詩全集4 十二月 作者: 那須茄子 掲載日:2025/12/07 凍てつく窓辺で肩をすぼめる君 遠い空から灰色の雲と一緒に 雪が舞い降りる 再び眠りかけた朝を壊すように ああいっそ ああいっそ 声にしてしまおうかと 君の隣でいたずらな考え事をしてしまう 今年も冷たい十二月が来て 吐く息の白さに驚く 細い指先に触れたとき小さな震えが起こる それを隠すように笑った君の横顔 ああどうして 言葉はこんなにも不器用なのだろう 伝えたいことは胸の奥で 雪のように積もっていくのに 触れればすぐに溶けてしまうや