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ご褒美を!

「すごいよ!剣崎くん!バーンに勝ったんだよ!」

「本当に、4大魔獣神に勝っちゃうなんて…凄すぎます…そうだ!剣崎さん!私の呪いをどうするのですか?炎消えてませんよ?」

「大丈夫。『戻れ』!」

そう言って剣崎は魔剣を締まった

「え?それでいいの?」

「多分。俺の予想じゃあこの魔剣どっかにはあるけど、俺が戻れって言うたびにどこかに消えちゃってるんじゃないかって思う。それってさ燃え尽きて消滅したっていうのと同じなんじゃないかな?」

「なるほどね〜」

「それよりも!応援してくれてありがとう!二人共!」

「フフ、いいね。いい友達ができたんだね剣崎くん…本当によかった、」

バーンは少しホッとしたような表情をした

「バーン、これで封印って解けたの?」

「あと少しだよ、君にひとつだけ質問をして完了だよ!」

「質問って?」

「今後についてのことだよー」

「具体的には?」

「質問は君の事。剣崎くんは転生してこの世界にやってきた。私達は『君はこの世界で何をしてもいい』って君に出会ったときに言ったよね。どんなことをしてもいいんだ。難しい質問かもしれないけど、具体的には何をしたい?」

「俺は…」

剣崎は少し間を空けてこう言った。

「色々な人に会って、仲良くなりたい。友達って胸を張って言えるような、そんな人をたくさん作りたい!そしてあの時の俺に『将来お前にはこんなすげーいい友達がこんなにできるんだよ!』って言ってあげたいな…」

「そうか〜〜〜、もう出来た?」

「うん!少なくとも二人は!」

剣崎は後ろの二人をみた

「そうだね。僕は剣崎くんの友達第1号だからね!」

「じゃあ!私は第二号です!」

剣崎の目が少し揺らいだ

「ありがとう…」

「……私は剣崎くんに友達が出来て嬉しいよ!」

「バーンが何か保護者みたい…」

「フフ、じゃあ保護者として頑張った人にはご褒美を授けないとだね!」

「ご褒美?」

「うん!剣崎くん、手を出して」

「こう?」

するとバーンは剣崎が出した手に突然炎を当て始めた

「熱っい!!」

「ごめん!あと2秒我慢して!」

そして熱さに耐えた。

「よし!」

バーンは炎を閉まった。

「これで1つ目のご褒美は完了!」

「ご褒美って俺はいたぶられる趣味はないよ??」

「まっさかー!しっかり手のひら見てご覧よ!」

「手のひら?」

そこには確かに何かの紋章のようなものがあった

「なんだこれ?」

「私の【赤魔法】の一部を授けた!剣崎くん、魔剣を出してみて?」

「ん?『出てこい』!魔剣!」

すると不思議なことが起きた。

「かっ、軽い!?」

カリバーモードの魔剣を軽々と持てる、そして軽々と触れる。

「私の【赤魔法】の身体強化系の魔法をほぼ全部詰め込んだ紋章だよ!これで片腕でも戦いやすくなったはず!」

カリバーモードが使える、つまり先ほどのバーンのように、剣を扱えるようになったということだ。

もちろん双剣モードの魔剣を2本持てるという訳では無いが、これで今までよりも戦いがしやすくなった。

「ありがとう!バーン!」

「いえいえ〜、さて、続いては、ユウトくん、アリアさんの番だよ!って言ってももうすでに授けてあるんだけどね!」

「「!?」」

「実は、さっきのバリアの中に入ってもらったときに私が勝手に授けちゃった!」

「「ええええええーーーーー!!!!!」」

「バーン、二人にはどんなのをあげたの?」

「まず、ユウトくんには、【龍鳳】の加護を授けあげたよ!」

「【龍鳳】?なんですかそれ?」

「まあ、簡単に言えば、相手を一度でも斬ればの弱点がすぐわかるよ〜って感じ!」

「めっちゃ強いじゃん!」

「良かったー!」

「そしてアリアさん!貴方には【業炎】の加護をあげたよ。」

「【業炎】……まさか炎が強くなったりしませんよね?これ以上呪いが暴走したら……」

「大丈夫だよ。むしろ逆なんだ!【業炎】は私もよく使う。例えば炎がつい強くなりすぎてしまった場合にこの称号を持ってたら、自動的に炎をセーブしてくれるんだ!それも自分が必要だと思う強さまで、」

「それって…もう暴走はしないってことですか?」

「うん!君の話を剣崎くんを介して聞いていて「もしかしたら」って思ってね!もちろん君の呪いは触れる事が発動の条件だから触れないと炎は出ないかもしれないけど、暴走する危険性はもうほぼないと言っていい!」

「……ありがとうございます!!!」

アリアはとても嬉しそうに笑った

きっともう自分の呪いで人が苦しむことがないことを喜んだのだろう。

「アリアさんの表情いいね〜!私の一番好きなリアクションだよ!こっちまで嬉しくなっちゃうよ!」

「さあ、最後のご褒美だよ!」

「まだあるの!?」

「これで最後だから〜!」

そう言うとバーンは【不死鳥】の姿になった。

そしてバーンの身体がとんでもない輝きを放った。

「「「うわーーー!!!」」」

そして目を開けるとそこに【不死鳥】の姿は無かったしかし、先ほどまでバーンが羽ばたいていたところの下に何か小さいものが動いている

剣崎達はこれに近づいた。

「ん?」

小鳥だ。

雀のようなサイズの炎を纏った小鳥が横たわっている。

「これは…」

そして小鳥が目を覚ました。

「んっ…よし!大成功!!」

「その声まさか…バーン!?」

「いかにも!私だよ!」

「「「え〜〜〜〜〜!!」」」

「驚きすぎでしょ、」

「だってさっきまで50mぐらいの大きさで…」

「小さくなっただけだよ?」

「それがおかしいの!」

「でもなんで小さくなったんですか?」

「君達についていくためだけど?」

「え?ついてくるの?」

「うん。せっかく封印が解けたのに何もせずにどこか行くのは面白くないでしょ?」

「えぇ…」

「駄目だったかい?」

「いや、駄目じゃないけど、そんな軽い感じで」

「じゃあついていくね!」

こうしてバーンがついてくることなった。


「ねぇバーンが封印解かれたけど次は誰が解いてもらうー?」

そこはバーン達が剣崎を転生させた場所

「………」

「あの…えっと僕行ってもいいですか…」

おどおどした喜怒哀楽の哀の感情がそう答えた

「なるほどーーー君は???」

「…………」

「何も答えないってことは異論はないってことですね!オッケー行っていいよ!」

「あ、ありがとうございます…」

そうして哀の感情はどこか何処かに消えた


その後世界が震撼することとなった

長年に渡り封印されていた4大魔獣神の一角

【不死鳥】の封印が解かれたのである。

その封印が解かれた事実の第一発見者である国家ギルドの団員達ははこう答えた

「どんな攻撃でも傷がつかない封印の扉が無くなっていたんです!信じられないですよね…団長もかなり困惑しておられましたから…」

「我々はとある脱獄犯をいっていたのですが、とんでもない輝きと轟音が森に響いたので、その方角に向かったのです。すると扉が無くなって居ました。もちろん中を確認したのですがもぬけの殻でした。封印されていた【不死鳥】は姿を消しました」

「すぐに団長が『急いでこのことを国王にお伝えください!』と我々三人を国に送り返したのです。もしかしたらこの封印が解かれたこともあの死刑囚共の仕業なのかもしれません…」


「さーて次は何処に行く?」

「そうだねー。魔王って人の情報がない 以上その情報が手に入るまでは放浪かなー」

「でもさー準備はしてでもいいと思うよ〜、もしかしたらその魔王って奴と戦闘することになるかもしれないしさ〜」

「では、装備を整えるってことでいいでしょうか?」

「じゃあそうしようか!」

「で?結局何処に行くの?」

『あの…もしよかったら僕の封印も…』

『!?!?!?!?』

「ん?どうしたの剣崎くん?」

「バーン、他の感情が封印を解いて欲しいってさ…」

「まさか…他の感情が頭の中に?」

「うん…」

「ワオ…」


剣崎の旅はまだまだ続く


現在の友達の数︙人間…二人、小鳥…一羽


第1章 完

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