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好きなもの徒然  作者: 書庫裏真朱麻呂


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1、動物型フロッキー人形(シルなんとかファミリー)

けっして、特定の商品の宣伝を目的とした文章ではありません。念のため。

 私の好きな物の一つに、昨年で誕生40周年を迎えた某動物型フロッキー人形とお家のシリーズがあります。某野球盤で有名な玩具メーカーが出しているものです。

 特に、ボディと顔はクリーム色で耳の先だけがチョコレート色のウサギの赤ちゃんと、全身真っ白で、耳の中がピンクのハートになっているネズミの男の子・女の子が最推しで、私のペンネームもここから来ています。


 しかし最近、それ以外にとても気になっているのが、そのシリーズから出ているシカの赤ちゃんです。

 その子は初めて販売された時、妖精の衣装のようなピンクのドレスと、お花の耳飾りでおめかししていました。ちょっとバンビ風の、ものすごく可愛らしい子なのですが、公式サイトによると「男の子」とのこと。一瞬誤表記かと思ったのですが、どうやら現在のシカファミリーはボディの色で性別が分かれているらしく、他の人形と見比べると、確かにパパ人形と同じ色……。

 「男の子もピンク色の可愛い服を着て、可愛いアクセサリーを付けて良いんだよ」というメッセージをそこに感じました。


 性別も年齢も関係なく、誰かに迷惑をかける訳でもないのなら、好きな物は好きでいて良いと思うのです。

 女の子だって発明や冒険が好きで良いし、男の子だってふわふわとした可愛い物やお花が好きで良い。昭和の頃にはなかった、そういう発想が好きです。

 それはもしかすると、私がこれまでの人生で、好きな物や好きな遊びをあれこれ否定されて来た反動なのかもしれません。子どもの頃、ふわふわの猫のぬいぐるみもティラノサウルスの全身骨格の化石も、虫取りもピンクのドレスを着たお人形も全部好きだったのに、「お前の性別には合っていないよ」とか、「もうその年齢になったのだから卒業しなさい」とか。

 誰だって、自分の好きなモノやコトを否定されたら辛いはずなのに、どうして他人に対しては、平気でそういうことが言えるのだろうかと思います。


 それと同時に、好きなコトを貫けなかった若い頃の自分のことも情けなく思うのです。世間的な受けがどうとか、就職活動に有利かどうかとか、そんなことに振り回されて、結局何も手に入れられなかったから、余計に。

 だから今、自分の書く小説くらいは、自分の好きなモノとコトでいっぱいにしたいのです。自己満足で申し訳ありません。しかし、当店は今のところ、人間と関わらずにはいられない「人ならぬ存在」と、何かを拗らせている人々の専門店です。

 

 などと言っておいて、いつかは違う物を書き出すこともあるのかもしれませんが。

 耳の先だけチョコレート色のウサギのお人形が、こう言ってくれている気がします。

「その時その時で、好きな物は好きなままでも良いし、変わりたくなったら変わっても良いと思いますよ。私たちだって、最初は開拓時代のアメリカのような世界でシンプルに暮らしていたのが、いつの間にか近代的な都会生活を楽しむようになったり、夢かわいい遊園地で遊ぶようになったりしていますからね。ちなみに、今のワタシの家にはドラム式洗濯機も、スリムな掃除機も、氷が自動で出て来る冷蔵庫もありますよ。気楽に行きましょう」

 そういうわけで、私は今日も好きな物を置いた机に向かい、好きなコトやモノについて綴るのです。

 そのシカの赤ちゃんのファミリーネームが「ウィロー」なのですが、その「ウィロー」とは、もしやヤナギのことなのではなかろうかと思うのです。

 家名が「柳」で、たまにヒラヒラの可愛い服を着てる男の子が拙作にもいるので、すごい偶然だと思っています。

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― 新着の感想 ―
持ってました、なんとかバニア〜! しかふぁみりーとうさぎふぁみりー、いくつかの家とお店屋さん。 そういうのが大好きな子どもでした〜。
ランキングから飛んで参りました(^^) 好きなものを貫く、できそうで難しいことですね…特に10代はそんな印象です。勢いも必要だけど、経験と後悔を知った人が辿り着く境地にも感じます。 私は幼なじみも仲…
シルなんとかファミリーは、お父さんと男の子が黒い、ねこの家族四人だけ持ってます。ぶれない猫好きです。お家も欲しかったんですが、あれ、場所取るから……。西洋のドールハウスに憧れていて、でも手が出ない(場…
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