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第一話 入学式

少しだけ書き足させていただきました!

1話

「ーーま  ーー様!! やめてくだーー!!我々人ーー渉をしに来ました!」

言葉が途切れ途切れで朧な感じだ。

「攻撃する意思は…」 煩い、、そう思ったところで言葉は止まった。

眼の前は血の海。耳鳴りがして煩い。「何だこれは…」と声を漏らしたが返答はない。苦しい…


重いまぶたを勢いよく開けた。額は汗でびっしょりだった。

「痛っ」

勢いよく体を起こしたため天井に頭をぶつけてしまった。

天井と言っても押し入れのなのだが…

先程ぶつけたからか、夢のせいなのか分からない頭痛がした。

頭を擦りながら、足早に洗面台に行く。

「最悪の寝覚めだ…」そう思いながら顔を洗おうと鏡を見ると

「…っ!?」一瞬先程の光景が浮かんだ…気がした。

「きっと気の所為だ」と自分に思い込ませ、家を出る支度に取り掛かった。

誰に教わった訳でもなく髪型をいつも通りのギブソンタックにした。

買ったばかりの新しい制服に袖を通した。

鏡をもう一度見てみたが先程のような光景が映ることはなく、そこにはいつも通りの自分の姿が映し出されていた。「いってきます」一人暮らしのはずなのにいつも家を出るときには言ってしまう。幼い頃からの習慣というのはいつまでも抜けないものなのだ。

今日は待ち望んだ魔法学園への入学式だ。

入学試験では二度と思い出したくないほどの事があった。

そのせいで入学式に行くのは少し躊躇われたが行かなければこれからの人生を棒に振るようなものだ。

嫌気が差すほどの快晴だった。思わずため息が漏れてしまう。

思っていたよりもスムーズに式は進み、入学式は何事もなく執り行われた。

しかし、私が振り分けられたクラスはDクラス…つまり落ちこぼれクラスだ。これから魔法の学習を頑張ろうと自分を励ましていると、廊下から数名の視線。

嗚呼、落ちこぼれクラスだからという表面上の理由なんかで陰口を叩く、なんて浅はかで哀れなニンゲンなんだろう、と思いながら一瞥しクラスに入った。

ーードンッ  鈍い音が響いた直後、複数の笑い声が聞こえた。

「こんなのも避けれねーのww??」

「こいつがこのクラス1の遅刻魔で落ちこぼれだなww」と聞こえた。

遅刻魔?と思いあたりを見回してみると、確かに私以外揃っていた。

そして今の状況を思い出した。ここから抜け出す方法、、睨め返せば「何?やる気なの??ww」と嘲笑される未来が見える。

だから無視して通り過ぎようとした。でもこれがいけなかった。

「無視かよ。つまんねー、な!!」すると私の眼の前にいた生徒が徐ろに入学式で配られた杖を取り出した。何をする気だ?と身構えたときにはもうすでに呪文が唱えられていた。

「飛べ!!」その瞬間風に押し出される感覚に襲われ、視界が揺れる。

反重力魔法だろうか窓の外に飛ばされてしまった。マズイ、非常に、、。

太陽と目があった気がした。眩しさと自分の無力さに打ちのめされ目を閉じた。

私はまだ高等な魔法が使えないためこのまま行けば落下死してしまう。

無情な風に吹かれて徐々に落下して行くのがわかる。

「助け…!」

と叫ぼうとした瞬間ふわりと体が浮いた。

「大丈夫?」と声を掛けられた。気付けば風は止み、廊下にいてその人に抱きかかえられていた。

アイスブルーの宝石のように輝くその人の瞳に吸い込まれてしまいそうだった。

「ありがとう…ございます…」驚きのあまり、声が消え入りそうなほど小さくなってしまった。

「入学初日で窓を割るなんてね」とその人は軽く笑いながら、こちらを見た。

その直後その人の美しい瞳と人形のように白く、小さい顔が固まったように見えた。

「…?どう…しました?」私が驚いていると我に戻ったように微笑みかけ

「いや…なんでもないよ。じゃあまたね」と私を手から降ろし踵を返した。

「あ…!」声を掛けようとしたときにはもういなかった。

瞬間移動なのだろうか、、、?

「はぁ…どうやってクラスに戻ろうかな…」

入学初日からこんなに馴染めないものなのだろうか。私はそう思いながらクラスの下へと重い足を動かし始めた。


はじめまして。この度は読んでいただきありがとうございます!

初めて書いた作品なので「ん?」と思うところもあると思いますがこれからも読んでいただけたら嬉しいです!

感想やアドバイス等ありましたら書いて頂けると嬉しいです!

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