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職業は精霊の愛子  作者: 黒色猫


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第10話

 そうだ、セフィリアさんの所に行く前に俺のステータスを確認しておこう。今はどんな感じになってるかなー?



名前:ロロ

種族:エルヴァリエ レベル2

職業:精霊の愛子 レベル2

   ビーストブリーダー レベル1


HP:20 MP:37

STR:9 VIT:7 DEX:14 AGI:17 INT:22 MND:19


スキル

精霊魔法:レベル1 精霊視:レベル1 精霊の手:レベル1 テイム:レベル1 育成:レベル1 素材精製:レベル1 魔石加工:レベル1 研磨術:レベル1 細工:レベル1 アイテムボックス:レベル1


所持金:2100ベル WP:76


契約精霊:ハヤテ(1/5)



 MPが上がっている!これは嬉しいぞ。種族レベルと職業レベルも上がっているし、良い感じだぞ。まぁビーストブリーダーは上がってないけど…。いまだにどういう職業なのか分かってないんだよな。ブリーダーっていうくらいだから、育成系だとは思うけど。ダメもとでセフィリアさんに聞いてみようかな。


 精霊の愛子のレベルが上がったからか、契約できる精霊の枠数が可視化されるようになった。今は全部で5枠。多くない?気のせいかな。それとも職業────精霊の愛子の影響で、他の人よりも契約できる精霊の数が多いのだろうか?んー謎だ。


 あと気になるところは…精霊魔法くらいか?戦闘とかでかなり使用していると思っていたけど、まだレベルアップには至っていない。なかなか育たないスキルなのかな?これもよく観察していこう。


「さて、そろそろセフィリアさんの店に向かうか」

「向かうかー」


 冒険者ギルドを出て右に向かい、広場を突っ切ってさらにもう少し歩く。いよいよ魔石を加工できるんだな。かなりワクワクが止まらないぞ!


「セフィリアさんー!」

「わ、びっくりした。おーロロくんか。なんかやけに元気だね。またなんかあった?」

「魔石が集まったんです。だからセフィリアさんに加工の仕方とか教わりに来ました」

「お。いくつくらい集まったのかな?」


 えっとまず一番最初に俺が1匹倒して、ハヤテと出会ってからそれぞれ1匹ずつ討伐。その後39匹倒したから────って魔石の数を数えればいいのか。


「42個です」

「…めちゃくちゃ集めてきたね。予想してた数の3倍なんて、やる気満々だね」


 なんかセフィリアさんがしょうがない子を見る目で俺を見てくるんだけど。俺、そこまで破天荒なことしてませんよ。


「んん、さて気を取り直して。早速魔石加工のやり方を教えてあげよう!」

「ありがとうございます!」

「ありがとうございますー」


 店の奥────おそらく作業場のような場所に移動する。作業台の前に座らせてもらい、セフィリアさんは立ったまま指導してくれるようだ。


「まずは魔石を置いて」


 グリーンスライムの魔石をアイテムボックスから取り出し、作業台の上に置く。いよいよ加工するのかと思うと緊張してしまい、ソワソワと落ち着かなくなってきた。


「そんなに緊張しないで。ほら、ロロくんは魔石加工のスキルを持っているでしょ?あれが感じさせてくれるからさ」

「感じさせて…?」

「そうそう。鑑定みたいに見えるわけじゃないけど、スキルがここだよーって教えてくれるんだ。指先が少し温かくなったり、ざわざわとした感触になったり」


 俺はそっと魔石に触ってスキルを使ってみた。すると指に微かだけどざらついた触感が伝わる。魔石の内部に細かい線が走っているような、それが色々枝分かれしているような…。


「分かる?」

「なんとなくですけど…。このたくさんの線みたいなものって?」

「それは魔力の流れだね。要はスキルが教えてくれる筋みたいなものかな」


 セフィリアさんが道具を取り出しながら、そう補足を入れてくれる。そしてはい、と渡されたのは…カッター?小型のナイフ?んーよく分からない道具だ。


「これはマナカッター。魔力を刃に変換する加工用のナイフだよ。切るときはシャリシャリって音がするんだ。そしてこの台座。加工中の魔石を安定させるためのものだよ。魔石が跳ねないようにするためには必須なんだ」


 おぉー本格的だ。カッターを手に持ち、持ち方などを教えてもらう。…というか、カッターで魔石加工をするのか。


「まずは使いたい大きさに魔石を切断してごらん。魔力の流れには逆らわないようにね」

「分かりました」

「ロロー頑張れー」

「おう」


 魔石のざらつきを感じながら、石にカッターの刃を入れた。さて、どれくらいの大きさにしようかな。最初はペンダントでも作ろうか。それならこれくらいの大きさにしようかな。


「…うん、いい感じだね。迷いがないのはいいことだよ」

「ありがとうございます」

「切った後の残りの石は、他のことにも使えるから捨てちゃダメだよ」

「はい」

「うん。それじゃあ後は研磨するだけだね。これ使って!」


 そういって渡されたのは布?


「これは魔石を研磨するための研磨布。魔力を込めながら磨くと、魔石内の魔力が安定して効果が付くことがあるんだ。まずは加工した魔石の表面の汚れを洗ってー」


 言われるがままに魔石を綺麗にする。と言っても、水洗いして清潔なタオルで拭いただけだけど。


「よしよし、それじゃあいよいよ研磨の時間だよ。ロロくんが思うがままにやってごらん」


職業のレベルが上がってもステータス数値は上がらない設定にしました。ちょっと計算がややこしくなるので…。


あと魔石加工の描写は完全な想像で書いています。専門職の人から見れば違和感満載だと思いますが、大目に見てください…。

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