【詩】この散歩道に花は咲く。
「こんな人生もういやだ」なんて どうか嘆かないでよ
この散歩道、ゆっくり歩いたらいいんだよ。
走って目的地まで向かってちゃもったいない
疲れた夜が来たなら、休んだらいいんだよ
あたたかい人の笑顔が瞬く腕の中で、そっと目を閉じて…
元気が出る朝が来たなら、また歩き出せばいいんだよ
その後ろからゆかいな仲間たちがきっとついてくるからね
だけど、その先に大きな岩が立ちはだかったなら、足元をごらんよ
その岩陰には、もう少しで咲きそうな新種の蕾が隠れてるはずだよ
わき道だって好きなだけあるよ
そこが道じゃなくたって、君が歩けば道なんだから
迷ったら一度引き返せばいい
通ってきた道は消えたりなんかしないから
偶然、誰かの散歩道と重なってたらそれもいいね
ハイタッチしていこう
途中、悲しみの雨に見舞われることもあるでしょう
濡れた頬の寒さに凍えて…
身を打つ冷たさに感情がかじかむことも……
でも、そんなときは好きなだけ木陰で身を寄せていてよ
そしたら、絶対また晴れるから
雨上がりは晴天より眩しく煌めく水晶の世界
出会いという種に、優しさの水をあげましょう。
幸せの花が咲けば、また種が生まれ、広がってゆくでしょう。
挫折という岩に立ちふさがれたら、岩陰の新種の蕾に水をやろう。
悲しみの雨に見舞われたら、大好きな人の腕の中に身を寄せよう。
そうやって、のんきに歩こう。
まだまだこの先は、未知ばっかりなのだから。




