HalloWorld
まだ少し空気が冷たい3月。
まるで空へと羽ばたくように
僕は地面に落っこちた。
『あー。落ちてるなー。こんな人生もここで終わりにしますか〜。』
僕の頭の中には今までの出来事が流れてきた
これが走馬灯というものなのだろうと思っていた
学校ではいじめられ、家でも無視されて、なんて記憶しかないんだろうと思いながら落ちていくなか
一つだけ妙な記憶が見えた。
『……。アイツ元気かな。』
それは唯一。僕の人生で一度だけ、一瞬だけ、こんな僕と友人になってくれた人とゲームをしている記憶だった。
それは仲間と冒険したり剣で戦ったり、魔法を使ったりして魔王を倒すゲームだった。
『…もしも次があるのなら。僕は、』
そんなことを思いながら僕はこの世界にサヨナラを告げた。
この時彼は次見る景色を想像
出来ていたのだろうか?
「ここは?地獄?」
目が覚めたら変な白い場所に居た
「じゃあ天国だと思った?」
「だったらおもしろいね!」
後ろから声がしてきて急いで振り向いた
そこには3メートルから4メートルほどの男女が4人座っていた
「すいません…どちらさまで?」
「まあ、そうなるよね〜」
「なんて説明をしよう。」
よく喋る二人と座って顔を隠している一人
もう一人はあたふたしていて今にも泣きそうだ
「よし!こうしよう。ねぇ、耳かして!ゴニョゴニョ」
「いいね、それが楽そうだ。」
なにかに納得したように二人がこちらをみてきた。
「それじゃあ説明するね、私たちのことと
『この世界』のことを!」
「私たちは君の喜怒哀楽みたいな物。」
「ん?え?あ?え?」
「あ、あの。まあそうなりますよね、僕が説明していきますね。」
あの泣きそうだった人が話しかけてきた
「えーと僕はあなたの哀の部分のものです、よろしくお願いします。あの、何処から説明聞きたいですか?」
それから僕の哀の感情?によって『この世界』についての説明が始まった。
あの、なにから説明したらいいでしょうか」
「えーとじゃあ『この世界』ってどういう?」
「あぁ、そうですよね、そこを最初にしないと、ほかの説明をしてもわけがわからないですよね、本当にすいません」
彼の目が涙でうるうるしている。
「先ほどから話している『この世界』とは今からあなたが転生する世界のことです」
「え?僕転生するの?」
「はい。」
一応異世界転生というジャンルがあることは知っていただが本当にあることに驚きが隠せない
「ちなみにその世界ってどんなところ?」
「魔法や剣があったり、魔物がいたりする世界です。」
そこで思い出した、あの時きっと僕は冒険したいと願ったんだ。それが叶ったんだと思った。
「じゃあつぎは私たちの説明を!」
さっきのハイテンションの女の人が口を開いた
「色々ややこしいんだけどね、私たちはあなたの喜怒哀楽が擬人化したみたいなものだと思っていいよー」
「擬人化…」
未だによくわからないけど、僕の感情が意思をもったどでも思っておこう
「そして今から君が行く世界に封印されてるんだよね」
「ん?」と疑問が浮かんだがもう何が来ても驚かない気がした
「まあ私たちの説明はこのくらいでいいかな?」
「じゃあ次の質問していいですか?」
「どんどんしていいよ!なんせ今まで暇で暇で仕方なかっただからそれがとても楽しくなりそうなんだから」
「そうなんだ。じゃあ質問する、僕はこの世界でなにをすればいいの?」
「まかせた!」
「へ?」
「君は今まで前世で楽しそうと言える人生を送れているとは私たちは思えなかった、だから君が楽しいと思える人生をおくっていい。」
そう言われてなぜだか涙が流れそうなった。そんな人生を送ることなんてないと思っていた。でもこんなチャンスをくれた。もしかしたら願いをかなえてくれる神様は本当にいるのかもしれない
そう思ったときに一つの疑問が浮かんだ。
「でも、なんでそんな僕を異世界に転生させたり、できるの?」
「そりゃ私たちがこの世界の魔法の神様だからね」
頭の中が?で埋まった
「私たちはこの世界の魔法の基礎を作ったものだからね。」
さらに頭がいっぱいになる。魔法を作った?どういうことだ?そんな疑問を聞くまもなく彼女が口を開いた。
「ということで君には最強の魔法使いになるための魔法と魔力をあげようと思いまーす!」
その瞬間体が光り始めた。不思議と力が湧いてくる。そんな気がした
次の瞬間体が浮き始めて粒子のようになり始めた
「待って!さっきの魔法を作ったってどういうこと!」
「それもいつか説明するよ、でも今はこの世界を楽しんで!」
「よい旅を〜〜」
「あ、あ、えっと、が、頑張ってください。」
「……」
顔を隠していた人も応援してくれている何故かそんな気がした
次に瞬きをした時には視界いっぱいに草原が広がっていた。




