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無詠唱

 兄弟たちに練習台にされてから三日が経過した。

 

 俺は今、中庭で魔法の訓練に励んでいた。


 「〝敵を撃ち払う礫よ――アースブラスト〟」


 カツン!


 魔法によって形成された礫が木に吊るしている練習用の的に命中する。


 しかし、礫は小石程度の大きさしかなく、威力も全然弱い。


 「やはり、魔法適性がない無能者の俺にはこの程度の威力か……」


 練習用の的を見つめながら呟く。


 「よし、今度は詠唱無しでやってみよう」


 俺は意識を集中させ、自分が礫を放つ光景を想像する。


 すると、大きさと威力は先程と変わらないが無事に〝アースブラスト〟が発動し、的に命中する。


 「よし、上手くできた」


 通常、魔法とは呪文を声に出して詠唱することで発動するものである。


 詠唱をすることによって集中力を高め、自らの魔力を呼び覚まし、言葉がもたらすイメージを具現化させて魔法として発動するのである。


 つまり、高い集中力により魔力を呼び起こし、言葉にせずにイメージを完璧にすれば無詠唱でも魔法を発動することができるのだ。


 俺は魔法適性がない無能者だ。これぐらいののそとができなければならない。


 暫く魔法の訓練に励んでいると――


 ぐぅ~。


 腹の虫が鳴く。そろそろ夕食の時間か。


 俺は訓練を終了して家内に戻る。


 そして俺は自分の眼を疑った。


 「セレン……?」


 そこには、床に倒れているセレンの姿があった。

今年もいよいよ終わりです。

来年も宜しくお願いします。

良いお年を!

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