昔の話
中学二年の春、その日僕は転校することになった。
理由は父さんの仕事場が急に遠くなり、今の家だと行き帰りだけで何時間もかかってしまって大変だかららしい。
学校はいろいろあってあまり好きではないが、ずっと一緒だった友達と別れたくはない・・・。
でも母は僕が小さい時に死んでしまっているし、ここの近所には親類などもいないので一人僕だけ残るわけにはいかなかった。
幸い僕は人見知りがとても激しく、友達がほとんどいないので転校してもあまり変わらないのだろう。
だが、一人だけ周りと違う変わった男がいた。
彼はこんな僕にいつでも話しかけてくれ、気遣ってくれた。
なにかあったときにもすぐに助けてもくれた。彼だけは僕の恩人であり、親友だった。
だがそれも今日で終わってしまう。
転校場所が遠いのでよっぽどのことがない限り会うのは今日で最後だろう。
「じぁあな・・・」
「あっ、あぁ・・・」
その最後の時、彼と別れの挨拶をかわしていた。
「また・・・いつか会えるかな・・・?」
僕はだんだんと悲しくなってつい聞いてしまった。だが彼は顔に笑みを浮かべると
「当たり前だろ?俺達はいつまでも親友だ」
そう言って彼は右手を差し出してきた。
僕は泣きながら・・・。
二作目の小説です。
一作目は普通の恋を書いていたので
今回は少し変えていきます。
一作目も読んでくれた人には感謝。
今回が始めての人は
なるべく飽きさせないよう
頑張っていきますので
ぜひ最後まで読んでみてください。




