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ファッ!?

バーンVSウィルです。

今日は教室に行く、一年生のS級の教室だ、教室の前に行くと一年のS級のランキングと、S級全員のランキングがあった、ランキングは以下の通りだ。


ウィル・ホワイティ・リオン

一年ランキング 1位

全員ランキング 4位


ブラット・アクア

一年ランキング 3位

全員ランキング 7位


ジョーカー・エース

一年ランキング 5位

全員ランキング 15位


ガロン

一年ランキング 6位

全員ランキング 16位



と、なっていた、あれ?これ全員強くね?特にブラットすげぇ。


「ウィル、お前すげぇじゃねぇか。」

「あぁ、ありがとう。」


俺もこんなに上だとは思わなかった。


「まぁ、入ろうではないか。」


ガラガラガラ…。

とか言う音がするかと思ったが、以外とスゥーっといった。


「…以外と普通なんですね。」

「本当だな。」

「もうちょっとなんかこう…特別感があるのかと思ったよ。」

「全くだな。」

「こんにちは。」


長くて赤い髪をした美女が話しかけてきた、ので、挨拶を返しておく。


「こんにちは。」

「て言うか今朝だけどな。」

「あ、本当だね、アハハ。」


何かいい人そうだ。


「僕は一年で2位のカグラ・エイハ、よろしくね。」


僕っ子だった。


「よろしくお願いします、俺の名前は…

「皆知ってるよ、ウィル君でしょ?あんなの見せられて覚えてない人いないよ。」

「そうですか。」

「右の子はブラット君だよね?あとは…忘れちゃった、名前教えて。」

「俺はジョーカー、よろしくな。」

「私はガロンだ、よろしく。」

「よろしくね。」


皆それぞれの席に座る、カグラは俺の隣だった。

カグラは笑顔を絶やさない、ずっとニコニコしている。


「へぇー、ウィル君、妹いるんだ。」

「はい、めちゃくちゃ可愛いです。」


カグラと話していると、先生が来た。


「私が今日からあなたたちの担任になる、ガイル・タイラー・オイルスです、よろしく。」

女GTOか、覚えやすいな。


「まず自己紹介をして下さい、一番右の君からどうぞ。」

「はい。」


いきなり呼ばれた。


「ウィル・ホワイティ・リオンです、よろしくお願いします。」

「次の子、どうぞ。」

「はい。」

「僕はカグラ・エイハ、よろしくね。」


こうして自己紹介は進んでいく。


「はい、ありがとうございました、では授業の説明です、まずは…


説明が終わり、実際に国語の授業を受け終わると、昼休みだ。


「食堂に行きましょう。」

「そうだな。」


俺達が食堂に行こうとした時。


「リオンさんはいますか?」


副会長が俺を呼んだ。


「いますよ。」


俺はそう言い、扉の所に居る副会長の所に行く、ちなみに3人も一緒だ、皆の視線が集まる。


「何でしょうか、副会長。」

「私の事はダイヤと呼んでください。」

「解りました。」

よく見るとやはり美人だな、胸もでかいし「実はお話があります。」

「はい。」

「一目惚れです、付き合って下さい。」

「ファッ!?」


ダイヤは事も無げに言った、教室に居る全員が驚愕している。


「え?告白、されたんですか?今。」

「え?えぇと…されたんじゃない?」


ヒソヒソとブラットと話していると。


「僕のウィル君に何言ってんだてめぇ!」「ファッ!?」


カグラが俺を抱き締めながら言った。

俺は更にパニックになった。


「どどどどどういう事ですか!?」

「私はリオンさんに愛の告白しています。」「てめぇ、何をふざけた事を言ってやがる!!!」


落ち着け、冷静になるんだ、慌てたって何も良いことはない。


「えーと…カグラ?何を言っているんですか?」

「こいつが僕達の恋路の邪魔をしようとしたから!!」

「俺達は恋人でも何でもありませんよね?」

「え?だって僕達愛を誓いあったじゃないか。」

「いつですか?」

「手を繋いだり(握手)、自分たちの事を話し合った(自己紹介)じゃないか。」

「それだけで恋人とは言えないですよ。」「あの…カグラさん?恋人ではないならリオンさんから離れてくれないでしょうか、恋人でもない人がリオンさんに抱き付いているのを見ると、とても不快な気分になります。」

「てめぇは黙ってろ!!!」

「私はてめぇではありません、ダイヤモンド・クリスタルです。」


二人に不穏な空気が流れている。


「よし!話を一ずつ整理して行きましょう。」

「まずカグラ、貴女は俺の恋人ではありません。」

「そんなはずない!」

「カグラさん、ウィルさん本人が認めているのですから、諦めてください。」

「お前マジ黙れよ!!」

「カグラ、俺はこの学校に恋愛をしに来た訳じゃありません。」

「でも…。」

「貴女と恋人にはなれません。」

「何で!?僕はこんなに君を愛してるのに!!何でだよ!?」

「貴女が俺を愛していても、俺が貴女を愛しているとは限りません。」

「う……でも…。」

「でもじゃありません。」

「…………クソが!!!」


カグラは走ってどこかに行った、走っているカグラの瞳は濡れている気がした。


「さて、邪魔が去っていった所で、改めて答えが聞きたいのですが。」

「さっきも言った通り、俺は恋愛をしにこの学校に来た訳では無いので、付き合えません、ごめんなさい。」

「………そうですか、お時間をとらせてしまってずみませんでしだ。」


最後の方は涙声になっていた。


「ざようなら。」


俺は何か悪い事をした気分になっていた。

「なぁ、ウィル、なんつーか、ドンマイ。」

「…………はい。」

クラスメイト達が次々に哀れみと励ましの声を掛けてくれた。


授業が終わって放課後になった時、そいつは来た。


「てめぇ!!!よくもーーー!!!」


生徒会長が俺に蹴りを入れてくる。


「な!?」


俺はそれをギリギリでかわす。


「てめぇ!!避けてんじゃねぇよ!!」

「いや、普通人がいきなり蹴りを入れて来たら避けるでしょう。」

「大体なんでウィルに蹴りを入れに来たんだよ。」

「こいつがダイヤを泣かしたからだ!!」「えぇ?」

「生徒会室に飛び込んでくるなり、俺に泣き付いて来たんだよ、そしたら、こいつが泣かしたって!!!」

「ウィルは副会長が告白してきたから振っただけだぞ!」

「だが泣かした事に代わりはねぇ!!!ウィル・ホワイティ・リオン、お前に決闘を申し込む!!!」

「決闘?」



冒険者学校では決闘を申し込む事ができる、決闘で順位が上の者に勝てば1つ順位が上がる、逆に負けると1つ下がる。


俺は今決闘場に来ている。


「俺が勝ったらダイヤの前で全裸で土下座して靴舐めろ!」

「俺が勝ったら?」

「俺を好きにしろ!」


今決闘場にはほぼ全校生徒がいる、S級どうしが戦うのと、片方がS級1位の生徒会長だからだろう。


「では、構え!」


俺は杖を構え、バーンは拳を構える。


「始め!」


審判が言った瞬間、バーンは突っ込んでくる、凄い速さだ。


「オラァ!!」

バーンが殴って来た、俺はそれを避けて、バーンの腕を掴む、掴んだ腕を思いっきり引っ張って投げる、背負い投げだ、風魔法を使って更に飛ばしている。


「うがっ!!?」


バーンは一瞬訳が解らないと言う顔をして、壁にめり込む。


「舐めないで下さい。」

「太陽のバーンノヴァ!!!」


バーンは特大の炎の玉を撃って来た。


「うぉ!?」

「太陽のバーンノヴァ!!!」


上に飛んで避ける、観客は結界が守っているので、太陽の炎が当たっても問題ない、飛んで無防備な所に、太陽の炎を撃たれる、が。


「氷の大地アイスグランド!!!」


炎を氷付けにし、その上を走る、そして、そのままバーンの所まで飛ぶ。


「炎と水と氷と雷と風と土の弾丸オールマジックショット!!!」


近距離で撃つ、俺は衝撃で後ろに飛び、バーンにダメージを与える。


客が湧いた。


「水の大地ウォーターグランド!!!」


バーンが倒れている地面に水を流す、バーンは直ぐに起きて、水から顔を出す、ちなみに俺は結界から氷を生やしてその上に立っている、結界は透明だが実態はあるようだ。


「おまa「氷の大地アイスグランド!!!」

「な!?」


水を凍らした、水から頭だけ出していたバーンの体は完全に凍った。


「勝負ありました。」

「クッ!…クソが!!」

まだもがこうとするバーンに杖を向け、徐々に首から上を凍らせてゆく。


「もう諦めたらどうですか?」

「クソッ!!クッ…ソ。」

「完全に凍っちゃいますよ?」

「………ま、まいっ……た。」

「はい、ありがとうございました。」

「クソが…。」


俺は氷を解き、落ちるバーンをお姫様だっこする。


「お、おい!///」

「何ですか?」

「この手を離せ!///」

「離したら落ちちゃうで、しょ!」


そう言いながら地面についた。


「審判、俺が勝ちました。」

「あ、はい、勝ったのは、ウィル・ホワイティ・リオン!!!」

『ワァァァァアアアアアァァァ!!!』

「すげえええええ!!!」「会長に、勝っちゃった。」「ウィル様ーー!!!結婚してーーー!!!」


勝てた、良かった。


「やったねーー!ウィル!!」

「はい!やりました!!」

「おい、もう降ろせよ!!///」

「はい、すみません。」

「…クソが!///」


そっぽを向かれてしました。


「じゃあ約束です。」

「あぁ、俺を好きにしろ!///」

「じゃあ…。」

「///」


俺はバーンに近付き、バーンのおでこに全力でデコピンをした。


「そりゃ!」

「え?ぎゃ!」


バーンは2回転半して、地面に倒れた。


「ジョーカーの分です。」

「え?」


おでこを押さえているバーンは、なかなかに可愛い。


「では、さようなら。」

「え?ちょっ……。」


俺は3人を連れて、寮に戻る。


「凄いね!ウィル。」

「まさか学校のトップを完封とは。」

「よくあの生徒会長を倒せたな。」

「ありがとうございます。」

「所で、最後何やってたの?」

「何か話した後、生徒会長が回転して倒れたように見えたんだが。」

「あぁ、あれは約束をはたしてジョーカーの仇を捕ったんです。」

「約束って、たしかウィルが勝ったら生徒会長を好きにするってやつだよね?」

「正確には生徒会長のおでこにデコピンをして2回転半させて倒しました。」

「お、おう、ありがとな。」


『ぐすっ、一年生の食事の時間でず。』


「副会長はまだ泣いていたのか。」

「そんなことより腹へったぜ~。」

「お昼食べ忘れてたからね。」

「…早く食堂に行きましょう。」


食堂に行くまでに多くの人に声をかけられた、大体が祝福の言葉だ。


「「「「いただきます!」」」」


今日はみんなでお好み焼きだ、みんな好きな具をいれてやく。


俺は豚肉とチーズとコーン、ブラットはイカとタコ、ジョーカーは豚肉とカレー粉、ガロンはもちとチーズとタコだ。


種を作り、焼く。


ジュワァァアアアァァ!!


種が焼け、良い音が鳴る。

こんな音を聞くと腹が鳴る。


「うひょう!旨そう~。」


そろそろひっくり返す。


「行きますよ~、ハッ!」


どんどんひっくり返す。


「ハッ、ヨッ、ホッ。」

「ウィル、手際良いね。」

「ありがとうございます。」


前にお好み焼き屋でバイトしてたからな。

「よし、そろそろ良いだろう。」


マヨネーズとソースをかけ、青のり、鰹節を乗せる、とても良いにおいが漂って、腹を刺激してくる。


「ではそろそろ食べましょう。」


お好み焼きを切り分け、口に入れる。

ソースの濃い味とチーズの風味、コーンの食感もして、青のりもよく効いている。


「美味しい……!」


旨味……圧倒的…旨味……!

豚肉もよく味が出ていてとても美味しい。

「全員交換しながら食べてこうぜ!」


ジョーカーがナイスな提案をした。


「カレー粉も結構美味しいんですね!」


カレー粉は正直どうかと思ったが、意外と辛味はなく、とろみが増していた。


次はブラットのイカとタコだ。

イカの魚介類特有の香りとタコの食感が、噛めば噛むほど旨味が出てくる。

あの魚介特有の味がソースや青のりにもあっている。


最後はガロンのもちとチーズとタコ。

もちとチーズが絶妙に絡み合い、凄まじい調和を産み出している、そしてそこにタコの噛みごたえ抜群の食感が更に旨味を引き出している。


つまり全部美味しい。


その後、一通り食べた後は、風呂に入ってすぐ寝た。

ジョーカーは一様獣族です。

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