9にっこり
カラーリリー誕生!
桜は躊躇っていた。
撮った動画を編集、自己紹介文、動画の説明まで書き終わっても尚“投稿”というボタンが押せないでいた。
響子「なんで?さっきまでノリノリだったのに」
桜「いざこれが全世界へ羽ばたくというと緊張しちゃうじゃない。わかるでしょ?」
響子「私も恥ずかしかったけど、なんか撮ったら楽しかったし、出来もそんな悪くないし恥ずかしさ無くなっちゃった!」
桜「お前はバカだかんな〜三歩歩いたら今までのこと忘れるもんな〜」
響子「なにを!!もうこうなったら。エイッ!」
投稿のボタンを押した。
桜「あーーーーーーー!もうなんてことすんのよ!」
びっくりする響子。
響子「え、なにかまずかった?」
桜「まずくないけど、心の準備というものがあるでしょ」
そういえば、桜はいつもコンクール前にあたふたしていて、本番前だと言うのに「2楽章のあそこどう吹くんだっけ?」とかパニクってたことを響子は思い出した。今となにも変わらないなと思った。
最初の一週間、再生回数は数十人、いいねはゼロ。
二週間目、再生回数200人ちょっと、いいねはゼロ。
響子「やっぱ演奏ダメだったのかな?」
桜「そんなもんでしょ。あと、続けて何回も投稿しないと固定視聴者増えないとか言うしね」
響子「そっか〜でも毎日は厳しいよね。せめて毎週とか?」
桜「そうだね〜今度ウチ来た時に撮り溜めとこ!」
そう言って、カフェのコーヒーを飲み干した二人は別れ際こんな話をする。
桜「やりたい曲まとめてきて!」
響子「わかった〜考えとく〜」
国家試験のこともあるので、そんなに力は入れてられないなとも思いつつ、学生時代にやりたかった曲や今の流行りや好きなJ-POPを思い出す響子であった。
楽器をやってても、やってなくても、この曲を演奏出来るようになりたいはありますか?
私は前回のお話で出た、Sing Sing Singがやりたかったです!
耳コピか楽譜を買っていつかやろうかなって考えてます笑




