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それぞれの思惑
白く長い毛を持つ猫を我が家にお迎えすることにした
命を預かるのははじめてなの
大切大切に我が家の子として、幸せに暮らしてもらいたい
そのための準備は当然怠らないよ
色んな視点を得るために数冊の飼育書
それらから学んでトイレ、ゲージといった諸々を購入
ふと目に入った耳かき
先についている梵天、あの猫ちゃんみたい
もしかしたら、あの子はこれで遊ぶかもしれない
だからと一緒に購入した
この日もあれもこれもと両手に抱えきれない程の大荷物
仕方ない
お店に「どうぞ」とあるダンボールに入れて帰ろう
とうとう猫が我が家に来る日
ワクワクしながらお迎えをした
少し落ち着いたようだからゲージから出してみる
背を低くしながらあちらこちらに顔を向ける猫
あ、おもちゃ入れを見つけた
どれに興味を持つかと眺めるの
あの子はそそくさと走り寄ったのは、ダンボール
単なる入れ物でしかなかった、あのダンボール
ダンボールにぴょんっと入って黒目を大きくクリクリさせた
目が合うと、あの子が私に耳をピクリとさせた




