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たぶん詩集  作者: 如月ふたば


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5/8

泥の華

 知ってるんだ

 このままゆっくりゆっくりと

 地表に取り込まれていったって

 誰にも気づいて貰えないこと


 だから横たわり

 疲れを癒したい


 もう起き上がれなくても構わないから

 このままひたすら眠りたい


 身体中のどこを探しても

 もう心は残っていない


 存在するは唯一の自我だけ

 視線も動かず指先ひとつ移動できない


 身体中を探したって

 もう力は残っていない


 だからこのまま横たわり

 泥にゆっくりと吸い込まれていくように

 もう世界に戻れなくても構わないから


 ただただ1人

 このままゆっくり眠りたい

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