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No.009 平和と争い

漸く出来ました。

シリアスな会話が書けない……


では、どうぞ。

4日後

ファイデンブルグ王国王城

婚儀の間


赤いカーペットの上を2人は歩いて行く。片方は白い鎧を着て剣を差した男、アレクセイ。もう1人はこれまた真っ白のドレスを着てティアラを付けた女性、リーア。今日はこの2人の結婚式当日なのだ。国内外から多数の参列者がいるのだが、当初の予定とは参加者が違うらしい。国境の要塞にいて戦死もしくは捕虜となった軍の上層部がいず、代わりにソウルリキッドの総統・幹部計14人がいる形となった。


「汝、リーアを妻とし、一生を添い遂げる事を誓うか?」

「誓います」

「汝、アレクセイを夫とし、一生を添い遂げる事を誓うか?」

「誓います」


ここの結婚式はキリスト教の様な形となってはいるが、所々に違いがある。一番気になった違いは、十字架が筆記体のl(エル)の様な形になるている事だ。ちなみに、リーアの言葉が普通なのは、定型文として決まっているからだとか。わらわ口調での結婚式を見たい自分は封じておこう……


「では誓いのキスを」


2人の結婚式は何のトラブルもなく終わりを迎えるのであった。





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王城舞踏の間


「両陛下、結婚おめでとうございます」

「総統殿、有難うございます」

「有難い事じゃのう」


俺は所謂披露宴で2人にテンプレの挨拶をする。服装が変わって無いのはそういう形式なのだろう。結婚式に鎧姿は似合わないと思うが。


「それよりも、総統殿。ソウルリキッドの本国へ連れて行ってくれるというのは本当なのかのう」

「どうされましたか?昨日何度も言いましたが」

「リーアは嬉しくて待ちきれないのですよ」

「そういう事ですか。なかなか可愛らしい所がありますね」

「わらわは子供じゃないぞ」


この4日の間に何度も会談が行われ、同盟の詳細な事も決定された。

魔法石の材料にはガラスを使える事が判明したため、量産が容易となった。出来れば実働部隊1人につき3個程は持たせたい。

魔法薬の材料は植物系ばかりだったので、MTを使えば簡単に採取できた。厳しい気候のため、人が入ることはまずなく、かなりの量があったそうだ。

また、俺はキャラ作りを昨日辞めた。敬語を使っているため大きな変化は無いが、事前に説明したとはいえど、素が出た時にはかなり驚かれていた。


「マスター、よろしいですか?」

「ん?どうした、刹那?」

「はい、明日から3日間の両陛下の訪問行程表の最新版が出来ましたので、確認をお願いします」

「ああ、分かった。もらうよ。」

「何をするのじゃ?わらわにも見せてくれ」

「駄目です。明日のお楽しみということでお願いします」

「リーア、我慢しようよ。総統殿、明日からよろしくお願いします」

「もちろんです。この行程表の内容ならきっとご満足いただけると思いますよ」

「そうですか。ありがとうございます」

「いえいえ、国賓(こくひん)を招くのですから当然です。では、我々はこれで」

「パーティーを楽しむと良いのじゃ」


この後寄ってきた貴族共がウザかったな……吉秋と剛のおかげで助かったが。






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「お、お、おお〜」

「素晴らしいです……」


リーアとアレクセイ他多数をニルヴァーナに乗せて本土へ連れて行った後、初めに旗艦軍基地を案内していた。

俺達からしたら見慣れた光景なのだが、当然ながら中世世界の人からしたら摩訶不思議なようだ。


「何なのですか…この建物は……」

「これ程の数が……」

「あちらの物は何ですの……」


ついて来たニールゲル・カルレディウス・ソリティアもそれぞれの視点で驚いている。まだまだびっくりポイントはあるのだが。


「では、次に行きましょう。この後は市街地と演習場ですよ」


待たせていた本土内移動用駆動機に乗り、案内を続けていく。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






総統府内応接室


俺は1日目の視察を終えた5人と共にいる。他にいるのは雫だけだ。


「さて、どうでしたか?」

「どうもこうも無いのじゃ……」

「予想通り想定外という所ですね……」


まあ、当然だろうな。あと2日もこの状態は続くのだが。

ただ、アレクセイは面倒な言い回しを使ったな。


「こちらとしては驚いてくれないと面白くないのですけどね」

「総統殿も人が悪いですな……」

「全くですのう……」

「マスターの事をそんな風に言わないで下さい」


人が悪いとは失敬な。これは性格が悪いというんだよ。


「それにしても総統殿、よろしいのですか?」

「何がですか、国王陛下?」

「いえ、このようにのんびりとしていて大丈夫なのかと。連合は着実に兵を前線に集めているでしょうし」

「その心配は無用です。今夜、第二要塞を攻略する予定ですので。この事は夜戦ということで相談したミリクリアム将軍にしか言っていませんがね」

「あやつ……ちゃんと報告せんか」

「どの道今日言う予定ではありましたがね」

「そうなのじゃの、結果には期待しておるぞ」

「ご安心を、必ず取り返しますので」


この作戦は全て綾香に任せているんだけどな。






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サルフォルディア陸橋上空

ニルヴァーナ艦長

大森綾香大将


「全軍配置完了です」

「ご苦労様、(つとむ)。後1時間位ね。それにしても、工軍のおかげでかなりやりやすくなってるわね」


彼は三矢谷(みやたに)任少将で、このニルヴァーナの副艦長よ。艦隊指揮の時は欠かせないわね。


「にしても意外ですね、総統が徹底的に()れなんていう命令を出すなんて」

「あれをやる連中よ。タダで帰す訳には行かないじゃない」

「まあ、そうですね」


サルフォルディア陸橋の中には幾つか村があるんだけど、現在見えているものは全て廃墟と化しているわ。全てレンデングスト連合がやったのよ。奴等は亜人と亜人に近しい人間は皆殺しにしようというシーゲリエル教を信仰しているらしいわ。虐殺をするなんて知能の無い動物以外よね。それだからファイデンブルグとは仲が悪いらしいわ。


「それに、私達も奴等とは相容れないのよね」

文明人(・・・)ならそうですね。」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






1時間後


サルフォルディア陸橋第二要塞

レンデングスト派遣軍

ライデルング皇国将軍トリファイド・ベリア


「第三要塞は落とされていたのか……」

「こちらも第一と連絡が取れません……」

「後少しで物資も尽きるというのに……」

「兵の士気も下がり続けているか……」

「モンスターの間に疫病が流行っているというのに……」


正直手詰まりだ。4日前に謎の連中に前線が崩壊させられたという報告が有った後、他の2つの要塞との連絡が途絶えていた。第3要塞は何とか生還した斥候のおかげで状況は分かったが、内容は最悪だった。


「もう、全軍で撤退すべきでは?」

「教皇様になんと言われるか……」

「これでは逃g「ドカーン!」な、なん、グアー!」


突然起こった爆発で天幕の中にいた将軍全員が消し飛んだ。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






大森綾香大将


「あ……」

「彼処は確か……」

「指揮官達の入っていった天幕よね……」


第2要塞への攻撃を開始したのは良いのだけれど、ロケットの初弾が指揮所へ突っ込んでしまったわね。敵の指揮官は出来るだけ捕虜にする様にという命令だったのに。


「もう気にしても仕方が無いわね。次にいくわよ」

「そうですね。本作戦【ヘル】では、我々の任務は追い出す事が第1ですから。捕虜は二の次で良いとありますしね」


この作戦【ヘル】は追込み漁なのよね。工軍の頑張りを無駄にしちゃダメね。


「気を取り直すわよ。MTに追いたてさせて」

「了解、MT隊攻撃開始!」


命令と同時に森の中に隠れていた陸海空戦型のMTが敵を第1要塞の方へ逃がしていくわ。勿論、逃がすつもりは無いのだけれどね。

形としては、陸戦型が正面で海戦型が側面、空戦型が上空というオーソドックスな形よ。

と、どうやらこの間に敵将校を何人か捕虜にしたみたいね。


「敵先頭が5km地点を通過。間も無くキルゾーンに入ります」

「入ったと同時に特戦型は攻撃開始よ」

「レーダーに感!右手の森から空中艦100、空竜騎兵1000出現!」

「予定通り空戦型に対応させて。あわよくば鹵獲ね」

「了解しました」


出てきた所で悪いのだけれど、空竜騎兵は空戦型に次々と落とされているわ。空中艦はマストをビームサーベルで切り落とされ、中に侵入されているわね。壊し過ぎて墜落している物が多いけど。


「敵がキルゾーンに入りました。特戦型攻撃開始します」

「ヘルゾーンに追込む様にしてね」


敵集団が第1要塞まで後5kmになった所で特戦型が木の上から攻撃を始めたわ。今まで幅1kmの道を逃げていたのだけれど、左右の森から撃たれているから中央へ寄っていくわね。

特戦型は150mm無反動砲やグレネードランチャーも使っているから、大型のモンスター相手でも大丈夫ね。

頑張って逃げてるけど、暫くしたら端の方から爆発が起こるのよね。クレイモアみたいな対人地雷と大型の対物地雷を三角形の隙間が出来る形に仕掛けてあって、行き止まりが直径500mの円形になっているわ。


「残敵約10万、ヘルゾーンに全て入りました」

「最終段階ね。ヘル起動して」

「了解、ヘル起動します」


ヘル起動。その合図と共に地面が裂け、火柱があがり、敵は描き消えたわ。やったことは単純なんだけどね。

直径500mのヘルゾーン、彼処の地下3〜10mの地点には大量の可塑性爆薬と液化爆薬が仕込んであるの。ただ、総統が設定しただけあって、威力はそれぞれTNT爆薬の10倍と5倍なんだけどね。

地下空洞の側面と下面には防弾板とコンクリートで補強してあるから、森までは届かなかったみたい。道はクレーター状になっていて、通れなさそうだけれど。

同時に全ての地雷も爆破したから、森の中に逃げた奴等も全滅ね。


「……総統…爆薬入れさせ過ぎじゃない?」

「……作戦書にはあの1/3だと書いてありますが……」

「工軍のやり過ぎかな」

「でしょうね」

「まあ、いいや。作戦も終わったし、帰りましょう」


この後、私は捕虜と数隻の空中艦を連れて王都ヒルディアムス付近の駐屯地に戻った直後に、第1要塞攻略戦の作戦会議に参加させられたのよね。

疲れたわ……





短いですね……


これからはSSBの方と交互に更新していこうと思います。

あと、PVが5000を越えました。

本当にありがとうございます。


こちらは暫く戦闘が続きます。

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