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幕間 打ち上げだよ、全員集合


 台詞回です。

 どれが誰の台詞だか分からなかったらごめんなさい。m(__)m


「それじゃ講習の修了を祝して……」


「「「乾杯~♪」」」



「……はあ~あ」


「ありゃりゃ?どしたのカー君?元気無いねー。リッ君何か知ってる~?」


「いえ、何も。カイが落ち込むなんて珍しい」


「にしてもでっかい溜め息だね。可愛い女の子が三人も居るのに何が不満だってのさ」


「そうよ!なかなか失礼な態度取ってくれるわね」


「そーだそーだ♪ミイちゃん達と飲むのがそんなに嫌なのか~?」


「確かに誉められた態度では無いね。一体どうしたのさカイ?」


「ああ、悪い……だってよう、あんな弱っちいトオルがあれだけ頑張ってたつーのに、あの時動けなかった自分が情けなくてよぅ」


「何言ってるんだカイ。トオルさんは弱くなんかないよ!あんなに凄い魔術をいとも容易く使うじゃないか!」


「そりゃあ、あれは凄いけどよ。リツだって見たろ聞いたろあの体質。何でアレで冒険者やってんだよ……」


「あー。確かにそれは言えるかもねー」


「最弱王だなんて誰が言い出したか知らないけど、アレを知れば納得よね」


「それでも~、アンカーテイル、だっけ?アイツが姿を見せた時に一番早く動いたのはトオルちゃんだったんだよね~」


「うむ。我とてあの時は竦んでしまい、トオルに一歩遅れる形になってしまったな」


「あの時俺は、トオルが動いて、ノクが吼えて、それで漸く硬直が解けたんだぜ。その後だってトオルは囮を引き受けたり、ノクと一緒に戦線に戻ったりしていたのに、俺ときたらただ見てるだけだった……」


「ノ、ノク?……お主もか!お主もなのか!? 我の事は「暗夜のノクターン」と呼べと言っておろうが!?」


「ノクたんうるさーい。友達に渾名つけて何がいけないの~?」


「と、友? ……ふ、ふん、そうか。な、なればそのように呼ぶのを、許してやらんでも、ないぞ」


「はいはい。……でも彼、あの時何か魔術使ってたわよ。魔力の揺らぎを感じたし、何か言葉を発していたのをまいんが聞き取っているから間違いないわ。──詠唱要らずの言霊魔術……、やっぱりズルく感じるわね!」


「まあまあ、許してやりなよ。それ位のズルでも無いとあっさり死ぬし?下手したらゴブでも勝てるレベルだし」


「つまり彼奴にとっては相手が何であろうと危険度はあまり変わらん訳か」


「一撃食らえばおしまいなんて状況が当たり前になってるんでしょうね。確かに回避に関しては目を見張るものがありました」


「いくら便利な魔術を使えるとはいえ、命を危険に晒し続けるとか出来ねーだろ。やっぱアイツ、頭のどっか壊れてないか?」


「間違いなくぶっ壊れてるっしょ。あんなの、動けないのが普通だし。だからアンタもいちいち落ち込むんじゃないよ。アレ真似したら、死ぬよ?そもそもアイツ、回避にも魔術使ってるし」


「そういやそう言ってたな。……そっか、そうだよな。真似したら死ぬよな」


「あれはレベルが上がらないからこその努力の賜物だと思う。何の異常も抱えてないカイが易々と真似できる事ではないよ。それは頑張ってきたトオルさんに対して失礼だ」


「そもそも何なのよ、言霊魔術って。今まで見聞きしただけでも、浮遊、強化、解毒、浄化……他にも色々出来るそうじゃない。解体や洗浄に至っては「他に使い手居るの?」って思うほど引き出しが多いくせに、攻撃に関しては殆ど無いときた」


「いやいや、昨日はユイちゃんの弓に命中補正掛けてたぞ。スゲーよな、あれ。面白れー位にサクサク当たってたな。他にもメイジの放った魔術をそっくりそのまま返すなんて芸当までやってたぞ」


「何なのよそれ。聞いた事ないわよ、そんなの。……って、そうじゃなくて!あたしが言いたいのは、もっと単純に対象を燃やしたり凍らせたりするやつの事よ!」


「……それは本人の前では言わん方がよいぞ?彼奴自身、わりかし本気で残念がっておったからな?」


「そもそも燃やす事に関してはユイちゃんがいるもんな。亜竜とはいえ竜種の皮膚を溶かすとか、どんだけの火力なんだよ」


「それ思った。金の炎なんて初めて見たし」


「アレもおかしいわよ!大体、何で着火の魔術で火柱が上がるのよ!」


「確か……お二人は同郷だと言ってましたよね。彼らの故郷ってどんな所なんでしょう?」


「聞きたいけど聞きたくないよね~。多分常識が破壊されちゃうから。……主にマイちゃんの」


「ええ、そうでしょうとも!あんなの、正規の魔術師に喧嘩売ってるようなものじゃない!って、ああああ!聞けば聞くほど何かムカついてきた!もういい!こうなったら飲むわよ!!アンタ達、付き合いなさい!」


「い、いえ。僕達はそれほどお酒に強い訳では無いので……」


「うるさいうるさーい!いいから私に付き合いなさーい!」





「おいっす。……って何か凄い事になってるな。野郎共は全滅か」


「随分待たせちゃったかしら。遅くなってごめんなさいね」


「あ、やっと来た。遅いよ。もうちょっと早く着いてたら、マイのいいとこ見れたのに」


「凄まじかったよね~。一対三をものともしないハイペースで、立て続けに三人潰したんだよ♪」


「……来たわね、歩く非常識」


「ご挨拶だな!?マジでどうしたんだよ?マイの奴、完全に目が据わってるじゃないか」


「いやー、どうもアンタらの話題が盛り上がってね?」


「そしたらマイちゃんがいきなり感情を爆発させて……」


「アタシ達には見慣れた光景だったけどさあ……」


「慣れてない三人がモロに食らっちゃったんだよね~♪」


「何で不在の俺達を肴にするんだか。魔術師であるマイにとっては地雷ネタだろうに」


「うんうん。突っ込みどころが多すぎだもんね、トオルちゃん達って」


「私もなの?透さんだけなら分かるけど」


「唯はなあ。台所の神様に愛されちゃってるだけだからね。火を扱う事に変なブースト掛かってんだよ」


「お陰で要らぬ苦労をしているわ。どうして火柱が上がるのかしら?火の取り扱いなんて、台所では一番気にする所でしょうに」


「台所の神様、ねぇ。えらく暮らしに密着した神様も居たもんだね」


「何よそれ……。アンタらの国じゃ一家に一柱、神様が居るって言うの!?」


「はっはっは。一柱で済むとか甘い甘い。トイレにだって神様がいらっしゃるそうですよ」


「マジで何なのよぉ!?アンタらの国はぁっ!!」




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