美しい世界
最終回です。楽しんでくれたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します!
「えー、まもなく、まもなく、えー、まもなく、電車が到着致します。えー、お乗りの方は白線の内側まで、外側でなくて、内側まで、えー、お下がり、お下がり、えー、お下がり、えー、お下がりくださいませませませ~」駅員の遊び心満載の溜めきった妙なしゃがれ声のアナウンスに吹き出しそうになる。
金曜日。
蒸し暑い朝の8時。
時間通りに来る銀色の電車。
乗客が汗だくで体から湯気が出たまま降車する2番線乗り場のラッシュアワー。
私は2番乗り場にいて前に並ぶ乗客の背中を探した。
いた! あの人は前から3列目にいた。
「あっ! 見つけた! 彼だ!」
私だけに訪れる個人的な逢瀬。
あの人の後ろ姿を見る度に胸が痛くなる。一目惚れなんて信じていなかったのに。片想いはしないと思っていたのに。
激しくかき回される心の中。地に足が着かない浮き立つ感じに見失った自分。
自然に顔がほころぶ、ニヤけたマヌケ面。
私の恋は燃えているけど、火種は微小かつ繊細な立場。絶やさないようしなければ本当の恋とは言えない。絶やしてたまるか! その前に、彼は私の存在に気付いているのかが気になる。気づいていたら嬉しいなぁ。ムフフフフ。
「ふぇ~ん。夏休みが終わってつまんないなぁ~。まだ暑いから9月末まで夏休みを続行した方が良いのにさ。早く冬休みが来ないかな? 彩、夏休みは5月末から9月末まであれば良いのにね」と私の親友の亜希は、ラムネ味のキャンディーを食べながらペットボトルのメロンソーダをがぶ飲みして言った。
「このアメとメロンソーダのダイナミックなハーモニーは最高に美味い~。はい、彩。食べてみそ。ちょいと彩、私の話を聞いてるの?」と亜希は私にアメを渡しながら言った。
「ちょっと彩~、私の話を聞いてんの? ねぇ、さっきの話を聞いていたの?」
「えっ? あっ、う、うん、亜希、聞いている、聞いているよ。このアメを食べてみそって言ったんだよね? 本当に美味しいね。ありがと~う」
私は彼の背中を見つめたまま亜希に返事をした。
私は強烈に降り注ぐ陽射しに目をしかめた。
快晴な夏の空。ビルの窓に反射する太陽の光が微笑んでいるみたい。
「彩たん、もうっ、聞いていないじゃんかよう。はい、美味しい、美味しい、飴ちゃんで~す。本当に朝からマジで暑いわよね」と亜希は言ってラムネ味のキャンディーを5個もくれた。
私たちは運良く席に座れたのでホッと一息をついた。彼は私の向かい側に座った。
混雑しているので彼の前には2、3人のサラリーマンがいる。
夏休みが終わって3日目。女子高生も大変なの。重い鞄に、突然、来る小難しい宿題の山に相当ウンザリしちゃっている。
私は河合彩。15歳。高校1年生。部活は今は帰宅部。趣味は読書と映画鑑賞。好きなタイプは、目の前にいる男の子。名前は、名札に荒木とあったので荒木くん。ムフフフフ。
私の親友の中村亜希はおしゃべりが好きな女の子。ちょっと天然だけど私の幼馴染み。まだ恋を知らない明るい女の子なんだ。片想いはしているみたいだけどね。
おしゃべりな割には口が固いから相談の秘密は必ず守るというのが1つの持ち味。姉妹みたいな間柄。
「げっ! 忘れ物した!」私は慌てて鞄の中に手を入れた。
「何を忘れたの?」と亜希は言って私の鞄の中を覗いた。
「ママの愛がいっぱいの手作り弁当。家に置いてきたわ」私はスマホを出してママに電話を掛けた。
「ママ!」
「彩、あんた、何やってんのよ! 弁当でしょ?」
「そう、学校に持ってきてくれない?」
「ママはこれから仕事だから無理だわ。彩、今、何処にいるのよ?」
「電車の中」
「電車の中での電話は禁止だから手短にね。もう、困ったわね~。お小遣いあるんなら、お昼はパンか何かにしなさい」
「財布も忘れたっぽい」
「あんた、何やってんのよ。おっちょこちょい」
「ママに似たんだよ」
「ママはおっちょこちょいじゃありません。多少、せっかちなだけです。彩、ほかに忘れ物はないよね?」
「ないと思う」
「心配だなぁ。彩、もう電話を切るわ。ママ遅刻する。彩、バイバイキーン」
「えっ? ちょ、ちょっとなぁ」
「彩? ほらバイバイキーンは? バイバイキーンって言ってよ。早く彩もバイバイキーンって言いなさいよ。バイバイキーンって言ってくれなきゃ。彩、じゃあね、バイバイキーン」
「電車の中だから無理。ママ、ごめんね」
「わかったよん。お昼は亜希ちゃんに頼んでみなさい。彩、じゃあね、バイバイキーン」
「はい」
もう少しでバイバイキーンを言いそうになった。危なかった。ママは必ずバイバイキーンを言うから参るよ。私、子供の頃から中3まではバイバイキーンって返していたけどもさ、さすがに15歳にもなると恥ずかしい。癖や習慣みたいになっているバイバイキーンだからさ、気を付けないとね。目の前にいる荒木くんにだけは聞かれたくないし。
「彩、弁当ないなら私の弁当をあげる」と亜希は良くわからない事を言った。
「何を言ってんの? 亜希の弁当でしょうが?」私は亜希の予想外の行動や言葉には慣れているけども、何よりも食べることが好きな亜希が弁当をくれるなんて信じられない。
「亜希、ダイエットでもしているの?」
「少しずつダイエットはしているけれどね、今はそんなにしていない感じにもなってはいる」と亜希は自信を持って意味不明な事を言った。
「しても、しなくても、あれだけどもさ、無理せずに、ほどほどにね。亜希、嬉しいけど弁当は遠慮するよ。お昼はパンを奢ってくれたら嬉しいです」
「彩、私ね、ダイエット中だけどね、ほら、これ。見てみそ」
私は亜希の鞄を覗いてみた。可愛い弁当箱が2つあった。
「亜希、弁当が2つあるよ!?」
「成長期だからかな、最近ね、やたらと、お腹が空くんだよね。ダイエット中だけどもさ、お腹が鳴ると我に返る感じなんだわ。私は鮭弁当で、彩は唐揚げ弁当の方を食べていいよ」と亜希は言って鞄の中で弁当箱を開けて見せた。美味しそうな唐揚げ弁当。大きな鳥の唐揚げが3個もあった。亜希のお母さんが作ってくれたそう。
私は何気なく荒木くんを盗み見した。
荒木くんは、荒木くんは、荒木くんわ~、私を見て微笑んでいるではないですか!!
どうしたらいい?
荒木くん、私の事が好きなんじゃないの?
心臓が痛いよ。
胸がワクワク、ドキドキ、キュンキュラするしズキンとする。
急激に顔が火照る。
ひょっとして、荒木くん、私を知っている!?
私に片想いをしていたんじゃないのかな?
前から密かに私の事を狙っていたんじゃないのかな?
朝から妄想して頭が冴え渡るね。
「彩たん、彩たん? どうした? もう、お腹減ったのかな?」と亜希は私の肩を力強く揺らした。
「彩、顔が真っ赤だよ~」
「暑いからね。体を大切にしながら夏バテすると赤くなる」と私はとんちんかんな答え。
「はっ!?」
「別に、何でもないよ。ただ暑いから赤いだけよ。うはははは」私は完璧にはしゃいでいる。珍しくボルテージが高い。
「さっきから何をソワソワしているんだか。彩、お腹が減ってイラつくかもしれないけどさ、我慢しなさいよ。早く昼になると良いよね」と亜希は言って足をブラブラさせた。
「亜希、ありがとう」
私は開いている後ろの窓を見た。
風が気持ちいい。セルリアンブルーの海だ。電車は海岸沿いを優しく気持ち良く走る。
カモメとカラスがお互いを警戒しながら円を描いて飛んでいた。
麦わら帽子を被ったお婆さんが電車に向かって手を振った。私も手を振り返した。
外の世界は、夏、真っ盛りで自由に満ちているのにさ、満員電車の中は朝から覇気のない血の気の引いたような顔ばかりが揃っていてさ、溢れんばかりの若さが重く鈍い色に支配されそうで怖いしさ、やる気が失せてしまうのは嫌だよ。
まだまだ世界は夏なのに。こんなにも喜びに満ちて生きているのにさ、若さを消費させるのが実にもったいないよな。
「次は流風駅、流風駅。お降りの出口は右側になります。流風駅です」
私は駅員のアナウンスを聞き流していたら目の前にいた荒木くんが立ち上がった。
私は焦った。「荒木くん、嫌だ。降りないでよ。淋しくなるじゃないの」と声が出そうになったけど我慢した。
流風駅で降りるなら進学校の冴羽高校の生徒かもしれない。文武両道の素敵な学校だ。荒木くんはモテると思うから私の出る幕じゃないよな。周りをウロチョロしていたら嫌われるよな。
流風駅に着いた。荒木くんは電車を降りるときに私に会釈した。
えっ!?
なに今の!?
挨拶は恋の始まりになるよね!?
挨拶から恋が始まるんだよね!?
荒木くん、私のことが気に入ったんじゃないのかな? 私に惚れているのかも。
「彩、今の男の子さ、めちゃカッコよくない? 私、ああいう素敵な男の子と恋したいなぁ」と亜希が珍しく恋話をしてきた。
ヤバいなり。荒木くんを取られたら私は身も心も木っ端微塵になる。亜希を荒木くんから遠ざけないといけないわ。
「そう? よく見ていなかったから、わかんなあい」と私は適当に言ってみた。
「彩、ちゃんと見ていないとダメだよ。いつ恋におちるか分からないんだからさ、アンテナを張っておかないと。恋愛は一瞬の判断よ」亜希からの恋の説教は聞きたくない。
「分かっているわよ。亜希は今、好きな人とかいるの?」
「いる!」
「川上くん?」
「そう! 川上くん」
「亜希、中学2年から川上くん一筋だね。発展の可能性はあるの?」
「それがわからん」亜希は頭を抱えた。
「川上くんと話したりはするんでしょう?」私はフォローして言った。
「グループだと話せるけどね、1対1だと頭が真っ白になる」と亜希は頭をかきむしりながら言った。
「私はヘラヘラして川上くんの話を聞いているだけなのさ」亜希は鞄から手鏡を出してヘアスタイルを整えた。
「川上くんは鈍いから私の気持ちには気付いていないし」
「亜希、川上くんって、どんな話をするの?」
「何かよく分からないけどね、川上くんは『マラドーナよりプラティニの方が好きだ。バッジョが本命かな。空飛ぶオランダ人が1番好きかもしれない』とか『ファミコンってファミリーコンピュータの略だぜ』とか『宇宙飛行士になる夢は捨てた』とか『いつかは犬と話したい。僕はね猫とは話せるんだ。鳥とも話せそうな気がする。イエティとサスカッチは親類かもね、話せるなら話したい』とか意味不明な事を言ってばかりなのよ」と亜希は鏡を見ながらイチゴ味のリップクリームを塗った。
「好きな人の話は苦にならないから何時間でも聞けるけどね。川上くんが何を言っているのかは全く分からん」と亜希はメロンソーダの残りを飲み干した。
「男の子ってさ、子どもくさいところがあるよね。大人になっても子どもっぽいというかさ」と私は言って、いなくなった荒木くんの席を見た。見知らぬお爺ちゃんが座っていた。
「彩、好きな人はいないの?」
「私? 実はさ、初告白だけども、いるんだわ」私は荒木くんの会釈した姿を頭の中でリピートした。
「初耳~! 誰よ? どんな人なのさ?」亜希は目を丸くして言った。
「亜希も知っている人」と私は照れながら言った。
「佐々木くん?」と亜希は首を傾げて言った。
「ブー! 違う」
「今野くん?」
「ブー!」
「山下くん?」
「ブー! 全然違う」
「あっ、わかった、吉岡くんじゃないの?」
「ブー!」私は口を尖らせて不正解の音を鳴らしていた。
「誰よ?」亜希はお手上げのポーズをした。
「今の人よ」私はイタズラっぽく笑った。
「今の人って?」と亜希は言って口を開けたままだ。リップクリームを口元に運ぶが塗ろうか迷っているようだ。
「亜希、目の前に座っていた人よ」と私は亜希の肩を小突きながら言った。
亜希は視線を荒木くんが座っていた席に移すと「ふははははは!」と笑って鞄で顔を隠した。
目の前に座っているお爺ちゃんが真剣な顔をして鼻くそをホジっていた。お爺ちゃんは鼻くそを取り出して眺めると迷わずに食べた。
「あはははは」と私は笑うと「ふはははは」と亜希は笑った。
「朝早くに鼻くそを食しているよ。鼻くそを食べるなんてさ。鼻くそが、鼻くそが、あはははは!」と私は腹がよじれるほど笑い転げた。
「ふはははは、ふはははは」と亜希は声を上げて笑った。
涙か止まらない。真剣な話をしていたら鼻くそを食べるお爺ちゃんのリアリズム。
「彩、あのお爺ちゃんが好きなタイプなの?」と亜希は涙を流しながら言った。
「違うよ」と私は腹を擦りながら言った。
「彩? ひょっとして、さっき座っていたカッコいい男の子?」と亜希は目を輝かせて言った。正解に確信を持っているためか顔が輝いていた。
「うん、あの男の子」と私は大きく頷いて亜希の頭を撫でた。
「あの男の子は彩に合っていると思う」と亜希は嬉しい事を言ってくれた。
「なんでそう思うの?」と私は嬉しくて言った。
「女の勘、親友の勘、女の直感かな」
「ふ~ん。亜希、名前は荒木くん。名字しか知らない」
「彩、何か他に手掛かりとかはないの?」
「ないのよ」
「彩、私が調べてあげようか?」
「いいや、遠慮する。自分で調べてみるよ」と私は言ったが自信はなかった。
「彩、あんなにカッコいい男の子なら彼女がいるかもよ。いた場合、落ち込まないようにしないとさ、ねっ」と亜希は敢えてシビアな事を言ってくれる。
「分かっているわよ」と 私は返事をしたが少し悲しくなってきた。彼女がいたら嫌だな。
「ふん! ふん! ふん! 逃がしてたまるかよ!」と大きな声がしたので、私は顔を上げると目の前に座っているお爺ちゃんが首を左に傾けて口を左側に開けて小指を使って鼻くそを取り出すのに必死だった。
「あはははは」と私はうつ向いて笑った。
「ふはははは」と亜希は両手で顔を隠して笑った。
「亜希、ま、ま、前を見ちゃ、ダ、ダメだよ。亜希、警戒せよ、再び鼻くそを食べる恐れあり。鼻くそが、鼻くそが、あはははは」私は腹直筋に異変が起きそうなくらい笑って、しゃっくりが出そうなほど肩を揺らして言った。
「彩、無理。見てしまう。ふはははは。ふはははは。あのお爺ちゃん、鼻くそと格闘しているよ。ふはははは。凄い顔をして、また鼻くそを食べるよ。ふはははは」と亜希は手鏡を私に向けて言った。私の顔は涙で濡れていた。
お爺ちゃんは鼻くそを取り出すと「コイツめ。手こずらせやがってよ」と言って鼻くそを食べた。
「あはははは! 亜希、見たかい? また鼻くそを食べたよ」と私は腹を抱えて笑いながら言った。
「ふはははは! 彩、確かに見たよ。あのお爺ちゃん、鼻くそが好きなんだね。凄い顔をして鼻くそを食べたよ。ふはははは!」涙目の亜希は私の肩に寄り掛かって言った。
「次は、ふか河駅~、ふか河駅です。お降りの出口は左側に変わります。まもなく、ふか河駅です」とアナウンスが流れると同時に目の前に座っていたお爺ちゃんが立ち上がって私の方に来た。
「お嬢ちゃんたち」と鼻くそが大好物のお爺ちゃんが優しい顔をして声を掛けてきた。
「はい?」私は笑うのを堪えながら言った。
「さっきからケツが痛くてさ、何かあるなと思って見てみたらさ、これ生徒手帳だわ。お嬢ちゃんたちと同じ学校かは分からんけどもさ、駅員か学校に届けておいてよ。ワシは病院に行かないといけないから、届けられん」とお爺ちゃんは私に手渡して「じゃあね」と言うとふか河駅で降りていった。
「あっ、荒木くんの生徒手帳だ」と私は喜びいっぱいの声で言った。
「彩、超ラッキーじゃん。彩との共通点もあるじゃん」亜希は生徒手帳を見ながら言った。
「なによ?」
「忘れ物。荒木くんもおっちょこちょいなんだよ」と亜希は言って私から生徒手帳を取ると捲った。
「共通点があるのは話の取っ掛かりになるね。亜希、私、おっちょこちょいで良かったかも」私はおっちょこちょいではないとママに否定したが、荒木くんもおっちょこちょいなら、私もおっちょこちょいでいいと思った。
「彩、忘れ物はいけないから気を付けなさい」と亜希は親友として厳しく注意してくれた。
「わかった、気を付けます。亜希、私、明日、荒木くんに会ったら生徒手帳を渡す」と亜希から生徒手帳を取り返して言った。
「彩、頑張ってね。応援しているからさ。私も頑張る」と亜希は言って私と固い握手をした。
「亜希、いつかダブルデートをしようよ」私の妄想が動き始めた。
「それは良いアイデアだね。彩と荒木くん。私と川上くんで遊園地に行こうよ」亜希も妄想を発動した。
「亜希、遊園地よりさ、海にしよう。海でキャンプしようよ」
「いいね。海は広いし心も広くなるしさ」亜希はザバン、ザバンと波の音を口で真似て言った。
「次は、すみれ駅~、すみれ駅です。お降りの出口は右側に変わります。間もなく、すみれ駅です」とアナウンスが流れると私と亜希は立ち上がって出口の前に立った。
すみれ駅に着くと、ホームの側にある花壇に咲くバラと青い紫陽花が出迎えてくれる。鮮やかな花に癒される。
バラと紫陽花が私に話し掛けてくれそうだ。
夏の空は恋の空。
セルリアンブルーの空から声が聞こえてきそう。
私はバラの花を見た。
風に揺れて1輪のバラが地面に落ちてしまった。珍しい事があるものだ。
私はバラを拾い上げると太陽にかざしてみた。赤いバラは輝きを増していった。私は「美しい世界」と呟いた。私は赤いバラを左手に持ったまま匂いを嗅ぎ続けた。
私は亜希と手を繋いで学校までの道のりを歩いた。
ありがとうございました!全3話の中で印象的な物語はありましたか?感想を頂けたら嬉しいです。また新しい小説を書いていきます。連載小説も宜しくお願い致しますね!また会いましょうね。バイバイ。ありがとう!
Special Thanks
あやさん、ありがとう✨