回想
「なぁ〜、コレ…」
マリスは唐突に話し掛けてきた。俺は、クエスト掲示を見ながら横にいるマリスに返事を返す。
「ん?」
「コレ…このクエストどんなクエストだと思う?」
俺は、マリスが言うクエストを見る。
そのクエストは『木々を倒す巨体玉』
なんとも可笑しなクエストの名前だった。
簡単そうなクエストだったが人数が4人以上でなないと受けれないと言う条件付きだった。
俺達は、興味本意で受けてみたくガードとアントリーを誘った。二人とも俺達の誘いに乗ってくれた。
俺達はそのクエストを受け森の奥深くに来ていた。
「かなり深くへと来たけど…巨体玉?みてぇな物が無いな」
「そうですね」
アントリーは周りを見渡す。
確かに、ここに来てからそれらしき物を見ていない。
「おい!アレ!」
マリスは何かを発見したのか声を上げる。俺達はマリスの方を一斉に向くとマリスは坂の上を見据えるていた。恐る恐る坂の上を見ると大きな岩が何個も繋がりゆっくりと動いていた。よく見てみると岩と地面の間に無数の足が動いていた。
「…あれが今回のクエストの奴か」
「そうみたいっすね」
モンスターはまだ俺達に気付いていないらしくて音を立てずにモンスターに近づくことにした。
―パキッ
だが、云った直後に何かが割れる音がした。
それは、木枝が踏み割れる音だった。
モンスターもその音に反応したのか俺達の方に巨大な身体を向けてくる。
そして、俺達とモンスターは沈黙の数秒間見つめ合った。
沈黙の数秒間を破ったのはモンスターの方だった。
「ギュゲャゲャゲャゲャゲー」
モンスターは鳴き叫び出す。
「走れー」
俺はマリス達に逃げるように指示を出す。
モンスターは鳴き叫び出したあと、巨大な身体を丸め坂の上から転び走る。岩や樹を砕き投げ倒して真っ直ぐ俺達の方に迫って来た。
そして、それが今起こっている状況の回想になる。
「カイ!お前の壁でアイツを止められないのか?」
マリスが一つの案を提示してくる。
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