。

内乱の最中、ある貴族領の領民を惨殺した後、その消息を絶ち、森の中で一人静かに過ごしていた。ララと出会い、彼女の押しに負けて面倒を見ることになる。ララのことは娘のよう思っている。

黒髪長身の温和な人物に見えるが、過去の通り戦闘狂だし、普段は思慮深いのにたまにとんでもなく突飛な行動を起こす。全て計算ずくかもしれないし、案外普段が考えているように見えるだけなのかもしれない。


ヴァローテン公爵 52際

帝国の最有力貴族。宰相。帝国執政官。

前皇帝であるレードラインが謀殺されたあと、帝国は皇帝不在となっており、閣僚陣によって暫定統治されている。現状の最高統治責任者である執政官であった人物。

分かりやすい功績をもって、名実ともに最高権力者である皇帝となろうと今回の戦乱を計画した。政治能力は高いとは言えないが悪い意味で貴族らしく、国家の予算を食い物にし、かつ強烈な独裁政治で権力を保っていた。今回の地方貴族の人質を取っての動員等は、その極み。

野心家で、浅慮であることもあり、帝国貴族のスケープゴートにされたという味方を王国上層部はしている。

終戦後、帝国にて処刑された。


ダンジェット子爵 31歳

帝国の有力貴族。財務相。

前当主の早世により、20代の若さで子爵家の家督を継いだ。財務閥の一貴族であったが、ヴァローテン公爵に気に入られ、財務相となる、

仕事ぶりは優秀で、帝国の閣僚陣の腐敗貴族の中ではかなりマシな方。非常に気弱で、ヴァローテン公爵の財布であった。

戦争に大敗した後は、その責任を追及し手早くヴァローテン公爵と、その派閥を更迭し、執政官代理として帝国を掌握した。

気弱なのは帝国閣僚陣に潜り込むための演技だったのだろうか。




~~過去編~~


結城ゆうき 博道ひろみち 83歳

結城家当主。雅也の血の繋がった実の祖父。

学術、研究に多大な影響力を持つ結城家一族の本家の当主。専門は経済学。

結城家の理念。「真理を得たくば、他の全てを捨てよ」を地で行く人物。

もともと「倫理など研究の邪魔」という結城家の原理主義的な派閥の考えに強く染まった人間性皆無の人物だったが、妻には唯一人間的な対応を見せていた。

妻を亡くして以降は、子どもたち二人を完全に無視し、仕事と研究に人生の全てを費やしていた。

過去の様々な非合法行為を息子と孫に明らかにされ、逮捕されたその日に絶命した。


白河しらかわ 満明みつあき 53歳

結城家当主の長男。帝都大学法学部教授。

法学部を卒業した後、前最高裁判所長官の娘と結婚し、婿養子入りした。検察官、裁判官などを経験した後、母校に戻り教鞭を執っている。

母の死後、変わってしまった父を始めとした狂った結城家の一族を断絶するため、結城家を解体することを目標に家を出た。

性格は非常に温厚で、理性的。生家に対する嫌悪感から、倫理観、正義感は人一倍強い。

自身に対してコンプレックスを抱えていた弟とは、学生時代から距離を取っていたが、それにより過去の惨劇を招いたことに対する後悔は深く、生き残った雅也のことはことあるごとに気にかけていた。


結城 柳之助りゅうのすけ 享年38歳

結城家当主の次男。雅也の父親。

帝都大の法学部を卒業後、大学院に進学し修士号を取得するも、研究ノイローゼとなり、博士課程途中で中退。

結城家のコネを使い外務省に入省し、外交官になった。優秀な外交官であり、人格者だと言われていた。学生時代に出会った妻、文絵との間に一男一女を設け、順風満帆にみえる。

だが生家、結城家は研究者以外は人ではないと言い切る、思想主義者が蔓延する環境であり、一般的に見れば非常に優秀な彼も、その例に漏れる以上、家での立場は無いに等しかった。

コンプレックスの塊であった彼は、同じように痛みを抱えていた妻と傷をなめ合うように結婚した。ようやく得た平穏な家庭で、彼は優秀すぎる子供にコンプレックスを抱え、その鬱憤は暴力という形で発散された。

死因は心臓を損傷したことに伴う失血死。



結城 文絵ふみえ 享年38歳

旧姓は湊崎。雅也の母親。

帝都大の法学部を卒業後、外務省に入省した。柳之助とは卒業後も交際を続け、結婚後に一男一女をもうける。

彼女の生まれの湊崎家は、私立病院の院長家系だった。彼女の父は子供に病院を継ぐことを求めなかったが、病院で働く人々の背中を見て育った長男は医師に、長女は看護師となっている。

彼女も憧れから医師を目指したが、彼女は医大に合格できず、四度目の医大受験に失敗し、逃げるように合格ラインだった法学部に入学した。

優秀な家族がコンプレックスだった彼女は、同じ痛みを抱える柳之助と出会い、やがて結婚する。ようやく得た平穏な家庭で、彼女は優秀すぎる子供にコンプレックスを抱え、その鬱憤は薬物依存という形で発散された。

死因は頸動脈を損傷したことに伴う失血死。




~~フォレスティア過去編~~


シルヴィア・リーフィア・フォレスティア 12歳→25歳

フォレスティア王国第一王女。

鈍く光る銀色の髪と透き通る青い瞳を持った少女。森の民の王族にふさわしく全ての属性魔術に適性を持ち、幼くして魔力量も相当のもの。

王族然としたリーダーシップと正義感、その美貌で、民からは慕われている。

根はお転婆で、案外考えなしで、マーリスと気が合うのは必然かもしれない。過去の出来事から、国王と前国王を嫌悪している。

弟を守るため、そしてフォレスティア王家の掟で自由を失う前に世界を見たいから、と国を飛び出した。


シーダ・リーフィア・フォレスティア 423歳→436歳

フォレスティア王国国王。

公明正大と原理原則遵守を掲げる、真面目な人物。

王位継承時のシルヴィアの母の一件により、シルヴィア本人は勿論、前国王である父とも対立している。


セネター 817歳→830歳

王家執事長。国王祭事補佐。

前国王の時代から仕える忠臣。ディアミスの立太子を機に、息子に役割を移譲しようとしていた。

国王にはじまり、シルヴィアやその母の生まれてからを知っている人物。

何も出来ない立場だからこそ、最後まで見守ることを決めており、執事として許される範囲でとりはからってきた。

マーリスをシルヴィアの家庭教師に勧めたのも彼。


マーリス・フェルナー 

王女家庭教師。七賢者の生き残り。

魔神封印後の影響調査中にフォレスティア王国を訪れた。一魔術の研究者として過ごすつもりだったが、フォレスティアの結界を突破できる時点で、普通の魔術師ではなくすぐに正体がばれ、王宮に招かれることになった。

長い期間生き続けたことで、生来の性格もあり時間感覚は希薄になっており、数ヶ月の調査のつもりが数年経っていることもしばしば。

フォレスティアでも計13年を過ごしたが、3度ほどしか帰っておらず、特に一度目はセーラに激怒された。

シルヴィアは昔のセーラを見ているようで、非常に気にいっている生徒であり、彼女の境遇を知った後は、それを回避する手段を模索すると同時に、彼女が少しでも普通の幸せであれるようことさら普通に振る舞っている。


ディアミス・リーフィア・フォレスティア 5歳→18歳

フォレスティア王国第一皇子。シルヴィアの弟。

魔術の実力は姉を凌駕するほどで、特に召喚魔術の才能は、七賢者セーラを除いて上に立つものがいないほど。

姉の方が王の素質があると思い続けており、姉に助けられる度、姉の振る舞いを見る度、その想いを募らせ、シスコンを拗らせていた。立太子の儀を前にして、姉が全てを知った上で自分を守るために王を目指していなかったことを知り、才能ない自分が王になることを苦悩しながらも、唯一国に残った王位継承者として振る舞おうとしている。


スイレン・リーフィア・フォレスティア 

フォレスティア現国王の姉。シルヴィアの実の母。

王の器にふさわしい人物であったが、フォレスティア王の資格たる魔術の才能がなかった。

当時宰相だったシペラスとは幼少期からの幼馴染であり、王族の運命を知りながら二人は結婚し、シルヴィアを生んだ。

弟、シーダの王位継承の儀の後、地下に封じられている。


ローティス・リーフィア・フォレスティア 

フォレスティア王妃。ディアミスの母。

全ての事情を知った上で、シルヴィアに少しでも家族の温かさを知って欲しいと願っていた。だが、同時にそれが彼女にとって苦痛なのではないかと苦悩し続けていた。

シルヴィアが国を出たと聞いたとき、内心ホッとした自分を嫌悪し、それ以来実の息子であるディアミスともまともに話せなくなってしまった。


レーラズ・リーフィア・フォレスティア 

フォレスティア王国前国王。

実の娘と、愛弟子だった宰相が結婚したことを非常に複雑に思っていたが、よもや弟子が継承の儀を妨害し、妻と娘を連れ出そうとするとは思っていなかった。

自身の判断の甘さを後悔しており、シルヴィアには祖父としてなにかしてやりたいと思っていたものの、その両親を殺害する命令と、封印する命令をくだした人間がどの面下げてと思い、結局彼女が脱出するその日に援護してやることくらいしか出来なかった。


トライア 

シルヴィアの傍付きの少女。

シルヴィアが出奔してからは、全ての事情を知る侍女として、王家に仕え続けている。

シルヴィアを妹のように思っており、彼女が死ぬか、自分が死ぬまでは仕え続けようと誓っている。


シペラス 

故人。フォレスティア王国前宰相。シルヴィアの父。

妻の封印の事実を受け入れられず、儀式を妨害して妻と娘を連れて国外逃亡を企てたため、国家反逆罪で処刑された。

前国王、レーラズは魔術の師匠であり、妻のスイレンとは幼馴染だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ