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*詩集*  作者: れむ
58/125

【詩】恋ハ蝶ーコイハチョウー

みじめな自分隠したくて     強がりは僕に貼りついた

離さないでと  耳元で  ささやいたのは   ……誰ノ声?



変われない自分を壊したくて   壊せない自分は嘘つきで

それでも優しい君が辛くて 突き飛ばした 


……そんな自分は余計に嫌で。



ねぇ   神様がいるのだとしたら

この闇夜の月に   潜むのでしょう…



ねぇ   頼むからさ 僕を消して    

…これ以上狂い出してしまう前に


助けてほしいなんて  願いよりよっぽど  

簡単なハナシでしょう…?  お願いだよ








どんな形だけの恋にも   溶けない熱  目の覚める夢

絡みついたこの感情が   熱帯夜の   月に影を落とす…

うっとおしてくて…   疲れるのよ     君ばかりが脳裏で

巡り 巡りまわる   胸を焦がしてゆく…

蜂蜜のように    甘ったるい香りで    …気を迷わせる


  

ねぇ   神様が逢わせてくれた君との出逢いは

残酷でしょ…?      夢だけ見せて    儚く散るよ…


ねぇ   神様がいるのならば

きっと酷く 滑稽なこの恋を  雲のうえから眺めていることでしょう








それが蜘蛛の君と 蝶のあたしの―――…    恋ハ蝶の物語。






恋が僕のすべてを   狂わせた。

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