緊急クエスト再
そして、ついにギルド署にたどり着き助けを求めた。
「た…たすけて…くれ…」と。
ギルド署は、すぐさま緊急会議と募集者を集めた。
そして、会議の結果作戦が決定した。それは、全員で黒き龍を拘束魔法や縄で動きを止め、その間に総員でたたみかけると言うとてもシンプルな作戦だった。
作戦は全員に知らされ急いで準備をした。
出現されたと思われる火山近くの密林に出発した。この作戦に参加した冒険者は100人前後だった。
正直、この人数であの龍を倒せると思わない。
目的の地である密林に入り進んで行く。
「何も居ないな」
周りを見渡しても特に何も無かった。本当にここで合っているのか少し疑問が生じる。
更に奥へと進んで行くと…
「うわァァァァァァァァー!」
突如、後ろに居たガートが叫び出す。
俺達は何事かと思いガートの方に振り向く。
「どうしたんだ!?」
ガートは尻餅を付き、口を開け上を見上げていた。
俺達も上を見ると恐ろしい光景があった。
「………っ!!??」
ガートが見上げる目線には見るに耐えない物があった。それは、喰いちぎられた人の手だった。枝に引っ掛かり、葉を伝って血が滴っていた。
久しぶり、こんなにも酷い光景を見た。
これで…三回目。
俺は我に返り、ガート達を落ち着かせ先へと急いだ。
奥へ進む度、血の生臭い臭いは少しずつ強くなっていく。そして、臭いが最も臭くなったとき大きく広がった場所へと出た。
そこは、木が薙ぎ倒され、死体が血が散々していた。
他の冒険者たちも次々とこの場所へと集結した。
そして、周囲の探索、死体の回収を始めた。
「リューマさん。おかしくないか?」
俺はある疑問をリューマに投げた。恐らくリューマも気付いているだろうと思い。
「あぁ、君も気付いたかい…」
「こんなにも荒らしたのに…足跡の一つも無いなんて…」
そう、こんなにも大暴れした跡があるのに虚偽の龍の痕跡が無い。
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