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エピローグ:未来から見た今
数年後——
ある中学校で、地域政策に関する公開授業が行われていた。
「今日の講師は、調布市議会議員であり、
地域支援事業“ことまちラボ”の創設者でもある、大友泰斗さんです」
教壇に立った大友は、穏やかな笑みでこう語り始めた。
「君たちの住んでいるこのまちは、
たくさんの“ちいさな声”でできています」
「未来をつくるって、大きな計画よりも、
今日の“声”を誰が拾うか、で決まることが多いんです」
「だから、いつか君たちが
“まちを変えたい”と思ったとき、こう言ってください。
『自分にもできるかもしれない』って」
生徒たちの中には、小学生のころから知っている顔もあった。
その誰もが、静かに頷いていた。




