登場用語解説①
【登場する地名】
◾️新東京都
日本の首都圏。地球再星計画後の地球に存在する地名には、基本的に名前の前に「新」・「ニュー」・「ネオ」などがつけられているが、一部例外もあり、国の名前に関しては旧世界の頃と変わっていない。
世界各国の都心部は、かつて旧世界の地球人たちが想像したSF映画のようなメガロポリスと化しているが、都心部の近郊には昔ながらの街並みが残っていたり、田舎や人里離れた土地には自然が溢れている。
◾️旧世界
第三次世界大戦以前の地球の総称。
◾️ラニアケア超銀河団
地球が属する天の川銀河を含んだ銀河団。この宇宙にはいくつもの銀河団が存在し、宇宙連邦政府は地球が属するラニアケア超銀河団を統轄している。
ちなみに宇宙を世界、地球を家に例えると地球の住所は、「ラニアケア超銀河団 おとめ座超銀河団 おとめ座銀河団 天の川銀河 オリオン腕 太陽系第三惑星 地球」となる。
【登場する団体や組織・施設など】
◾️新日本政府
地球再星後の日本にできた日本の政府機関。旧世界と内部や組織の構造はあまり変わらないが一部名前が変わっており、阿蘇部晋太郎が第367代内閣総理大臣を務め、副総理大臣を徳川家人が務めている。
◾️地球防衛省
旧世界の日本政府の防衛省を前身とする組織。富士山平八郎が大臣を務めている。
◾️最終自衛隊
地球防衛省が保有する旧世界の自衛隊を前身とした、有事の際に緊急出動する戦力。地球防衛省大臣である富士山平八郎が長官を務め、立花直虎が司令官を務める。
旧世界の自衛隊の戦略や練度の高さを受け継いでおり、宇宙連邦政府軍に比べると戦力数は圧倒的に少ないが士気や練度が高く強い。
◾️最終自衛隊総司令部
最終自衛隊の秘密基地。地球防衛省の庁舎の地下に、有事に備えて秘密裏に建設されていた。
◾️天越学園
新東京都の新中野区内にある、北村拓哉たちが入学した私立高校。偏差値は普通。のちに最終自衛隊の手引きで大和悠理、杏花・E・ティアー、皇麻里奈、雪月萌も入学する。
自由な校風で、新東京大学などへの超一流校への進学を目的としたエリートコースや、芸能やスポーツと並行しながら通える変則コースもあり、太陽系内の惑星やその他の惑星への短期星間留学もできる。
◾️機甲十字軍
Dr.エビルが旧世界の第二次世界大戦で敗戦したナチス・ドイツの残党と宇宙各地から選りすぐりのエリートを結集した軍隊。
兵士たちの構成は、ナチス・ドイツの残党、異世界人や異星人、犯罪者、軍法会議にかけられた戦争犯罪人や軍の脱走者、反宇宙連邦政府思想の危険分子など出自は様々である。
◾️宇宙連邦政府
前身となる「銀河連邦政府」とラニアケア超銀河団内の連合軍らが前大戦に勝利したのちに樹立した、ラニアケア超銀河団を統治する中央政府機関。現在は、「星帝シャルル・ド・アトランディア」が代表となり、ラニアケア超銀河団を支配下に収めている。
前身である銀河連邦政府の前には、「星間連邦政府」が存在した。
◾️宇宙連邦政府軍
宇宙連邦政府の所有する大軍隊。略して、政府軍。その影響力はラニアケア超銀河団内全域に及び、各惑星の軍隊や各地の機甲警察とも連携を取り合っている。
宇宙連邦政府の高官たちの地球至上主義思想が軍の中で蔓延しており、反政府分子を「宇宙の反逆者」と称して弾圧している。
◾️月面要塞サムター
宇宙連邦政府軍の地球防衛の要となる大要塞。第三次世界大戦で月に逃げ延びた地球人たちが築いたコロニーを更に大きく発展させたもので、月の裏側に位置している。
◾️ブラディスト教団
暗黒大司教ブラドス率いる、「聖血神」という異形の神々を信奉するカルト宗教団体。
この世に生きるあらゆる者たちを、悪意と欲望に溺れて腐敗した「死血なるもの」と称し、罪や穢れのない「血浄なる世界」の到来を待ち望んでいる。
宇宙の各地に信者がおり、信者たちは「聖血印」と呼ばれる赤い紋章を腕に刻み込んでおり、主に犯罪者を捉え、「聖血の断罪」と称した儀式で処刑している。
これは教団の教義によれば、罪人の血肉を聖血神の生贄として捧げることで罪や欲望で穢れた魂を浄化して、この世界が滅んだ後の美しく新しい世界に転生させる、「血浄」というものらしい。
利害の一致で機甲十字軍と協力するが、Dr.エビルもブラドスも互いにあまり信用しておらず魂胆を探り合いながら、それぞれの目的のために上手く利用している様子。
◾️ブラディアル大聖堂
ブラディスト教団の活動拠点。場所はまだ不明。
中世ヨーロッパの宗教施設のような造りをしているが、中は薄暗く不気味な雰囲気を醸し出しており、壁画やステンドグラス、タペストリーや銅像などはどれも異形の怪物や異形の神々をかたどったもので気味が悪い。
◾️超銀河団連合国家ギャラクシア・ヴァース帝国
幾多の銀河団を支配する強大な軍事宇宙国家。その勢力圏はマルチヴァースにまで及び、マルチヴァース間をワームホールで行き来できる高度な科学技術を持ち、他のマルチヴァースを支配する皇帝たちを傘下の将軍として従えている。
「ヘレル・サタン・ルシファー」が皇帝を超える「超帝として君臨しており、「超帝の間」に鎮座している。
旧世界の第三次世界大戦時から地球人を危険視しており、いずれはこの宇宙やマルチヴァースまでをも破壊し、神の領域にまで踏み込みかねない存在だと認識し攻撃を開始した。
◾️反宇宙連邦政府レジスタンス組織 REVARSE
星間連邦政府時代から続く宇宙連邦政府上層部の、地球外の人類や異星人を軽視した地球至上主義や異星人排他主義、政府の政策に意を唱える者への激しい弾圧に対抗して、反宇宙連邦政府思想を持った地球人や異星人たちが結成した。
火星に本部があり、太陽系の各惑星に支部がある。
宇宙連邦政府を倒して革命を起こし、ラニアケア超銀河団内の各地に点在する地球人や異星人たちの自由と平和を勝ち取ることが目的だが、これはかつて地球再星計画以前に独自に文明を発達させた月の地球人と、火星や木星の地球人が激しく争ったことが起因している。
第三次世界大戦後に月に逃げ延びた地球人は、現在の宇宙連邦政府の祖、火星や他の惑星に逃げ延びた地球人はREVARSEの祖となる。
「革命の灯」と呼ばれる何かを探している。
◾️宙域指定機甲暴力団 星龍會
アステロイドベルト近辺の宙域を本拠地とする、構成員数1000万人を誇る宇宙三大犯罪組織の一つで、星川辰夫が七代目会長を務めている。
徳川家人や宇宙連邦政府の一部とつながりを持ち賄賂を渡すことで、他の宇宙犯罪組織との抗争・小惑星の星上げや売買・アーマード・ギアの密輸などの活動を一部黙認されている。
宇宙三大犯罪組織の中では最も人脈が広く、商売上手で後ろ盾が強力である。
◾️宇宙犯罪結社ワルディ・シンジケート
宇宙三大犯罪組織の一つで、太陽系内外からスペースマフィアを集めた犯罪組織。「ワルディ・バッドマン」がボスで、本拠地は木星の衛星エウロパ。
組織の人数は1億人で広範囲に渡って闇取引を行なっており、宇宙三大犯罪組織の中では最も組織の規模が大きく活動範囲が広い。
◾️宇宙海賊カルバリア団
宇宙三大犯罪組織の一つで、超巨大な戦艦「宇宙海賊船スターダスト・サーベル号」で宇宙を航行しており、「カルディ・バリアス」が船長を務める。民間の宇宙船や輸送船を襲撃することはなく、犯罪組織や宇宙連邦政府などから物資を強奪している。
船員の数は100万人と他の宇宙三大犯罪組織に比べて少ないが、所有している兵器の数や質では他の宇宙三大犯罪組織を圧倒している。
◾️真聖ナチス第三帝国
機甲十字軍が宇宙に築こうと目標に掲げている理想郷。旧世界でナチス・ドイツが掲げたナチス第三帝国の理念を受け継いでいるが、詳細は謎に包まれている。
【登場する出来事】
◾️最終戦争
「新約聖書」の「ヨハネの黙示録」に記された、世界最後の日に起こるとされる大戦争。旧世界では、第三次世界大戦をこう呼ぶ者もいた。
預言者でもあるブラドスは「真の最終戦争」はこれから訪れると予言している。
◾️地球再星計画
第三次世界大戦によって死の星と化した地球を再生させた計画。月や火星など太陽系の各惑星に逃げ延びた地球人の子孫たちが、手を合わせたことでの元の青い海と緑の木々に囲まれた美しい姿を取り戻し、再び地球に人が住めるようになった。
旧世界が滅びる前の地球とそっくりに再生されているが、一部ではその爪痕が残っている地域もある。
◾️第一次宇宙大戦
血のオリンピック事件が引き金となって引き起こされた戦争。地球側の「銀河連合軍」と、アンドロメダ星側の「銀河連盟軍」に分かれて行われた人類史上初の宇宙規模の戦争で、アーマード・ギアや惑星破壊兵器を実戦投入した総力戦となった。
この戦争で勝利した銀河連合軍は敗戦した銀河連盟軍を取り込んで、銀河連邦政府を樹立した。
◾️血のオリンピック事件
第一次宇宙大戦の引き金となった事件。記念すべき第一回、「宇宙オリンピック」の開催地である、アンドロメダ星で起きた。
アンドロメダ星の王で、第一回宇宙オリンピック委員会の代表である「フィラデルフィア・アンドレア」が開幕セレモニーで開会宣言を告げようとした時、突如爆破テロが発生しフィラデルフィアは死亡。
会場に待機していた艦隊も攻撃され、30万人以上の犠牲者を出す大惨事となった。
実行犯は、過激派テロ組織「スレイヴァ解放戦線」のメンバーでシリウス星人である「ガウロ・フィレンツェ」。彼はすぐに逮捕され処刑されたが、首謀者はカールス・フリード三世であることが発覚し、アンドロメダ星側は直ちに報復態勢を整え、第一次宇宙大戦に突入した。
◾️第二次宇宙大戦
突如、ラニアケア超銀河団へと侵攻したインベーダーである、「超銀河団連合国家ギャラクシア・ヴァース帝国》 ラニアケア超銀河団方面監察艦隊」との戦争。
地球側の戦力を主力とし、ラニアケア超銀河団の科学力と戦力を総結集した10年に渡る総力戦を繰り広げ、高度に発展した敵の科学力とアーマード・ギアに大苦戦を強いられつつ、辛くも勝利を収めた。
だが、その代償は大きく宇宙環境に深刻なダメージを与え、魔光牙の出現や第三次宇宙大戦など、地球人を待ち受ける様々な困難の遠因となった。
◾️所属不明機墜落事故
正式名称は、「地球エリア 日本国 新東京都新江東区お台場地区 ステルス型所属不明機墜落事故」。
事故当時は未知のテクノロジーを使用したアーマード・ギアが発見されたと学会でも話題になった。
宇宙連邦政府軍の調査ではまだ動力源やシステムなどを解明できておらず、反政府勢力などへの情報漏洩を防ぐためこのアーマード・ギアに関する一切の情報はトップシークレット扱いされており、規約に違反した者には厳重な処罰が下されることとなっている。
◾️第三次宇宙大戦
第二次宇宙大戦以前から地球人を危険視していた、ギャラクシア・ヴァース帝国の超帝ヘレル・サタン・ルシファーが宇宙連邦政府へと宣戦布告したことで勃発した戦争。戦力差は圧倒的だが、ギャラクシア・ヴァース帝国が多方面に戦力を分散し、魔光牙や機甲十字軍といった多くの勢力と戦っていることで均衡を保っている。
この戦火は太陽系や地球にも降りかかろうとしているが、戦争を知らない地球人たちは平和に安堵して危機感を感じていない。
【登場する語句】
◾️新宇宙歴
地球再星計画で地球が再生した後に、新たに制定された元号。地球再星計画を機に、宇宙規模で知的生命体の交流が始まり、宇宙社会が形成されたことからつけられた。
◾️黒い凶星
ミア・沙羅・シュナイダーの二つ名。身に付けているパイロットスーツや搭乗機の色、出会った敵に不吉と死をもたらすというジンクスからそう呼ばれて敵味方問わず恐れられている。
◾️セントラル・アース理論
かつて第一次宇宙大戦以前、カールス・フリード三世が提唱した、地球こそ宇宙の全ての始まりの地であると主張する理論。
宇宙に存在するありとあらゆる人種は地球で誕生し全宇宙へ広がっていったと考え、「地球が宇宙、ひいてはマルチヴァースの中心である」と説く。
この理論から、カールス・フリード三世は「地球人こそが最も優秀で高潔な選ばれし人種である」と考えるようになり、過激な異星人排他主義へと走っていき、それが第一次宇宙大戦の引き金となる。
この思想は、カールス・フリード三世亡きあとも政府内で受け継がれていき、アーサーらを始め過激な異星人排他主義・地球至上主義者を生み出していった。
◾️宇宙オリンピック
ラニアケア超銀河団内で行われる大規模なスポーツ大会。それぞれの惑星の中で競い合って代表選手を決め、星系で競い合う「プラネットリーグ」、銀河で競い合う「ギャラクシーリーグ」、ラニアケア超銀河団内で競い合う「スペースリーグ」という順に上に上がっていく。
◾️プラズマガン
この世界の警察・兵士・諜報員などに標準装備で支給されている拳銃。バッテリー式でプラズマエネルギーをマガジンの部分にチャージして使用するため引き金を引くだけで弾を発射でき、旧世界の拳銃のようにリロードやスライドを引く必要がなく、省エネでコストパフォーマンスもよいため多くの者に好まれて使用されている。
中にはアクション映画の影響で、旧世界の男のロマンあるリロードと薬莢を体感したいがために、旧式の銃を愛用するガンマニアや兵士などもいる。
◾️プラズママシンガン
プラズマガンと同じく、バッテリー式でプラズマエネルギーをマガジンの部分にチャージして使用する。軍の兵士たちに白兵戦用の主要な武器として支給されている。
◾️EDEN'S GATE
第二次宇宙大戦以降、宇宙の各地で突如発生する時空の裂け目。人々はそれを裂け目の中から天使の聖歌の様なものが聞こえることから、「旧約聖書」の「エデンの園」に例えてそう呼ぶ。
◾️魔光牙
EDEN'S GATEから出現する謎の生命体。赤く不気味に光る目と鋭い牙や爪を持つ。姿や形大きさも様々で、意思疎通を取ることはできず破壊衝動のみで動く、神出鬼没の全宇宙の生命体の脅威である。
◾️ビッグ・アース
宇宙連邦政府内で兵士たちの戦意と政府への忠誠心を高めるための崇拝の対象として祭り上げられる存在。アーサーや宇宙連邦政府の上層部は、あくまでも支持を集めるための架空の偶像と割り切っている。
◾️超帝の間
ギャラクシア・ヴァース帝国の超帝、ヘレル・サタン・ルシファーが鎮座する大広間。左右の大きな燭台に火が灯り、中には常に侍女が控えており、ヘレルの顔は普段カーテンで隠れてシルエットだけが見えるようになっている。
◾️WiWi
ファッション雑誌。大人気モデルであるミア・沙羅・シュナイダーはよくこの雑誌で表紙を飾っており、華園明日美も載ったことがある。




