登場人物の名前について④&あとがき
登場人物の名前について④
溝端君
高三男子。進路は今どきの高校生には数少ない「就職組」の一人。
幽霊になってしまった母親の言葉ではないですが、彼は養護施設に入っていたことで衣食住を保証されていました。
なにか一つ、条件が違ったら生きていなかったかも知れない。
そんなギリギリの状況でも頑張っていたことを「溝」に落ちるすれすれの地の「端」っこに立ってた……みたいなイメージから。
かろうじて生活をつないでる状況を例えて命名。
本間
霊体だけの存在。
横道の身体に憑依したのは、リンに見つかりたくない(多分バレてはいた)ためのカムフラージュ。
生前は国際的ジャーナリスト。
真相を知ってしまったためにリンに殺されたらしい。
本当のこと、から「本」
世界中を回っていた→空間としての大きさ→「間」……と、かなりこじつけ。
真治
「闇」の中で雨守に憑依した後代を苦しめた子どもの正体。
三十年ほど前、いじめにより自殺した中学生男子の霊。
ネーミングには特に理由はありません。
エヴァンゲリオンのシンジ君がついひらめいてしまって。
深い意味はありません。
ジョン
湾岸戦争で友軍の誤爆により死んでしまった青年の霊。
幻宗に多大なダメージを与えたほどの手練れだが、それは戦争体験で狂って覚醒したことも一因か。
祖父は第二次大戦で日本軍捕虜になったのち死亡。
祖父は日本兵に殺されたと伝え聞くが、彼自身は日本のサブカルチャーを愛していた。
マダマダオワランヨは、某アニメの赤い人のセリフ。
ジョンという名前は、単に私がスタローン主演映画「First Blood」(邦題「ランボー」)が好きなことから。
同映画主人公の名前から。
リン
二千年も転生を繰り返し、自らが愛した男により犯されたのち殺されるという死因を繰り返す謎の女。
最初の神との契約がそもそもの始まりなのか?
彼女が愛した「帝」とは、幻宗がかつて密命を受けた「帝」と同一人物なのか?
世界の破滅を目的として暗躍する女幽霊。
名前はどうつけようか一番困った人。
輪廻、凛とした、人魂の燐、などなど……。
あとがき
時に雨守シリーズは完結とします。
高校という舞台の裏で起こる様々な出来事を盛り込んできましたが、とりあえず書きたいことは書けたかなと思います。
正直取り上げるには重たいテーマばかりでしたが、現実でもすっきり解決とはいかないものばかりです。
そこに雨守のように生きてる人に容赦ない男とか、とっても素直な心を持った幽霊の縁ちゃんに活躍してもらえたら、こんな解決の道もあるのにな……なんて勝手に思い描きながら書いてました。
だんだん縁ちゃんの成長物語になってましたが、このお話の続きは、縁ちゃんとリンの果てしない物語となっていきます。
実は「親知らず子知らず」の後に、その(アニメや映画で言ったらパイロット版みたいな)さわりの話を一度upしたのですが、あまりにも拙い内容だったので削除しました。
またよーく煮込んで、機会がありましたら。
その後の縁ちゃんや雨守他、登場人物の「それから」を書ければいいなぁ……と、思ってはいます。
連載初期からお読みいただいた方には、ほぼ半年に渡りお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。




