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フランチェスコとその友人たち  作者: はまゆう


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1/8

序章 十二人目の兄弟

その頃には、父なるフランチェスコはすでに亡くなっていた。


ポルツィウンクラの小さな教会の前に夕暮れが降りていた。


西の空は茜色から紫へとゆっくり移ろい、教会の白い石壁は柔らかな残光を受けて淡く輝いていた。風がウンブリアの広い野を渡り、刈り取られた草の青い匂いと湿った土の香りを運んでくる。遠くでは羊の鈴がかすかに鳴り、糸杉の梢がさらさらと揺れる音が静寂の中に溶けていた。


若い兄弟が一人、年老いた修道士の傍らに座っていた。


老人の名はレオといった。かつて聖フランチェスコの最も近くで仕えた仲間の一人である。その顔には深い皺が刻まれ、髪は雪よりも白かったが、目だけは若い頃のまま——澄んでいた。まるで何かをいつも探しているかのように、遠くを見つめる目であった。


若者はしばらく黙っていたが、やがて尋ねた。


「父よ」


「なんだね」


「フランチェスコ様と最初の兄弟たちが一緒に暮らしていた頃は、本当に幸せだったのでしょうか」


老人は答えなかった。


長い沈黙があった。


風の音だけが聞こえた。どこかで小鳥が一鳴きして、また静かになった。


やがてレオは微かに笑った。


「幸福だったよ」


その声は、懐かしい故郷を語る人のようだった。


「世界で一番幸福だったかもしれない」


若者の顔が輝いた。


だが老人は続けた。


「だが、皆が最後まで残ったわけではない」


若者は驚いて顔を上げた。


「残らなかった……?」


「そうだ」


レオは遠くの丘を見つめていた。その視線の先には、もう人影はなく、ただ揺れる草と、輪郭を失いかけた一本の樫の木だけがあった。


「私たちは十二人だった」


「十二人?」


「主が十二人の使徒を選ばれたように、父フランチェスコも最初に十二人の兄弟を得た。至高の清貧を生きるために、地上のすべての富を捨て、ただキリストだけに従う者たちとして——」


老人はそこで言葉を切った。


風が強くなった。レオの白い髪が乱れて、額に数本かかったが、彼はそれを払おうともしなかった。


「しかし、その中の一人は去った」


若者は何も言えなかった。


そんな話を聞いたことがなかったからだ。聖人の仲間たち。神に選ばれた人々。その誰もが最後まで歩いたのだと思っていた。どの絵にも、どの語りにも、彼らはいつも一緒に描かれている。ラザロの貧しさを誇りとして、道を歩き、説教し、奇跡を行い——


「ジョヴァンニ・デッラ・カッペッラという兄弟だった」


レオは静かに言った。


「彼は信仰を捨てた」


夕陽が沈みかけていた。


教会の石壁が赤く染まっている。それはまるで、かつてそこに流された血のようでもあったが、同時に、夕陽がいつもそうであるように、ただ美しくもあった。


「そして最後には、自ら命を絶った」


若者は息を呑んだ。


その音は思いのほか大きく、不意に放たれた矢のように鋭く、夕暮れの静寂を切り裂いた。


老人はなおも穏やかな声で続けた。


「だから父なるフランチェスコはよく言ったものだ——『最後まで耐え忍ぶ者が救われる』と。私たちは皆、自分が最後まで歩けると思いたがる。だが、それを知っておられるのは神だけだ」


「それでは——」若者は声を詰まらせた。「それでは、他の十一人は、歩き続けたのですか?」


「歩き続けたよ」


「フランチェスコ様も?」


「フランチェスコ様ももちろん。だが——」


レオは微かに首を傾げた。


「彼もまた、最後には、この世界で最も深い孤独の中を歩いた。ゲッセマネの園で主がそうであったように」


風が吹いた。


野の草が揺れた。


しばらくして若者が尋ねた。


「それでも、父よ」


「うむ」


「あなたはあの時代を幸福だったと言うのですね」


その時だった。


老人の顔に不思議な光が差した。


夕陽の残光かと思われた。だがそれは少し違っていた。まるで誰かがランプを灯したように——あるいは、遠い昔の記憶が、そのまま顔に浮かび上がったかのように——レオ・ブラザーの深い皺の一つ一つが、優しい輝きを帯びたのだ。


「もちろんだとも」


そう言ってレオは笑った。


それは若者が見たこともない笑顔だった。八十歳を超えた修道僧の顔が、まるで羊飼いの少年のように晴れやかになった。


「ベルナルドがいた」


「ジャイルズがいた」


「ルフィーノがいた」


「シルヴェスターがいた」


「マッセオがいた」


「そして父なるフランチェスコがいた」


老人は一つ一つ指を折りながら数えた。その指は骨ばって節くれ立ち、長い祈りの生涯が刻み込まれていた。しかし、彼が彼らの名前を口にするたびに、その指はまるで生きた何かを慈しむように優しく動いた。


「あの頃は——」レオは空を見上げた。「何も持っていなかった。それが何よりの喜びだった」


「何も?」


「何もだ。一つの茶碗も、一枚の毛布も、一日分のパンさえも。だが、それでよかった。いや——それだからこそ、すべてがあった」


夕空には最初の星が一つだけ輝いていた。


それは低く、小さく、しかし確かにそこにあった。


「神は、あの頃の私たちに」


レオはゆっくりと言った。


「小さな花束を与えてくださったのだよ。野の花のように——誰の目にも止まらない、この世の屑のような花だったかもしれない。しかし、あの花々は確かに咲いていた。そしてその香りは、今でもここにある」


老人は自分の胸をそっと叩いた。


「さあ、聞くがいい。お前に語ろう。最初の兄弟となった、あの静かな夜のことを——修道兄弟ベルナルドのことを。彼はアッシジで最も富裕な市民の一人だった。しかし、ある晩、彼はすべてを売り払って貧しい人々に与え、そしてフランチェスコの後に従った——」


若者は身を乗り出した。


風が止んだ。


ポルツィウンクラの小さな教会が、その白い石壁に星の光を一つ、二つと受け止めていた。


中庭の片隅で、一本のローズマリーが咲いていた。その小さな紫の花は、夕闇の中ではほとんど見えない。だが確かに香っていた——甘く、清らかに、そしてどこか懐かしい。


それは、これから語られる「小さき花」の、最初の一輪であった。



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