チョソンサラム(朝鮮人)は、意外と日本かぶれ part2
「ノ、 ク チャリム・・・・・・(あんた、その恰好・・・・・・)」
ペ・ジョンヒが、チャンのファッションを見るなり驚いて声をかけた。
キム・ショウミたち3人も、チャン・スンジャの服装に驚いていた。
「ああ、これ?最近原宿行くのにハマっちゃってさ。全部そこで揃えたの!」
チャン・スンジャが、自分の服を見せながら、今の自分と世間の流行りを自慢した。
ちなみに、キム・ショウミたち4人は、チャンとは、初級学校の卒業式以来の再開でもあった。
ここで、みなを驚かせた、チャン・スンジャの服装を説明しておく。
濃紺の細身ジーンズ。
白い半袖Tシャツ。
細いベルト。
白いスニーカー。
小さなショルダーバッグ。
ショートカットの髪に前髪を整えた髪型。
と、まさに、「原宿かぶれの女子中学生」というファッション姿であった。
(あの、おとなしかったチャンがねぇ・・・・・・)
初級学校時代、おとなしくて引っ込み思案であったチャン・スンジャの記憶しかなかったショウミは、スンジャの変化に、驚くと同時に感心もしていた。外では、いつも長いスカートを着て、華やかな服装を好まなかったからだ。
今は、自身の足の長さを生かすように、タイトなジーンズで周りに見せつけるようにしている。
そして、チャン・スンジャが加わった女子会は、盛り上がった。
キム・ショウミたちは、チャン・スンジャの変貌ぶりにビックリしたのもあるが、一番驚いたのはチャン・スンジャが日本語オンリーで会話している事であった。
キム・ショウミたちは、朝鮮語で会話していたのだが、チャン・スンジャは、それもお構いなく、日本語のみ使用していた。
(日本の学校に通った影響かしら?)
キム・ショウミは、単純にそう思った。
そんな、ショウミの心の内にシンクロするかのように、クォン・スニが、口を開く。
「スンジャヤ、モッ ポン サイエ クェ イルボン ムリ トゥロンネ~(スンジャ、あんた見ないうちに、結構な日本かぶれになったわね~)」
「そうかな?」
スンジャが、少し髪をかき上げならスニに答えた。
「クロッチ~ チグムド イルボノマン スゴ イッチャナ(そうよ~、今も日本語しか使ってないじゃない)」
ペ・ジョンヒも相槌を打ちながら、スンジャの変化を指摘した。
「う~ん、なんか、日本の学校行ったら、何か在日として虚勢張ってるのに疲れたのもあるかな~」
スンジャは、4人に自分の正直な今の心境を語った。




