拾った事を後悔したが遅かった。
ずっとそのままだったので更新しました。短いですけどこれで終わりです。
ナシがいなくなって三か月いない生活にも慣れた。一人は静かで暮らし安いと感じたのでこの暮らしも悪くはない。薬草探しに精をだしていると後ろから声が聞こえた。
「ナイ!ただいま!」
何故だ!帰って来ないはずじゃないのか?そして無駄に明るいぞ!
「いや、帰って来なくてよかったのだが。」
そんなに驚く事か?本当にそう思っていたのだが。
「俺を拾ったのはナイだ!最後まで面倒見るのは当たり前だと思うが!」
そう、ニコニコしながら言われても困るのだけれど。手を握りながら主張してきた、承知しないと手を離さないようだ仕方がない。
「好きにすればいい、別に構わない。」
前と同じ生活が始まるだけだ、気にしなければ良いだけの事。
「はは、その言葉に嘘はないな。俺はずっと側から離れないぞ覚悟しとけよ!」
笑いながら明るく不吉な事を言うな!馬鹿者!気持ち悪い男だ!
「変なことは考えるな!別にどこに行っても構わないぞ!」
私の言葉に笑うだけの変なナシとの生活がまた始まった。積極的に魔獣を狩りお金を貯めているようだ、旅の使う資金でも作っているのだろう。早く静かな生活がしたいものだ。
「ナイ!お金が貯まった部屋を改造しよう。その内狭く感じた時の為に。」
すごい良い考えだと言わんばかりに捲し立てられてもそんな気はない。それに何を言っている?人は増えないから今のままでいいはずだ。
「人は増えないから今のままでいい!」
この男は変な事ばかり考えているな。私を巻き込むな。
「大丈夫!直ぐ必要になるから。」
私は知らなかった。一年後に、一人増え十年たった後十人の子供を生まされている事など今の私には知るよしもない。そして死ぬ時に幸せだったとナシに言われて泣く事も、今はまだ知らない未来のこと。




