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ちょっと待った‼️侯爵令嬢はその誓約書には絶対サインしません  作者: 栗原 猫
第一章 時間が戻ったようです
20/21

入学式です2

お久しぶりです。引越しが落ち着いて、やっと更新出来そうです。


これからもよろしくお願い致します。



前回の粗筋:入学式でレオノールと共に会場に向かったプリシラ。ところがその途中でナタリー伯爵令嬢を見かけ、目が合ってしまい、そのまま意識が遠のいてしまったのだった。

気が付くと私は保健室のベットの上でした……。お父様とお母様が心配そうに私を見ています。


「お父様、お母様……。」


「良かった、気がついて……。」


お母様がホッと息を吐きながら頷きました。お父様も優しく頷いています。


「ごめんなさい……。」


「謝らなくても良いのよ、王女殿下から話を聞いて慌てて来たの。」


「やはり学校はまだ早すぎたか……。」


「あなた……。」


お父様の言葉にお母様が首を振ります。


「だが……。」


その時ノックの音がして、レオノール様が入ってきました。


「プリシラは大丈夫?ちょうど式が終わったので様子を見に来たの。」


「レオノール様……。すみません、ありがとうございます。」


私が応えると、レオノール様は首を振りました。


「気がついたのね、良かったわ。急に倒れたからびっくりしたわ。」


「ごめんなさい……。ナタリー様を見かけてしまい、気が遠のいてしまったみたいです……。」


「そっか……、彼女も同い年だもんね、フラッシュバックしても仕方ないか……。」


レオノール様が呟きます。


「あぁ、気にしないで。プリシラは悪くないのだから。むしろ想定しなかった私も悪かったわ、ごめんなさい。」


レオノール様は悪くないのに、謝って下さって、私の方が申し訳ないです。私は首をフルフルと振りました。


「レオノール様は悪くないです……。目が合った位で倒れる私が悪い……。」


「ストップ。」


レオノール様が怖い顔で私の口に人差し指を当てました。


「プリシラは悪くない。貴女のそれは自分を守る為の行為だから、意志とは関係ないの。身体が無意識に防衛しようとして気を失うのよ。だから、プリシラは謝らないで。」


レオノール様は私に優しく言いました。


「大丈夫……とまでは行かないけど、安心して。ナタリーは貴女や私と同じクラスじゃないから。無駄な接触は避けられるわ。」


「でも、前の記憶では同じクラスでしたよね……?」


私はコテンと首を傾げました。


その仕草にレオノール様は微笑んで、


「その仕草、可愛すぎるから止めて。」


と呟きました。


「それは置いといて、学校側にもちゃんと協力者がいるから。」


その時、再びノックする音がして、入ってきたのは……。


「クロード殿下?」


なんと、びっくりな事にクロード殿下でした。殿下は微笑みながら私の方にやって来ると、


「倒れたと聞いて心配したよ。」


と、仰いました。


「落ち着いた様で良かった。それから、倒れたことはベルナールには言ってないから安心して。」


「ありがとうございます。でも、どうして殿下が……?レオノール様の付き添いですか?」


私の言葉にクロード殿下はクスリと笑いました。


「今年から僕はここの講師になったんだよ。」


「えっ?」


「父上には社会勉強の一環と、将来の部下達の育成の為って納得させてね。1年間の予定だけど。とりあえず来年の春を乗り越えられたら1つの山をクリアできるだろう?」


クロード殿下はあの婚約破棄騒動を阻止する為に今年1年間、学園で講師として居てくださるつもりの様です。


「少しは心強いだろう?」


イタズラっぽく微笑む殿下に、私は無言で深く頭を下げて感謝の意を伝えました。レオノール様も満足そうにそれを見ています。チラと両親を見ると、二人ともうんうんと頷いていました。


「とっても心強いです。レオノール様とクロード殿下がいらっしゃれば私も頑張れます。」


私がそう言うと、レオノール様が呆れたように笑って、


「だから、頑張らなくて良いんだってば。」


と、仰いました。


「クロード殿下、王女殿下、プリシラをよろしくお願い致します。」


お父様がお二人に頭を下げると、お二人は勿論、と頷きました。


「私の大切な親友ですもの。今回は絶対守ってみせますわ。ね、お兄様。」


レオノール様がニッコリ笑いました。


「学園での事は我々でフォローさせてもらう。」


クロード殿下も頷きました。


頼もしいお二人に私はホッと息を吐きました。

これから色んな事が起こるのだけど、お二人に助けてもらいながら立ち向かおうと、改めて決意しました。


お読み頂きありがとうございます゜+(人・∀・*)+。♪

レオノール様は転生者なので、PTSDについての知識は多少あると言うことで、あの様な会話になっています。

プリシラの学園生活もいよいよ本番、どの様にフラグを折って破滅を防いで行くのでしょうか?上手くお話を纏めて行きたいと思っています。


もしも「続きが気になる」「面白かった」などと思って頂けましたら励みになるので、


広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると嬉しいです。


どうぞよろしくお願いします(*-ω人)

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