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第118話 やってきました真夏の沖縄!

第118話 やってきました真夏の沖縄!


蒼魔視点

うわぁ…、やっぱり蒸しているなあ。

沖縄だから仕方のないことだけどとんでもなく蒸しているね。

紫外線対策は完璧だけど、蒸し暑さだけはどうしょうもないからなぁ。

ありがたいのは事務所が車での迎えを準備してくれたことかな。

エルシアのマネージャーさんから蒼魔くんを連れて来てくださいって言われてらしいからついてきたけど、本当に良かったのかな?

「心配いただかなくて大丈夫ですよ。初めてシアさんが掲載されたタウン誌、異例の30万部の売り上げですからね。正直言って異例中の異例です」

そうなんか。

エルシアすごいなぁ。

まあ、サキュバスクイーンなんだから当然か、と思えなくもないけど。

鬼藤さん曰く、今回の沖縄の撮影はご褒美的な扱いらしい。

あ、だから、Akiraさんもあとから合流するのね。

あれ?

でも今回エルシア単独の撮影ですよね?

「そうですよ?ただ、Akiraができれば私もって言ってくれまして。あの子もなかなか水着の撮影をさせてくれないからちょうどいいと社長が判断したんです」

商魂たくましいというか何と言うか。

よくわからないけど、この世界ではチャンスがきたら絶対にものにする、ってことなのかね?

生き馬の目を抜くような世界とはよく言うから、そういう貪欲さも必要なのかもね。

俺等には関係ない話だけど。

「うわー、すごいホテルだねえ」

…事務所本気すぎない?

サユリオーシャンリゾート沖縄とか、相当値段するんじゃ?

確かここ、全室スイートじゃなかった?

「こちらのホテルは社長からのご褒美となります」

まじかい…。

社長さん太っ腹すぎだろう?

そんなに売上が凄かったのかな?

クラスメイトのひよりの話だと全然見つからなかったとは言っていたけど。

「目的の撮影は明日からです。少し早いですが、朝の八時にホテルの正門前に来てください」

「あれ?鬼藤ちゃん、今日は何もしないの?」

「シアさん、意外と飛行機の移動って疲れるんですよ?だから今日は完全休養日です。観光に行くなり、海で泳ぐなり好きにしていいですよ。でも海は明日以降もいきますからそれ以外を楽しまれるといいかもです」

「そうなんだ。じゃあダーリン、一息ついたら観光に行こう」

はいはい。

元気だねえ。


田代視点

フッフッフッ。

俺は勝った!

勝ったのだ!

今回の沖縄でのシアさんの撮影、競争率はかなり高かった。

それはそうだ。

モデルジョーカーの水着撮影なんだ。

あのプロポーションを生で見たいという欲望もあるだろう。

選抜会の熱気がマジでヤバかった。

最後は上の判断で、前回の撮影を受け持った俺が勝ち取ることができた。

周りの嫉妬の目が鬱陶しかったが構うものか。

貧乏くじと思っていたくじが大当たりだったんだ。

前回の撮影を俺に押し付けた自分らの判断を恨めってんだ。

「先輩!モデルジョーカーの水着とかめっちゃ滾りますね!」

こいつは俺の後輩の藤沢まどか。

ハムスターみたいにチョロチョロしているやつだ。

腕はまだまだだが、いずれ化けると俺は思っている。

「私150ないからなぁ」

「だな。隣に並んだらロズウェルのあの写真みたいになるぞ」

「あー!先輩ひどいっす!」

プンスコ怒る後輩をいじりながら宿泊先へと向かう。

今回はホテルのなかでの撮影もある。

さあ、今回はどんな顔を見せてくれるんだ?

ジョーカーの名に相応しい化け方、見せてくれよ?


エルシア視点

これはすごいわ。

社長奮発しすぎじゃないの?

向こうの世界の高級宿なんか目じゃないわよ!?

だけど、これはたぎるわね。

ジャグジー、テラス、露天風呂、ベッド。

ふふふ、今晩はしっかりダーリンからパワーをもらわないとね❤

そしたら明日の撮影、完璧にこなせるわ!

あーしの魅力全開でたくさん撮影してもらうんだから!

あ、Akiraちゃんからメッセージだ。

なんだろ。

今空港に着いてこれからこっちに来るんだね。

ダーリン!

Akiraちゃんがこっちに来るって!

一緒に夕食食べたいけどいいかな?

あ、その後ダーリンは別行動ね。

あーしとAkiraちゃんで秘密の談合をするからね。

だいじょーぶ。

ダーリンの不利益にはならないようにするから!

「それ、絶対Akiraさんを巻き込む気だろ?」

ふっふっふー。

あーしたちの仲間に加えちゃえばいいんだよ!

ちょっと!!

なんで頭抱えるの!?

悪い案じゃないでしょ!?


Akira視点

久々の沖縄ね。

私自身が水着を着る撮影を断っているせいもあるけど、今回は違う。

シアちゃんの横に立っての撮影。

これは私の活動のうえで絶対必要な通過点だ。

あの暴力的なプロポーションの横に立つにはちょっと慎ましいけど、レア度は絶対に跳ね上がる。

しかも今、私は王子様系になっているからたまにSNSで男の娘とか言われたりしているからね。

嬉しいやら思惑通りとほくそ笑むやら。

だけど私も女だ。

男と間違われるのは腹が立つ。

だからこの機会に合わせて水着になるんだ。

別に絡みはないし、シアちゃんと写るだけだから問題はないはず。

そう思っていたんだけどね。

シアちゃんの彼氏、あれヤバくない!?

何あの体型!

バッキバキじゃないの。

やば…。

腹筋触らせてもらったけどこれは…ヤバい。

筋肉フェチの子がよだれを垂らすのもわかる気がする。

ノーマルの私がここまでなるなんて。

あれ?

シアちゃん?

なんでニヤニヤしているの?

ヤキモチ焼かないの!?

あるぇ?

まあ、シアちゃんがいいならいいけど…。

結果、その夜に蒼魔くんとシアちゃんに巻き込まれちゃったよ!!

おのれ、シアちゃん!!

謀ったな!!

いや、たしかに楽しんだよ!?

でも、それとこれとは別でしょう!?

蒼魔くん、テラスで黄昏てないでシアちゃんを捕まえるの手伝ってよ!!



Akiraも巻き込まれました(笑)

こういうわちゃわちゃした感じの話は、書いてて楽しいです。

ただ、沖縄の夏本番の熱さ、九州で感じた熱さの表現で代用したんですけど、あってますかね?


まだ沖縄編、続きます。

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