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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
目指すは再開、出会いは豪快
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再開

前回のあらすじ

初めて剣振ったけど割といける




俺は、リョウの仲間のエヴリーヌ、ディアナ、フェリクスに頼み込んで、リョウの家に行くことになった。

実際、運が良かったのか、神様のおかげかは神のみぞ知るってところだが、まあ、早々に目的を果たせそうなのはいいことだ。

てか、あいつこの1年くらいの間に家までゲットするとは、やはりゲームの知識が生かされてるとしか思えない。

そして、王都と呼ばれるところにつき、リョウの家に来たのだが、

で、でかい…

あいつ一体何をしたんだ?

どうやってこんなでかい屋敷を手に入れたんだ?

「ただいま戻ったぞー。リョウタロウーお前に客が来てるぞー。」

神様の話じゃ顔はさほど変わってないし、見た目でわかるだろうと言っていたが、どうだろうか。

今更ながら、10なん年一緒にいたのに少し緊張してきたな。

「客って、一体だ…れ…」

階段から黒髪の青年が降りてきた。

やや、記憶のリョウより、少し髪が長いが、わかる。

こいつだ。

「久しぶりだな、リョウ。」

するとリョウの顔に驚きの表情が浮かび、喜んだように見えた。

しかし、そのあとすぐにその顔は一変し、腰の剣で俺に襲いかかってきた。


え?


「危な!」

とっさに避け、まだ空いている扉から外に出て、俺も剣を抜く。

「おい!何すんだ!」

「何者だ?テメェ。」

「は!?お前、俺のこと忘れたのか?俺だよ!カザマ ショウ!」

「ああ、ショウのことは知ってる。だから聞いている。何者だ。」

「はあ!?」

「あいつはここに、正確にはこの世にいないはずだ。なのに今俺の目の前にはショウがいる。さて、答えてもらおうか、お前、一体誰の許しを得てその姿をしている?」

あーなるほど。

あいつは俺が転生したこと知らないんだ。

そりゃそうだよな。てことはあいつの中で俺はまだ現世にいるってことか。

なるほどなるほど納得


するか!ボケェェェ!


「バカ!本物だよ!俺も死んじまったの!強盗に撃たれてポックリと!」

「黙れ。」

リョウはその手に持った剣で斬りかかってくる。

なんとなくだが、動きは読める。

伊達に10年近くも一緒にいない。

俺も剣でその攻撃を防ぎ、鍔迫り合いになる。

「1年離れて、頭おかしくなったか?」

「俺はいったって正常だ!」

リョウは剣を巧みに使い、俺を崩す。

そのまま俺の頭に剣を突き刺しにくる。

避けれない。

こうなったら、なんとしても本物だと認めさせるしかないな!

「失せろ。」

「3階、204、5、6、7号室!」

「!」

その突き降ろされた剣は俺の頭の横スレスレを掠めて行って地面に突き刺さった。

「テメェ、何故それを?」

「本物だから。かな。」

「俺の部屋は?」

「205」

「3階なのに百の位が2の理由は。」

「1階の部屋の百の位が0だから。」

「俺の本棚の数は。」

「3つ。1つはラノベ、1つは推理物、1つはゲーム関連の雑誌類。推理物の棚の下から2段目の左から6つ目はカバーは普通だが、中身は高校の友達に一時的に隠すよう頼まれて預かっていたいかがわしいもの。」

「ショウの初恋の相手は。」

「中学1年の時にクラスが一緒だった出席番号13番の…って何言わせやがる!コラァ!」

俺に質問をするリョウの顔はいつしか笑っていた。

「ったく、驚かせやがって。」

と、リョウは片手を倒れた俺に差し出す。

「フン!心配させやがって!」

俺はその手を掴んで起こしてもらう。

そしてお互いの顔を再度認識すると

「「ブッ、アハハハハハ!」」

2人とも吹き出してしまった。

俺たちは再会の喜びに浸った。

「みんな、こいつと出掛けてくる。夕飯までには戻るよ。」

「それはいいが、リョウタロウも、ショウも、大丈夫なのか?」

「何、再会の挨拶みたいなものだ。気にするな。」

「そ、そうか。」

「んじゃ行くか、腹減ってないか?なんか食いながら話そうぜ。」

「お前の奢りならな。」

「しゃあねえな〜。」


それは突然だった。

軽く依頼をこなしにいったエヴたちが戻ると、ひとりの男を連れてきた。

そいつは現世で俺の親友の1人だった奴だった。

俺は驚き、喜んだ。

しかし、気づいてしまった。

彼はこの世界にはいないはずだ。だが、俺の目の前に彼はいる。

つまりは偽物。

つまりは彼に対する冒涜。

ならば殺すしかない。

そう考えた。

俺は迷わず刀を抜き、頭に一撃入れようとして、突きを入れた。

しかしそいつは避けた。

不意打ちだったにもかかわらず。

そして、確信した。その動き、口調、目を見て。

彼は本物だと。

彼は紛う事なき俺の知る 風間 翔 だと。

しかし、このまま襲うのも良いかもしれない。

案の定、ショウは自分が本物だと証明するために、俺の質問にどんどん答えた。

初恋の相手まで。

てかこいつの初恋の相手ってあの子だったんだ。初めて知った。

そして現在、俺たちはカフェに到着。

「いらっしゃいませ。ご注文は?」

「コーヒー2つ。」

「かしこまりました。」

「カフェオレとかないの?」

「テーブルの砂糖とミルクで作れ。ここは日本じゃないんだ。金持って電気のついた箱に入れてスイッチ押しては買えないんだ。」

「はいはい。」

「なんか食いたかったらメニューから頼め。味は保証するさ。」

「お前の家の飯とどっちがうまい?」

「さぁ、どっちでしょう?」

「成る程。わかった。晩飯のために我慢するとしよう。」

「で?何から話す?」

「話題がありすぎてどこから話せば良いやら。てか、ここで話す事ができるものからじゃなきゃな。」

「そうだな。細かいのは後で場所変えてからだな。」

「そうだな〜、まず、お前いつの間にあんな家を手に入れた?」

「国からの報酬だ。ドラゴン退治でちょいとな。」

「随分頑張ったな。」

「危うく死ぬ所だったがな。」

「ほほう?向こうの知識使っても?」

「原因としてはドラゴンの首は思いのほか伸びる。覚えておくと良い。何、後でじっくり話してやるよ。」

「そりゃ楽しみだな。で?あの仲間の数はどうした?美人ばっか揃えてさ。そういうの目指してんの?」

「…」

「わかったわかった。その「もう一度言ったら殺す」みたいな目をやめろ。」

「はぁ、ショウが来ると知ってたらほかにやりようがあったんだがな。」

「心配すんな。時間はたっぷりある。」

「そうだな。」


そう、話す時間はたっぷりある。






次回、人目を避けたいなら城壁の上に行くと良い



風邪つらい。

う、動けん。

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