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獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: ダダ太郎


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同行

俺は反射的に否定しかけて、口をつぐんだ。


ここで訂正すれば、説明が増える。

今は状況をややこしくしたくない。


「そうか。では彼女さんにも、少しお話を聞きたい。

署までご同行をお願いできますか」


「達也くんが行くなら……」


郁美はそう言って、俺の方を見た。


胸の奥がざわつく。


今の郁美を、警察の前に出して

本当に大丈夫なのか。


獄門のこと、昨夜のこと――

どこまで口を滑らせるかわからない。


そんな不安をよそに、

郁美は俺の背後に回り、


座っている俺の背中に腕を回した。


「……充電♡」


状況にそぐわない一言。


警官は一瞬だけ視線を泳がせ、

軽く咳払いをした。


「と、とりあえずですね。

達也くんも彼女さんも、外出の準備をした方がいいでしょう。


着替えなどを済ませてください。

我々は外で待機します」


そう言って、二人の警官は玄関へ向かい、

扉が静かに閉まった。


家の中に、急に静けさが戻る。


郁美はまだ、

俺の背中にくっついたままだ。

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