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獄門ループ ―家族が消えた日―  作者: ダダ太郎


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102/115

変化

喜びもせずただ、

その視線は、明らかに怒りを帯びていた。


何をそんなに睨んでいるんだ?

そう思って視線の先を追うと、

反対側に、俺の手を握ったままの桜がいた。


次の瞬間だった。


「ねえ、桜ちゃん!!」


郁美の声が、鋭く空気を裂いた。

今まで一度も聞いたことのない、

低く、刺々しい声色。


「達也くんから離れてよ!!

近寄らないで!!

手、握らないで!!」


あまりの剣幕に、桜は目を見開き、

完全に面食らった様子で固まる。


「ど……どうしたの、郁美……?」


「どうしたの? じゃないよ!」


郁美は一歩踏み出し、

噛みつくように言い放った。


「達也くんに色目使わないでって言ってるの!」


「つ……使ってないよ……?」


桜は慌てて俺の手を離し、

両手を小さく振る。


「使ってたよ! さっきまで!」


郁美は一切引かない。


「いい?

これから達也くんの

半径五メートル以内に入らないで!」


――……え?

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