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ひゃっはー
ヒソヒソヒソ
「なぁ、聞いたか？真田の話。」
「あぁ、なんでも空手部ですら手に負えなかった不良生徒を一人でボコボコにしたって奴だろう？」
「意外とヤバい奴っぽーい」
「でもさ、顔は・・・悪くないよね」
「ちょっとアンタ、ああいうのがタイプ！？」
「うっさいなぁ～もう！」
「マジ！！」
穴があったら入りたいとはこういうことを言うのだろうか？獅堂をいさめたその翌週、俺たちの話は学園隅々まで知れ渡ったようだった。
そう、翌日ではなく翌週だ。俺は入学してたった2週間目で謹慎処分を食らった。
1週間丸々。通常の高校生なら内申に大きく影響するこの罰則に苦悶の表情を浮かべるだろうが、俺は大学に行くつもりがない為特に気にしていない。
「で？、どうだった？初めての謹慎処分は」
「いい思いもしたが・・・まぁ、じゃあもう一度食らいたいか？って聞かれたら遠慮するな俺は。特に・・・ユキナが怖い。」
「あぁ、ユキナちゃんね。すっごいイメージ浮かぶ」
