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ゲー4(元)  作者: 鬼雨
ジャパニーズソウルは異世界受けする。
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鍛治屋

前回のあらすじ

性格ブス



やあ、みんな、イバラ リョウタロウこと、私だ。

昨日ははしたないところを見せてしまったな。ま、あれが本性なんだけど。

クヌート家は文字通り潰れた。

家は売り払われ、資産は没収、人は豚箱入り。といっても使用人は無関係とされ、釈放。

「当人たちは出ては来れないだろう」

とフベルトが言ってた。

あの帳簿はルッツの書斎の本棚の裏にあった。

なんで気がついたかって?床に本棚引きずった跡があったからさ。

本人は寝室にいたから余裕だったね。重かったけど。おかげで本を一回全部出さなきゃいけなかったじゃないか。音たたないようにするの大変だったんだ。

んで、今はお昼ごろ。

小鹿亭で休憩中。

俺の理想では、この場には、俺と、フェリクス、ロボルだけのはずだった。

だが違った。

そこには、王城に残るはずのエヴと、俺に愛想つかして里に帰るはずのディアナもいる。

もうあきらめたほうがいいのかな。

そんなことを考えながら、ロボルの親の牙を眺める。

どうにかして、こいつを武器にしたい。でも、そこらの鍛冶屋じゃいやなんだよなぁ。こいつは職人に使わせたい。あいつの思いも入ってるし。

「リョウタロウ、さっきから何を悩んでるんだ?」

ん?お前の消し方…もあるけど。

「ああ。これを武器にしたいんだが、そんじょそこらのやつにはやらせたくなくてね。」

「ならドワーフはどうだ?」

「ドワーフ?」

「王都の西に彼らの村があるんだ。鍛冶と酒と言ったら彼らだろう。」

へー。いるんだ。ドワーフ。それならドワーフに頼むのがいいかもな。ゲームでも鍛冶と言ったらドワーフだし。

「どうする?行くか?」

「行きたいのは山々だが、距離は?」

「リザードマンの里よりは近いぞ。一泊二日でつく。」

「てことは野営道具必須かぁ。いつかは買わなきゃとは思ってたけどさ…」

「それなら私に任せてください。」

「あれ?ディアナ、パーティ抜けるんじゃ…」

「だから、許してくださいよぉ…。」

「で?任せろとは?」

「ふっふっふ。エルフを舐めないでくださいよ?だてに森で暮らしてないですからね。野営の一つや二つ、朝飯前です!」

「ふーん。フェリクスはどうする?」

「俺も自分の里とこの王都しか見てないからな。興味がある。」

「…じゃあ、いくか?明日から。」

「「「おお!」」」

「じゃあディアナ、エヴ、買い出し頼むわ。」

「「もしかして、まだ怒ってる?」」

「さあ、どうだろうね~。」

決まってんだろ、コノヤロー。




翌日、俺たちは王都を発った。

道中は特に戦闘もなく、もはやピクニック気分だ。

夜は交代で見張り、のはずが敵がくると必ずロボルが起きて駆除するのな。もう見張りも要らなくなったか。

なんでもドワーフの村は川が三つ通っていて、水車を動力とし、酒造りだったり鍛治に使ったりしてるらしい。王都に出回っている酒の大半もそこで作られてるとか。

途中で大きめの蛇と遭遇。そして駆除。もう手慣れたもんだ。


そしてお昼頃到着。

村というよりは街に近いな。結構栄えてる。まあ産業が産業だからな。おかしくないか。

一応ここにもギルドの支店がある。といっても見渡す限りドワーフだらけ。

ドワーフというのは背が低く、それでいて力持ち。これは男性も女性も同じ。男性は髭があるほうがかっこいいらしい。女性はぱっと見年齢が判別しかねる。なんとなくでわかるのだが、大半の見た目が子供。一部の人間には受けが良さそう。俺は違うけど。

着いたら、まず宿を探す。

ギルドに行って、情報を少し集める。

宿はドルーフという宿で、なんでもドワーフと屋根という意味のルーフをかけたらしい。ここでも屋根はルーフなのか…

とりあえずは宿で休憩した後は各自散開。俺とロボルは鍛冶屋探し。女子2人は観光。フェリクスは武器を見に行くらしい。


鍛冶屋を探すために、もう一度ギルドへ。

でも鍛治屋は多くあるそうで、そこまで収穫はなかった。

ということで、街の鍛冶屋を片っ端から当たる。

基準としては俺のナイフ並、またはそれ以上のものを作れるところがいいな〜。


いくつかあったが、なんか気に入らない。

なんというか、作風が合わない感じ。んーどっかいいところないかなぁ〜。

そうだ。いっそロボルに決めさせよう。素材はこいつの親のだしな。

「なぁロボル、お前の親の牙を預けるに値する鍛冶屋を探してくれ。そこにする。」

「ワン!」

ということで、探索再開。


1時間ほど周って、ロボルが一つの鍛冶屋にくいついた。

「ここがいいのか?」

「ワン!」

「わかった。お前の勘を信じよう。」


「ごめんください〜。」

「はーい。」

そう言って出てくるのはロリッ娘。惑わされるな。ここじゃ見た目と歳はなんの因果関係も持ってないのだから。

「あの、武器を作ってもらいたいのですが。」

「わかりました。今師匠を読んできますね。」

そう言ってロリッ娘は裏へ行った。あいつが作ってるわけじゃないのか。

「待たせてしまって申し訳ない。」

そう言って出てきたのは高齢のドワーフ。だが、俺でもわかる。この人はかなりの腕を持ってる。おじいちゃんっていうよりは翁って感じ。歳をとってるけど、その実力は確かってオーラが出てる。

「この牙を使って剣を一本作ってほしい。長さや見た目は出来ればこちらの要望通りがいいんだが、可能か?」

「どれどれ…ほぉ、これは立派な牙じゃ。ここまでの素材はそうお目にかかれる物ではない。」

「そんなにすごい牙なの?師匠。」

「あぁ。綺麗な牙じゃが、これはかなりの戦を生き抜いたものじゃ。素材として売れば、どれほどの値がつくか。失礼ながらこの牙はどこで。」

「こいつの親のでな。死に際に残していったんだ。」

「ほぉ、その子の親とな。さぞ立派な狼だったのじゃろう。しかし、申し訳ないが、儂には作れん。」

「どうして?」

「もう歳でな。今はこの子を育ててるんじゃ。」

「困ったなぁ。実はその牙を預ける鍛冶屋を探していて、こいつがここがいいということで立ち寄ったんだが。」

「むぅ。しかし、儂はもう…そうじゃ、こいつに作らせてはくれないかの?」

「え!?私ですか!?」

「理由をお聞かせ願いたい。」

「儂はこいつを育てて長く経つ。だからこいつの力は1番よく知っとる。それの上で提案した。きっと今の儂が作るよりも、この子が作った方が良い剣になるじゃろうて。」

「でも、私はまだまだ…」

「なにをいっとるじゃ。儂に弟子入りしてからもう五年じゃろ。教えれることは全て教えた。旅人さんや。どうかこいつに作らせてはくれんかの?嫌なら他のところにいっても構わん。」

「…少し、待ってくれるか?」

「もちろん。」

そう言って、ロボルと扉の前で話し合う。

「ロボル、お前はどう思う?」

ロボルも悩んでるようだ。他を当たるか、それとも自分の勘で選びぬいたここで、さっきの子に作らせるか。ロボルは牙を見つめて考えてる。まるで、あいつと話してるかのように。

そしてロボルは結論を出した。


「ワン!」

「わかった。」


そして俺たちはまたさっきの鍛治屋に入るのだった。








ネタは尽きないけど、体が…

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