表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/73

第72話

 案内された場所は、荒れた土地にDr.タニック号が漆黒の霧が放たれていた。


 「あれがそうかしら」


 「ああ。ガイが闇の属性世界を汚染しようと企んでいる様だ」


 「うん。一刻も早く、取り除かねば・・・」


 「なおさら、闇の属性世界を救わねば・・・」


 馬車は、ゆっくりと停まった。


 「我々は、ここまでだ。すまないが、検討を祈っております」


 そのまま、降りて、馬車を避難させた。


 「ナルコネスは、大丈夫かしら」


 「あたしの責任だ。闇の魔鉱石を取り戻す責任がある」


 「そうか。それでも戦うのか?」


 「ええ。戦うわ」


 桜花達は、気づかれずにDr.タニック号の元に近づいてきた。


 しかし、大砲を向けられ、漆黒の霧が放たれた。


 桜花は、剣を抜いて、真っ二つに切り裂いた。


 「気づかれたわね。」


 だが、漆黒の霧が桜花の身体にこびりついていた。


 やむを得ず、光の魔鉱石を取り出し、超:桜花となった。


 さらにスバル達は、魔鉱石を取り出し、超モードになった。


 「みんな、大丈夫っ!」


 「「「おうっ!」」」


 漆黒の霧に感染されてなく、無事だった。


 だが、ナルコネスは、漆黒の霧に感染されていて、動けないはずだった。


 「あたしは、やられる訳には、いかないんだっ!」


 ナルコネスは執念深く、身体を集中した。


 「はぁぁぁっ!!」


 身体を張って、漆黒の霧を振り払った。


 「そこにいるのは、わかっている。あんたが奪った闇の魔鉱石を取り返すっ!」


 漆黒の霧が薄くなり、Dr.タニック号の姿を現した。


 「ほほう。本当に闇の魔鉱石を取り返すのかい?」


 そう質問してきた。


 「だが、闇の魔鉱石は、渡さないからね」


 ナルコネスの背後を目視したら・・・。


 「なぬっ!代行者が揃っているとは?」


 「ガイっ!闇の魔鉱石を返しなさいっ!」


 「へんっ!誰が返すものかっ!」


 土藁氏は、素早くDr.タニック号の足を体当たりしてきた。


 ぐらついて来て、バランスを崩した。


 「ええい、話している途中で攻撃とは・・・?」


 「いいぞっ!土石器っ!俺も行くぞっ!」


 スバルは、全身の魔力を集めて、槍に集中した。


 「ファイナル・アクア・スライサーっ!」


 船に向けたが、特殊な漆黒の霧によって、弾かれた。


 「なにっ!」


 「見たかっ!ワシは、負けんぞっ!」


 背後から大砲が動き出し、桜花達に向けられ、被弾した足が再構築した。


 「おい、野郎どもっ!狙いを定めっ!!」


 「「「ガイガイッサーッ!」」」


 すぐに発射された。


 ペガセイバーは、杖をかざして風の障壁を展開した。


 しかし、相手の威力が耐えられるかが不安だ。


 土石器は、ペガセイバーの障壁の手前を展開した。


 「ごめん、土石器。僕の力じゃ」


 「忘れては困るよ。一人じゃないでしょっ!」


 「僕が間違っていた」


 ペガセイバーは、みんなで戦っていることに気づかされた。


 土石器も限界を感じていた。


 スバルは、氷の障壁を展開し、最も硬い氷の変質を変換させた。


 「大丈夫かっ!!?」


 その間に桜花の剣を抜き、光の魔力を集中した。


 「シャイニングストーム・オーロラスイングっ!」


 発射元に向けて、発射されている漆黒の霧を打ち去った。


 「おのれっ!」


 船にダメージを負わせて、一時的にしのいだ。


 「よくもやってくれたなっ!」


 漆黒の霧の魔力も強くなった。


 ナルコネスは、最終手段を使うことにした。


 「先に突入するっ!」


「えっ!待ってっ!!」


 Dr.ガイの船に乗り込み、精霊から与えられた闇の魔力の塊を使う時が来たようだ。


 「なぬっ!侵入されたっ!」


 船内に侵入し、与えられた闇の魔力の塊を放出させ、闇の魔鉱石の在りかを反応させた。


 (ここか・・・。闇の間庫往昔の反応があったのは)


 動力源の扉をくぐった。


 サイボーグ壱・弐・参号が、船の操作を集中していた。


 その隙に闇の魔鉱石に近づいてきた。


 「ちょいと機械が故障していて・・・」


 ナルコネスは、再び闇の魔力の塊を発動させ、闇の魔鉱石を共鳴した。


 機械室に保管されたコックピットから取り出すことに成功し、コックピットの破壊音に気づいた。


 「しまったっ!闇の魔鉱石が・・・!」


 すぐに超:ナルコネスとなった。


 垂直方向に船から脱出した。


 「みんな、お待たせっ!」


 漆黒の霧が薄くなり、弱まった。


 「だが、奴を倒さねばならないからな」


 「ええ。ガイを好き勝手にさせないわっ!」


 Dr.タニック号の前に立ち向かった。


 魔鉱石の反応が光り始めた。


 「僕の魔鉱石が反応し始めた」


 「あたしにも・・・」


 「オラも」


 「そうか。みんなで合わせろってことか」


 「じゃあ、みんな。合わせるわよ」


 片手に取り、魔鉱石をかざした。


 共鳴し、ひとつになった。


 「なっ、なんじゃっ!!!」


 ガイは、目の前の輝きに目の当たりにした。


 代行者の陰に守護竜の姿が現われた。


 守護竜の目が船に向けた。


 「再びあいつの仕業か?」


 「いうまでもないだろうな」


 こくりと頷いた。


 「ええいっ!緊急俊足移動っ!!」


 船は、薄くなり逃げ去った。


 桜花は、唖然とした。


 「なんなの?」


 船が壊される前に立ち去った。


 「しまったな。逃げられた」


 土石器は、気づいたことがあった。


 「それに大変なことになってる」


 「本当だ。上空から落下してきたぞ!」


 ペガセイバーは、自然の風の流れに気づき、異変を感じた。


 「方向的に海の真ん中に向かってきてる」


 ナルコネスは、方向を向けた。


 「まさか・・・」


 地下講義堂の会議室に落下してきた。


 陰の竜は、姿を失い、闇の属性世界が巻き込まれると判断し、竜の結界を展開した。


 「少々の守りを展開した。あとは、任せたぞっ!」


 桜花達は、掲げたまま、魔鉱石の結界を展開し、闇の属性世界を護った。


 空から謎の物体の柱が地下講義堂を囲まれ、地響きと衝撃が起こった。


 「なんてこと・・・」


 桜花は、突然の展開で対応が難しかった。


 ナルコネスは、それどころではなかった。


 「今は、闇の属性世界を何とかせねばっ!」


 だが、桜花の魔鉱石のおかげで、闇の属性世界は回復していた。


 市民のみんなは、元に戻っていた。


 ざわついていて、意識が戻り、街を復帰してきた。


 そうでもしないと生活が出来ないからだ。


 刺さった柱は、何も起きなかった。


 「早く、闇の城に戻らなきゃっ!」


 ナルコネスの言っていることは、合っている。


 その為、ハデス4世が心配だ。


 桜花達は、港に戻り、仲間達の様子を見に行った。


 船に到着して、超モードから解除した。


 「桜花、おかえりっ!」


 甘恵が迎えてきた。


 「それに強い風が出て来たんだ」


 桜花は、みんなを呼んだ。


 「みんな、お話があるんだ」


 船の庭園に集まってきた。


 ナイトは、一体何が起こったのかを聞きに来た。


 「桜花よ。何が起きたんだ」


 「ええ。先程の強い風について、話しておきます。海の中央の地下講義堂で謎の柱が刺さったわ。それに何が起きるかはわかっていないわ」


 ペガセイバーは、予測しているようだ。


 「地下講義堂に刺さったことは、全ての世界を支配されることになるのかな?」


 土藁氏は、同じことを思っていた。


 「それに支配されたら、オラ達の世界が終わってしまう」


 「ここで、終わる訳にはいかないだろう。俺達が5つの柱を何とかせねばならないからな」


 スバルの言っていることも最もだ。


 どうしたらいいのか。


 8代属性の代行者は、立ちふさがっている。


 闇の城に着いたナルコネスは、王室に急いだ。


 「突然失礼するっ!」


 「何事かっ?」


 「謎の柱が海の真ん中に刺さってきた」


 「ああ。わかっておる。属性世界の王と王女も情報が回ってきた。そこで、代行者のみんなに集めることにしたんだ」


 ナルコネスはどういうことかと。


 「あの柱を一本破壊しても問題はないでしょっ!」


 「それは、ならんっ!」


 「えっ!!?」


 「一本でも破壊してでも、漆黒の霧が出てくるのかもしれないぞ!!」


 一息ついた。


 「そこでナルコネスは、桜花と共に旅をすることを任命する」


 ナルコネスは、納得が出来なかった。


 「まぁ、安心しな。闇の属性世界は吾輩が守るとする。すぐに支度したまえっ!!」


 言われた通りに旅支度を始めた。


 ハデス4世の一言があった。


 「地下講義堂の中央に現れることになるからな。急いでくれ。全ての世界が崩壊する前にくい止めてく

れ」


 そう願っていた。


 「ああ、そうかよ。あたしにしか出来ないことか・・・」


 桜花の後に着いた。


 「ナルコネス様っ!我々でお送りしますがいかがでしょうか?」


 「構わんっ!あんた達は、護衛に入れっ!」


 兵士は、その言葉に従うしかなかった。


 闇の城を去って、港に向かって行った。


 到着した瞬間、港の先に暗闇の塊が固まっていた。


 「何かしら?地下講義堂を巻き込むように・・・」


 桜花の乗っているシーホープ号の姿が無かった。


 「あいつらは、なにちんたらしてるんだ」


 ナルコネスが、暗闇の塊に突っ込もうとしたが・・・。


 バチンと弾かれて、港に戻された。


 「あたしの力じゃ、敵わないのか・・・」


 シーホープ号が現われて、桜花は、ナルコネスを拾った。


 「桜花。本当に良かったのか?」


 「今は、闇の代行者が必要だわ」


 そうするしか無かったようだ。


 闇の王は、代行者のみんなに無茶な頼み事と思っていた。


 (ナルコネスには、強大な柱を何とかせねばならないだろうと思っている)


 ハデス4世は、今までのことのない悩みを抱えていた。


 (あれは、先代の闇の王が、何度か目視していた・・・)


 つまり、過去に地下講義堂を狙った。


 (なぜ、今頃となって来たのか)


 代行者のみんなには、負担をかけてしまう。


 (吾輩なりに考えてきたが、手遅れだ。責任は免れん)


 他の属性世界に申し訳ないと思っている。


 だが、座椅子の手前の水晶が反応を示していた。


 左手を伸ばして、手を開いた。


 (なんだって。伝わっていないだと・・・)


 光の魔力の反応が大きかった。


 (過去の出来事が、気にかけなかった。すまないが、代行者のみんなに申し訳ないと思う)


 (今更だ。貴様らが、このことを話したらどうなっていたか)


 (言われるまでもないだろうな。だが、そうも言っていられないか・・・)


 その様な言われようなら、全属性世界の王と王女もわかっているはずだ。


 ハデス4世は、5つの柱について、わかっているかは不明だ。


 集中的な通信が終わり、扉が開いた。


 「ハデス様。ナルコネスが船に乗り込みましたっ!!」


 「遅かったか・・・。ここは、祈るしかない・・・」


 結局は、静まった。


 ハデス4世は、どれかの柱を触れてしまったら、全世界が崩壊する可能性があるのかと思っていた。


 (奴らが、あれらの柱に気づいてくれていたら・・・)


 桜花達が到着したら、気づくことが出来たらなと思っていた。


 ナルコネスを拾った桜花は、気が付くまで様子を見ていた。


 「なかなか、目を覚まさないわね」


 「ああ。そうだな」


 スバルは、離れようとしたが、ナルコネスの様子が取り戻し始めた。


 「桜花。このまま、様子を見ていてくれ」


 「わかったわ」


 スバルは、船から離れて、ハデス4世の城に向かっていた。


 目が覚めたナルコネスは、身体を起こした。


 「はっ!!ここは、どこだっ!!」


 周りを見渡し、目の前の桜花を見た。


 「桜花。ここはどこだっ!」


 「私達の船よ」


 「桜花の船だって・・・。あたしは、こうしちゃいられないっ!!」


 「こうしちゃいられないって、どういうことっ!!?」


 「あたしは、心の奥にハデス4世から伝えられたんだ」


 一息、整えた。


 「突然、言い渡されたんだ。地下講義堂に5つの柱が仕掛けられると言われたんだ」


 仲間達も驚いていた。


 桜花は、聞き出した。


 「地下講義堂って、あったのかしら」


 「あたしもそのことを初めて知ったんだ」


 桜花は、どうしたらいいのかを考えた。


 「それに、5つの柱を触れたら・・・」


 突然の地響きが鳴り響いた。


 シーホープ号の海の上でも分かるほど、揺れている。


 「なんだっ!」


 スバルは、船内から出た。


 闇の属性世界付近で、通路があらわにし、地下講義堂の出入口を設けていた。


 闇の属性世界の陸から、秘書官の月詠が乗り込んだ。


 「代行者様。ナルコネス様は、いらっしゃいますか?」


 「ああ。いるけど」


 扉が開いて、ナルコネスが出て来た。


 「どうかしたの。月詠っ!」


 「良かったっ!無事だったか?」


 慌てている様子だ。


 「ハデス様は、王室で動けない状態になっております」


 後に桜花も出てきて、月詠の言葉を聞いた。


 「それって、本当に・・・」


 「本当だ。闇の属性世界と地下講義堂の通路を支えるために、全魔力を放出しております」


 本当に固まった。


 「ただ、竜族が壊滅してしまったら、全ての世界が壊滅に繋がってしまう!!」


 やはり、恐れてしまった。


 桜花は聞き出した。


 「あの柱は、どうしたらいいんですか?」


 「あの柱がすでに刺さっていて、潜り込まれる前に早く止めねば・・・」


 沈黙し、どのように止めることが出来るのか。


 代行者の懐から、反応があった。


 「えっ、これって・・・」


 光の魔鉱石を取り出し、輝いていた。


 同じく、ナルコネスの闇の魔鉱石も反応した。


 「これって・・・」


 月詠は、光と闇の魔鉱石の反応を見て、もしかしてと思っていた。


 「そうか。代行者の皆様は・・・」


 見渡して、桜花、ナルコネス、スバル、土藁氏、ペガセイバー、アジサイ丸が揃っていた。


 「今の船を闇の属性世界に着けてください。一刻も早く5つの柱を治めるには、魔鉱石をかざして収まるはずだっ!」


 桜花は、月詠の言葉を信じるしかなかった。


 「ナイト、私達は、地下講義堂の周りに行って、治めてくる」


 「おうっ!任せろっ!」


 桜花は、代行者のみんなを集めて、地下講義堂に向かう準備をした。


 魔鉱石をかざして、超モードとなり、飛翔した。


 ナルコネスが、ふらついていた。


 「ナルコネスっ!!」


 「構うなっ!」


 だが、急降下した。


 ペガセイバーの高速でナルコネスを抱えた。


 「大丈夫かっ!!」


 「あたしは、ここで倒れる訳には・・・」


 ペガセイバーは、そのまま担いで、先を向かった。


 地下講義堂の中央に到着し、全ての魔鉱石をかざした。


 5つの柱の魔力が薄まり、引き上げることに成功した。


 「引きあがっているわっ!」


 「ああ。地下講義堂が無事であれば・・・」


 スバルは、そう思っている。


 ナルコネスは、浮き上がっている瞬間に闇の魔力を全力で放った。


 「浮き上がっている間に闇の壁を張っておくっ!」


 再び、海中に刺さらない様にしている様だ。


 しかし、柱の魔力が高まっていた。


 「くっ!!!」


 ナルコネスの魔力の壁を破ろうとしていた。


 でも、闇の魔鉱石が反応し始めた。


 「なにっ!あたしの・・・」


 何が起きているのかがわからなかった。


 「えっ?」


 ナルコネスの身体に闇の魔鉱石の魔力がまとわり、主と信頼されたのだ。


 「なにっ!あたしがしっかりしろだと・・・?」


 その様な反応だった。


 頭を冷やして、闇の魔鉱石をかざした。


 みんなは、ナルコネスを注目した。


 「ナルコネスは、変わったんだ。私も変わらねば・・・」


 桜花も同じく、光の魔鉱石に念じて、力を合わせた。


 残りの代行者のみんなも同じく、変わらねばと気づいた。


 5つの柱は、地中海に潜らず、引きずり出すことに成功していた。


 しかし、空中で、漆黒の魔王の幻影が現われた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ