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悪役令嬢の逆転異世界 ~悪役らしく役を演じます!~もう一人の自分と力を合わせて貴族たちを手玉にします!  作者: 悪役令嬢と男の娘。(ドンカンギィーバリ太郎)
第1章。異世界転生に失敗した日本人(第1話〜第10話)
8/28

第8話。男の娘。

メイドたちはエリザベスの部屋掃除の為に入室する。


6人のメイドたちは心を読まれてるとは知らず。


6人の心を見透してしまう。その中に一人だけ……。


明らかに女性ではない女性が紛れてる。


ゆうはエリザベスに伝えるのであった。

 エリザベスは他のメイドたちを退室させる。残ったのは「リリス」と名を名乗る女性であった。


 エリザベスとリリスだけの空間になる。リリスは緊張のあまり、目が泳ぐ。


 メイドのリリス。容姿はまるで幼い少女だ。髪の色。黒色。髪型は肩までのストレート髪に前髪は軽く流し、自然な感になっていた。


 目の色は明るいグリーン色で、キラキラと輝いている。好奇心旺盛な性格が目に表れている。


 肌の色。ふんわりとした薄いピンク系の肌色。子供らしい柔らかさを持つ。


 身長は約110cm程度で、幼いながらも活発さを感じさせる。体つきは細身だが元気いっぱい。感がある。


「リリス、ごめんなさいね、聞きたい事があるの」


「は……い……エリザ……ベス様?」


「単刀直入に言うわね、あなた男の子でしょ?」


「わ……私は……女の子です!ち、違いますっ!」


 エリザベスの眼差しが鋭さを増す。少しリリスを睨みつける。


「正直に言いなさい、嘘はスパイとして適用ね」


「ど……どうして……女の子ですッ!」


 ますます鋭さを増す、エリザベス。それは敵意むき出しの本能だと言える。腕を組み。リリスに近寄る。


「歳はいくつ?生まれはどこ?言いなさい」


リリスは涙目になりながら伝える。


「リリスは12歳です……エリザベス様」


「それで生まれは、どこなのかしら?」


「ありません……生まれは……知りませんっ!」


「リリス、あそこを見るわよ?いいのかしら?」


『それ……やりすぎだぞ……エリザベス!!』


「エ……エ……ベス様、き、嫌いで〜すッ!!」


 リリスは一粒の涙を流して扉を思い切り「バーン!」と開けて退室するのであった。


『エリザベス!?泣かしてどうする!!』


「ゆう、悪いけど、あなたも悪いのよ」


『なっ!今度は俺を標的にするのかよ!』


「あら?元々は、ゆうが心を視るからよ」


『うっ……反論さえも出来ない……ぐっ!!』


「ゆうにも知っててほしいの、この国の現状を」


『国の現状?あぁ、先ほど言ってた「スパイ」か』


「えぇ、スパイと確定されたら、死刑なのよ」


『死刑だと!?やり過ぎだろ……!』


「ゆう、ここは、あなたの知らない世界なのよ」


『あの娘……男の娘を助けたいのか?』


「別に、あの子がどうなっても関係ないわ」


「ここに来た以上、その契約に従うのが掟よ」


『まぁ……そうだろうな……ルールだもんな』


エリザベスは扉の鍵を閉めて椅子に座る。


「いいわね、ゆう、一つだけ約束してほしいの」


『約束?なんの約束だ!?俺には何もないぞ』


「これだから男て野蛮人なのよね」


『いったい何が言いたいんだ!エリザベス』


「勝手に女性の心を視るなて言いたいのよ!!」


エリザベスは「バン!」と両手でテーブルを叩くのであった……。

次回、第9話。見透す力は私が許可してからよ。

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