表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/17

魔熱病

明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。

 「セレン!?」


 自分でも驚く程の声を上げた。


 俺は急いでセレンに駆け寄り、容態を確認する。


 身体全体が熱く、発汗が止まらず、呼吸も荒い。明らかに以上だ。


 「セレン!? しっかりしろセレン!?」


 意識がないせいか、俺の呼びかけに返事がない。


 あまり動かしたくないが、仕方がない。取り敢えずセレンをベッドに運ばなくては!


 俺はセレンの下に潜り込み、気合いを入れて身体を持ち上げる。


 おんぶに足を引きずる不格好な移動だが、セレンを落とさないように一歩一歩慎重に歩く。


 七歳の俺が成人のセレンを運ぶのは正直きついが、幸いセレンの部屋はすぐそこだった。


 無事に部屋に辿り着き、セレンをベッドに寝かせる。


 症状から見て、ただの風邪ではないだろう。


 よく見ると、セレンの肌の至るところに黒い斑点のようなものがある。


 「もしかしてこれは魔熱病か……?」


 魔熱病。


 熱病の一種であり魔力を持つ者なら誰でも発症する病気。


 患者は身体の至るところに黒い斑点が出る。


 この病気は患者の魔力を時間が進むごとに減らし、魔力がなくなる時に死亡する危険な病気である。


 半日以内に対処しなければ命を落とす病気として恐れられている。


 最近町で魔熱病が流行っていると聞いた。恐らくセレンが町に行った時に感染したのだろう。


 魔熱病の薬は無かった筈だ。


 ここからは町まで走って一時間ぐらいは掛かる。急がなくては。


 俺は急いで外出用の服装に着替え、町に行く準備をする。


 「直ぐに戻るから、待っていてくれセレン……」


 そう言って、俺は全力で町に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ