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たぶん詩集  作者: 如月ふたば


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12/12

カゲ

私の影は私に問いかけた

「お前はこのままでいいのか?」


問の意味が分からない

だから私は言葉を話さなかった

でも本当は言葉すら失われていた

話すことすら土台無理だったのだ


影はもう一度問いかけた

「お前はこのままでいいのか?」と

私は横に首を振った


影の言う「このまま」は分からない

ずっとこのままでは良いと思っていない

それだけはわかっていた

言葉が失われた今、首を横に振振るしかない


私の影は私の返事を見て納得したようだ

影は私に手を伸ばし、影に全てを飲み込まれた

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