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No.011 コラップス

遅れました。

申し訳ありませんm(__)m

「これよりサルフォルディア陸橋第1要塞攻略作戦【コラップス】の作戦会議を始めます。よろしいですね、マスター」

「ああ、始めてくれ」

「了解しました。ではこちらをご覧ください」


そう言って雫は前面のモニターにCG映像を出す。映っているのは第1要塞と周辺の地形だ。

ちなみに第1要塞は他2つよりかなり大きく、城壁も巨大だ。兵士は増援を含めて200万人、空中艦も200隻以上いるので簡単にはいかなさそうだ。


「本作戦の目的は第1要塞の奪取にあります。その時、敵兵をある程度逃がすようにしてください」

「副総統、何故敵兵を逃がすのですか?」

「それは俺が言おう。レンデングスト連合の内2国は宗教国家だが、そこの宗教では神が自分達の勝利を約束しているとうたっているんだ。そんな中へ無数の敗残兵が行けば信仰心や国力の低下に繋がるだろ」

「そういう事ですか。ありがとうございます、総統」

「続けてもよろしいですか?」

「ああ、続けてくれ」

「了解しました。第1要塞壁上及び、空中艦隊への攻撃は空戦型のブースター使用機が行います。壁上の掃討後、南から陸海空軍の各5ヶ軍集団、北から旗艦軍と特軍の2ヶ軍集団のMTが突入します。」

「特軍は2ヶも投入して大丈夫なのか?」

「問題無いわ。一味の協力のお陰で諜報員の護衛は殆ど必要無くなってるのよ」

「母艦と駆動機はどうするんだ?」

「いつでも援護出来るように待機していてもらいます。MTだけでは厳しい所もある可能性があるので」

「恐らくは内部の建物への焼夷弾攻撃になるだろうな。もしくは防壁破壊って所だ。雫、続けてくれ」

「了解しました。東と西の門へは基本攻撃をしないようにお願いします。理由は前述の通りです。占領後はファイデンブルグ王国へ返還し、我々は5km程の場所に基地を建設します」

「その基地の規模と装備、建設部隊にこれだけの規模が必要なのですか?」

「暫くは防衛戦にするからな。完膚無きまでに叩きのめして、出来る限り連中の心を折っておいた方がいい」

「酷いですわね」

「奴等程じゃ無いだろ。あ、今思ったんだが、ここに対しては牽引式電磁砲も使った方が効果的じゃ無いか?あれも実戦運用した方が良いし、基地の為に持って来てただろ?」

「確かに、恐怖心を煽るという点では良いですね」

「角度には注意しないとね。防壁は出来るだけ残しておいた方が良いでしょ」

「だったら総統、許可をくれ!これだけで作戦を終わらせてやる!」

「落ち着け、玲。許可は出すが、数は制限するぞ。恐怖心ではMTが1番効果的だからな」


どうして死んだか分からないより、追いかけられて死んだ方がよっぽど怖いはずだ。一緒に逃げて相方は死んで自分は生き延びた、とかなら余計に恐怖心は煽られるだろう。


「さて、これで良いかな?では、諸君の健闘を祈る」

「「「「「了解!」」」」」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





サルフォルディア陸橋第1要塞

シーゲルグスト教皇国軍所属魔術兵

レクス・ハルミア


「なあ、聞いたか?」

「何をだ?」

「他の2つの要塞の事だって」

「ああ、落とされたとか言ってたな」

「大丈夫か、ここ?この間、爆音もしていたし」

「ここの規模は他とは大違いだってば。問題無い」

「まあ、そうか。我らが神の加護もあるしな」

「蛮族なんか一捻りだ」

「おい!いつまでくっちゃべってるんだ!見回りの時間だぞ!」

「「すみません、今行ってきます!」」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






『総統、全軍配置に付きました』

「分かった。では狩りを始めよう」

『了解、全軍作戦開始』






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






レクス・ハルミア


「おい、何だ?あれは」

「ん?どれだ?」

「何か白いのが近づいて来てるだろ」

「よく分からないが……」


先輩に怒られて相棒と見回りへ向かう途中の南門の近くの広場。そこで俺は空に何か白い物が浮かんでる事に気づいた。

それは段々大きくなりながら防壁へ近づいて行き……


「⁉︎攻撃されたのか⁈」

「そうみたいだぞ!早くあれを落とした方がいい‼︎」

「そうだな、って全方位に居るぞ⁉︎」

「何だって⁈」


気づいたら白い奴に囲まれていた。羽も無いのに何故飛んでいるのかは分からないが。

防壁の上のバリスタや魔術砲が次々と壊れていく。爆発が起こっている所もあるが、大半は急にバラバラになってしまっている。


「おい⁉︎今度は何だ⁈」

「いきなり建物が爆発したぞ⁉︎」

「何も近くに居ないのにか⁈」

「何が起こってるんだよ‼︎」


辺りを見回すと、次々と爆発が起きている。空竜騎兵が迎撃に上がるが、すぐにやられてしまう状況だ。


「おい、後ろから来るぞ!」

「何だあの青い奴は!取り敢えずここからでも撃つぞ!」

「ああ、分かっ……え?」


隣にいた相棒が南門の敵へ魔法を撃つ準備をした途端、頭が吹き飛んだ。


「あ……ああ……あああーー!!」


俺は逃げる。国のある西へと逃げた。


(……蒼殻の……悪魔がっ!)






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






『総統、特軍全部隊突入完了いたしました』

「分かった。ベルセルク中隊、好きに暴れろ!」

『『『『『『了解!!』』』』』』


前回はファンタジアアームズだけに制限していたが、今回はしない。

ターゲットは前よりも多いし、ベルセルクはメインだしな。


「さて、俺もやるか」

『あはははは〜次はどこなの〜?』

「……雫はいつも通りだな……」


雫は以前と同じくファンタジアアームズで切り裂いているだけだ。僅かに残った建物ごと一刀両断した場所も幾つかあるが。

俺は閉所戦闘に向く刀で二刀流にし、スラスターを全開にしながら、両腕のビームマシンガンとウェポンシールドのグレードランチャーを使って弾をばら撒いて行く。グレードの弾数には注意しないとな。


「ははっ、やっぱこのスピードは良いや」


俺は元の世界でアクションゲームをやる時、基本的な戦法がスピード特化での連続攻撃だった。

特に白い悪魔系統のゲームでは、スラスターとマシンガン系の武装を最大まで強化して蹂躙したものだ。同じゲームをしていた友達も高速戦闘ばかりしていたので、通信対戦をしたら凄い事になっていたな。互いの攻撃がかすりもしないという……

ゲームではビットもよく使っていたから、MTに載せられ無いのは残念だ。


『おいコラ!逃げるな!戦え!』

『無駄な足掻きね』

『所詮は雑兵、こんなもんか』

『精鋭だったとしても、変わらないわよ』

『…次…』


町の中だからモンスターがいないせいで、前回以上に無双中だ。

と言うか、もはや虐殺でしかないか。奇襲が上手くいきすぎて恐慌状態になってるな。こっちとしては好都合だが。

他の連中は、ロングビームバズーカやビームキャノンで遠距離から撃ち抜いたり、刀で切り裂いたり、ナイフの投擲と回収を繰り返したりしている。

1番多いのはファンタジアアームズと射撃武器の併用なのだが、1番バリエーションも多いな。


「だいぶ引いていくな。MT隊攻撃止め!母艦は焼夷弾を撃て!」

『了解、焼夷弾発射』

『もう終わりですか……』


雫は残念そうにしているが、あまり殺し過ぎると目的が達成出来ないからな。

焼夷弾はテントが集まっている所へ重点的に撃ち込まれている。奴等はここを落とす時に壊し過ぎたようで、テント村と化している場所もかなりある。


「も〜えろよもえろ〜よ、ってな」

『雰囲気にはピッタリですね』

『燃えると言っても人が、ですがね』


賛同する雫と呆れる守。……確かにそうだな。

大規模なテント村を防衛線代わりにしていた所も有ったが、纏めて焼き払った為に被害が甚大だ。火薬の爆発がそこらじゅうで起きているし、燃えている人の断末魔もかなり聞こえる。


「まだ残ってるのか。MT隊、追撃せよ!」

『ふふふ〜行きますよ〜』

「雫はぶれないな」

『そうですね』


それから10分後、第1要塞、ひいてはファイデンブルグ王国内からレンデングスト連合の兵を完全に追い払ったのであった。




これから先、更新速度がかなり落ちそうです。

ご了承下さい。

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