103/125
【詩】目
目が、見ている。
ざわめく人通りのある街中で…
教室の誰も気づかないようなで窓際で…
僕が目を向けると誰とも視線は合わないのに
僕が目を伏せると突き刺さる視線が 僕を捕らえる。
見ないでくれ… 見ないでくれ…
思わず飛び出した街中は 予報はずれの土砂降りで
当てもなく人ごみの中に紛れていると
教室と同じ視線が また僕の身動きを止める
曲がり角の小さなコンビニ そいつがみんなと同じ目をしていた
今日も僕の周りには 防犯カメラみたいな無機質な目が
ただずっと 無言で僕を捕らえ続けるんだ。
僕らの周りは 目 がいっぱい。




