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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約9年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

懊悩は妃殿下に向かってやってくる

作者:待山宵田
皇子のママの暗躍により、あろうことか、幼少のころから犬猿の仲である皇子の妃の座に据えられてしまった。齢十六にして人生のどん底を味わい、かくなるうえは、この先、世界のすべてを呪って生きてやる腹づもりでいたけれど、藁人形を準備する暇もないうちに、問題が次々と降りかかってきた。宮中の女官は全員皇子狙いだし、いやまあ、それは勝手にやってくれ、として、姑は大姑との戦いに孫嫁をかり出そうと画策している。いや、もうそれも勝手にやってくれ、と逃げ出したいところだけれど、姑にガッチリと首根っこを掴まれてしまったあげく、大姑からも嫁側兵器としてロックオンされてしまった。仮面夫婦の夫役である皇子はといえば、まるでクソの役にも立たぬ。今日も後宮はぐるぐる渦巻く。
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