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チョーコー!朝鮮高校喧嘩列伝改  作者: 姜公紀


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110/119

朝鮮高校vs目黒高校 船上での激突 part3

その開戦は、たった一つの缶から始まった。


カランカラン───。


チョーコーの女子ハッセン(学生)・イ・スクヒのこめかみに当たった、ジュースのアルミ缶が、音を立てながら、広い共用ホールに響き渡った。

戦闘のゴング。

アルミ缶が転がり終わる前に、教養ホールは戦場と化した。




目黒高校とチョーコー、2つの生徒たちは、お互い意識し、殺気立った状態で、それぞれのグループに分かれて談笑したりふざけたりしていた。

だが、目黒高校の2年・佐藤三郎が冗談で投げたジュースの缶が、チョーコーの女子ハッセン(学生)・イ・スクヒのこめかみに見事に命中してしまい、そらもう大変。

まさか当たるとは思わず後手に回った目黒高校の生徒達と、何か起きればいつでもいける臨戦態勢を整えていたチョーコー生との衝突は、火を見るより明らかだった・・・・・・。


「キャー!!!」


目黒高校の女子生徒たちが悲鳴をあげる。


「やめるんだ!おまえら!」


大声をあげて静止する目黒高校の先生たち。

一方、チョーコーのソンセンニム(先生)達は、その様子を止めるそぶりを見せながらも傍観していた。

売られた喧嘩は買う。

買ったら勝つまで戦う。

これがチョーコーの掟であったからだ。


ワー!

キャー!

ドタドタ。

ガツン!、ゴツン!


船内をあらゆる物が飛び交う。

カバン、傘、ゴミ箱、空き缶、灰皿、瓶。

お互いの人数でいえば、数は拮抗していた。

だが、この瞬間を待ち望んでいたチョーコー勢と突発的な乱闘に発展してしまい戸惑っている目黒高校勢では、戦いは開始した瞬間決していたのかもしれない・・・・・・。

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