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ライラック  作者:


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1/9

11歳


「ライラ見てこれ。異国の遊び道具なのだけれど、折り紙って言ってこれでいろんな形を折る事が出来るそうよ」

正方形の紙をライラに見せる。

するとライラは瞳をキラキラさせながら正方形の紙に触れる。


「まあまあ!どんなのが折れるの?」

そう言って興味深そうに私に聞くので鶴と言われる物を折ってみた。


「まあ!アイリン凄いわ!」

ライラは私がおった鶴を両手の手のひらに乗せ、不思議そうに眺めている。


「今日は一緒にこれを折りましょ、異国では病気や怪我の回復を願って千羽折るらしいわ」


そう言って私とライラは鶴を折っていた。

しばらくするとライラの部屋が開けられる。


「兄様!」

ライラの兄たちである彼らが部屋に来た。


「ライラ体調はどう?アイリンもこんにちは。」

ハルバートとギルバートも毎日ライラの様子を見に来るので、顔を合わせることが多く、仲良くなった。

元々は体の弱いライラの遊び相手にと父と仲が良かったアイバン伯爵様が私の父に言って、父は私をライラの所に連れていった。

それから外で遊ぶより室内で遊ぶ方が私は好きだったので自然とライラと仲良くなった。


「大丈夫よ。今日はアイリンと折り紙を折っているの。兄様達も一緒にどう?」

そう言うと彼らも一緒に鶴を折った。


「んっ?いやこうじゃなくて...?ん?....こう....か?」

ギルバートには難しかったみたいでギルバートの折った鶴だけヨレていた。

なんとか4人で千羽鶴を1週間程掛けて作り終えた。

そのためライラの部屋には千羽の鶴が散らばっていた。


「これできっとライラの体も元気になるわ」

そう笑顔で言った私に皆は笑顔で頷いてくれた。

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