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血と知 2

あたたかい血


あたたかい血


なにいろの血?


あかいろ?


なにあかいろ?


ぺにいろ?


うめいろ?


さくらいろ?


あたたかい血はどんなあじ?


あまい?


にがい?


しょっぱい?


からい?


すっぱい?


その血はだれのもの?


おかあさん?


おとうさん?


あなたのたいせつなひと?


おともだち?


おにいさん?


おねえさん?


おじいさん?


おばあさん?


それとも







そう聞こえたような気がして、逃げるように私は瞼を開いた。

まだ部屋は暗くて、夜のままであった。

窓から涼しげな風が身体をさすって悪夢に怯える私をそっと慰めてもらっているような気がした。

口腔は砂漠のように乾ききっているというのに、足の裏や脇の下などの四肢からは大量の汗が漏れていてだらだらと不快感を仰ぐ。

なんだかふらふらして頭を抱えると、左約40度傾いた視界の中で窓から覗く桜の花と目が合った。


゛その血はだれのもの? おかあさん?おとうさん? それとも ゛













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